漬物ステーキのレシピをご紹介します。
漬物ステーキとは、白菜漬けを炒めて卵でとじたお料理のことです。
岐阜の飛騨高山の郷土料理として有名で、白菜の漬物のアレンジレシピとして高い人気を誇ります。
漬物を炒めることで味がマイルドになって食べやすくなるため、しょっぱい白菜漬けや酸っぱい白菜漬けのリメイク料理としても便利です。
美味しく作るコツは、白菜漬けとごま油を少し多めに使ったうえで、白菜漬けにこんがりと焦げ目が付くまで炒めることです。
また、仕上げに海苔と鰹節をかけるのも大切なポイントです。
記事の後半では、本場・飛騨高山で食べられている漬物ステーキについても解説しますので、ぜひ参考にしてください。
材料
白菜漬け | 180g |
卵 | 2個 |
ごま油 | 大さじ1 |
顆粒だしの素 | 小さじ1/3 |
鰹節 | 適量 |
刻み海苔 | 適量 |
作り方
まず、白菜漬け(180g)を2センチ幅に切り、卵(2個)を溶きます。
白菜漬けについて
市販の白菜漬けや塩気が少ない手作りの白菜漬けの場合は、水気を軽く切るだけでそのまま使えます。
塩気がしっかり効いている白菜漬けの場合は、水に軽くさらして塩抜きをして、水気を切ってから使うといいです。
なお、当サイトおすすめの「白菜漬けの作り方」であれば、市販品と同程度の塩気に仕上がるので、そのまま使うことができます。
次に、フライパンにごま油(大さじ1)と白菜漬けを入れ、中火で3分ほど炒めて、少し焦げ目を付けます。
そして、火を弱め、顆粒だしの素(小さじ1/3)で味付けします。
焦げ目を付けて美味しく
漬物ステーキを美味しく作るコツは、少し多めのごま油を使ったうえで、白菜漬けに少し焼き目を付けて香ばしさをプラスすることです。
続いて、溶き卵を回し入れ、卵液が溜まった部分を軽く混ぜ、少しゆるめの半熟状に固めます。
ゆるめの半熟にする
漬物ステーキは、加熱したフライパン(鉄板)のまま食卓に出すのが定番です。
食べるまでの間にフライパンの余熱で卵に少し火が入るので、ややゆるめの半熟くらいでコンロから下ろすのがおすすめです。
そうすると、ちょうど半熟くらいで食べることができます。
鍋敷きを敷いてフライパンごと食卓に出し、鰹節(適量)をふりかけ、刻み海苔(適量)を添えたら完成です。
鰹節と刻み海苔を加えると、風味がぐっとアップするうえに、お料理全体の味がよく馴染みます。
白菜漬けの深みのある旨味とともに、とても美味しくいただけますよ。
岐阜県 飛騨高山の漬物ステーキ
ここからは、飛騨高山地方の人気店の「漬物ステーキ」を写真とともにご紹介します。
飛騨高山は、白菜ステーキの本場なだけあって、様々なお店で漬物ステーキを楽しむことができます。
白菜漬けをごま油とバターで炒めているようで、基本的には、定番のシンプルな味付けとなっています。
トッピングは、海苔と鰹節に加え、がりも添えられているのが特徴です。
「飛騨の味 酒菜」の漬物ステーキ
@飛騨高山
女将によると、バターは一切使わずに、油(おそらくゴマ油)だけで炒めているそうです。
卵が半熟に固まったところを、白菜漬けと混ぜながらいただきます。
漬物ステーキの歴史を紐解くと、もともとは、寒い冬に凍ってしまった漬物を温めて食べたのが発祥だそうです。
昔は、鉄板ではなく、朴葉味噌にも使われる朴葉の枯れ葉を使って焼くこともあったようですよ。
「郷土料理 京や」の漬物ステーキ
@飛騨高山
飛騨高山は岐阜県きっての観光地ということもあり、漬物ステーキは土産物としても人気があります。
袋の中には、漬物とタレが入っています。
白菜漬けの他に、飛騨の名産「赤かぶら漬け」も使われており、タレは、醤油味と味噌味の2種類があります。
「お土産屋 三川屋本店」の漬物ステーキ
@飛騨高山
以上、漬物ステーキについてお伝えしました。
漬物ステーキは、白菜漬けを炒めて溶き卵を絡めただけのシンプルなお料理ですが、漬物を多めに使って作ると、味に深みが増して、とても美味しくいただけます。
簡単に作れるので、白菜の漬物のアレンジレシピとしておすすめですよ。
ところで当サイトでは、岐阜の郷土料理について、別記事で詳しく解説しています。
次の記事もあわせて参考にしてください。
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