そばつゆのおすすめレシピ3品をご紹介します。
3品とも、市販のめんつゆを使って簡単に作れます。
1品めは、ミシュランガイドで1つ星を獲得した人気蕎麦店「玉笑」の店主、浦川雅弘さんが考案した、きのことねぎをたっぷり使った、本格そばつゆ。
2品めは、そば料理研究家の片山虎之介さんが考案した、自宅にあるものだけで手軽に作れる、ごまだれ風そばつゆ。
3品めは、そばの専門家、工学院大学先進工学部教授の山田昌治さんが考案した、市販のめんつゆを風味アップさせたそばつゆです。
(一部情報元:NHK「あさイチ」2018年10月9日放映、テレビ朝日「林修の今でしょ!講座」2016年3月15日放映)
人気蕎麦店の本格そばつゆ
まずご紹介するのは、ミシュランガイドで1つ星を獲得した人気蕎麦店「玉笑」の店主、浦川雅弘さんが考案した、そばつゆの本格レシピです。
市販のめんつゆを使った、家庭向けのアレンジレシピになっています。
本しめじ | 1パック |
舞茸 | 1パック |
長ねぎ | 1本 |
なす | 1本 |
油揚げ | 1枚 |
めんつゆ※ | 800ml程度 |
三つ葉 | 4本 |
油 | 適量 |
※市販のめんつゆを水で薄めて好みの濃度にしたもの。
- なすは8ミリの輪切り(もしくは半月切り)にし、長ねぎは8ミリの斜め切りにする。
油揚げは1センチの短冊切りにし、本しめじと舞茸は、石づきを取って食べやすい大きさにほぐす。
三つ葉は適当な大きさに刻む。 - 鍋に油を引き、なすを軽く炒める。
なすに少し火が通ったら、具材すべてとめんつゆを加える。ひと煮立ちさせて、具材にさっと火を通す。 - 2を器に盛り、三つ葉を散らし、蕎麦(分量外)を添えたらできあがり。
写真をもとにレシピを説明します。
【工程1】
最初に、なす(1本)を8ミリの輪切り(もしくは半月切り)にし、長ねぎ(1本)を8ミリの斜め切りにし、油揚げ(1枚)を1センチの短冊切りにします。
そして本しめじ(1パック)と舞茸(1パック)の石づきを取って食べやすい大きさにほぐし、三つ葉を適当な大きさに刻みます。
※写真はすべてレシピの半量で調理していますが、説明はレシピ通りの分量でします。
【工程2】
次に鍋に油(適量)を引き、なすを軽く炒めます。
なすはこの段階で中まで火を通さなくて良く、焼き目を付ける必要もありません。
さっと表面を焼く程度で良いようです。
なすに少し火が通ったら、具材すべて(本しめじ・舞茸・長ねぎ・なす・油揚げ)とめんつゆ(800ml程度)を加えます。
めんつゆ(800ml程度)は、市販のめんつゆを好みの濃度に薄めて使います。
めんつゆのボトルに記載された「かけつゆ」や「つけつゆ」の濃度を参考にしながら、お好みの濃さにするといいですよ。
そしてひと煮立ちさせて、具材にさっと火を通します。
ねぎときのこのダシをいかすと、ワンランク上のそばつゆが作れます。
浦川さんによると、このそばつゆを美味しく仕上げるポイントは、ねぎときのこ類にあります。
ねぎときのこから出るダシをいかすと、美味しいそばつゆができるそうです。
【工程3】
最後にそばつゆを器に盛り、三つ葉を散らし、蕎麦(分量外)を添えたら完成です。
このそばつゆは、超具だくさんで食べ応えがあります。
深い旨味が感じられて、とても美味しいです。
ごまだれ風そばつゆ
次にご紹介するのは、そば料理研究家の片山虎之介さんが考案した、ごまだれ風そばつゆのレシピです。
めんつゆ※ | 70ml |
すりゴマ | 10g |
マヨネーズ | 3g(小さじ1程度) |
※市販のめんつゆを水で薄めて好みの濃度にしたもの。
- すりゴマとマヨネーズをよく混ぜる。
- 1にめんつゆを加え、よく混ぜたらできあがり。
写真をもとにレシピを説明します。
【工程1】
まずすりゴマ(10g)とマヨネーズ(3g)をよく混ぜます。
すりゴマとマヨネーズをあらかじめしっかり混ぜると、油分と水分が分離しにくくなります。
【工程2】
最後にめんつゆ(70ml)を加え、よく混ぜたら完成です。
ここで使用するめんつゆも、市販のめんつゆを好みの濃度に薄めたものを使います。
ほのかな酸味と優しいコクが印象的な、さっぱりとしたごまだれができます。
マヨネーズを使っていることはまったく分かりません。
身近な食材だけで手軽に作れていいですよ。
市販のめんつゆを風味アップ
最後にご紹介するのは、そばの専門家、工学院大学先進工学部教授の山田昌治さんが考案した、市販のめんつゆの超簡単アレンジレシピです。
めんつゆ※ | 1人分 |
昆布 | 3×6センチ1枚 |
※市販のめんつゆを水で薄めて好みの濃度にしたもの。
- めんつゆに昆布を浸し、冷蔵庫で一晩寝かせたらできあがり。
市販のめんつゆに昆布を加えると、いつものめんつゆが名店のそばつゆに近づくと山田さんはおっしゃいます。
このそばつゆは、出来上がるまでに少し時間がかかりますが、昆布の旨味をめんつゆにゆっくり溶けこませるので、風味がグッと良くなりますよ。