卵のカラザ(からざ)について解説します。
カラザとは、卵の黄身の脇にある白い紐状の部分のことで、白身の一部です。
黄身の上下2ヵ所についていて、黄身が殻の中でぐるぐると回転してしまうのを防ぐ役割があります。
このカラザは、見た目がちょっと気持ち悪いので、体に悪いのでは?と思う方もいらっしゃいます。
でも実は、まったくの逆。
カラザには、健康を維持するために役立つ栄養が豊富に含まれています。
カラザに含まれる栄養
カラザの主成分はタンパク質です。
さらに、「シアル酸」という大事な成分も含まれています。
このシアル酸は時々テレビなどでも話題になる成分で、抗がん作用や、インフルエンザウイルスの増殖を抑える効果があると言われています。
- 抗がん作用
- インフルエンザウイルスの増殖を抑える
ですから、栄養面から言えば、カラザは、取らずにそのまま料理に使う方がおすすめです。
わざわざ取り除いてしまうのは、すごくもったいないです。
カラザを取る理由
- だし巻き卵
- 卵かけご飯
ただ一方で、カラザを取った方が良い場合も、ないわけではありません。
カラザは、味はほぼ白身と一緒ですが、作る料理によっては食感がやや残ることがあります。
そのため、カスタードクリームやだし巻き卵のようなデリケードなお料理を作る時には、取り除いて使う方が繊細な食感に仕上がります。
また、卵かけご飯など、卵を生のまま使う場合で、見た目を少しでも良くしたいという時には、カラザを取り除くのもアリです。
卵のカラザの取り方
カラザの取り方は、冒頭の動画を参考にしてください。
基本的には、カラザは箸で取り除きます。
- 箸で掴む
- すくい上げる
- ① 卵を容器に割り入れ、箸でカラザをつかみます。
- ② そのままスッとすくい上げれば、お終いです。
箸で取るのが難しい場合は、スプーンを使ってもいいです。
- スプーンで掴む
- すくい上げる
- ① スプーン2本でカラザをつかみます。
- ② スプーン2本でカラザを卵から切り離し、そのまますくい上げたらお終いです。
慣れると結構簡単です。
ただ、先ほどもお伝えしたとおり、カラザには栄養が豊富に含まれているので、無理して取り除く必要はないですよ。
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