えびの煮物(えびのうま煮)のレシピ|色よく上品に仕上がる基本の作り方

えびの煮物(えびのうま煮)
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えびの煮物(えびのうま煮)を、失敗しにくく上品に仕上げる基本レシピです。
だしをベースにしたやさしい味わいで、えび本来の香りと色味が引き立ちます。
特別な日の食卓にはもちろん、おせちにも使える定番の一品です。
下処理や火加減も丁寧に整理しているので、家庭でも作りやすく、きれいに仕上がります。


材料

4人分:調理時間20分
有頭えび(車えびなど) 8尾
だし 300ml
大さじ3
みりん 大さじ2
砂糖 大さじ1
醤油 大さじ1と1/2
  • かつお昆布だしや、和風顆粒だし(小さじ1/2)と水(300ml)など

えびの煮物のレシピ・作り方

下処理をしておく

有頭えびの背わたを取る
有頭えびのひげを根元から切り落とす
  1. ① 有頭えび(8尾)は、背ワタを竹串などで取り除き、ヒゲを根元から切り落とします。(動画参照)
    足は基本的に切らず、途中で切れたり飛び出したりしている場合のみ、仕上がりがきれいになるよう整えます。
活きたえびが手元にある場合は、氷水に10分ほど浸して動きを落ち着かせると、作業しやすいです。


えびを洗って水気をふく

有頭えびをさっと洗う
有頭えびの水気を拭き取る
  1. ② 流水でさっと洗い、キッチンペーパーで水気を丁寧にふき取ります。

煮汁で煮る

温まっただしに有頭えびを加える
有頭えびの色が赤く変わったらひっくり返す
  1. ③ 鍋(内径18〜20センチ推奨)にだし(300ml)・酒(大さじ3)・みりん(大さじ2)・砂糖(大さじ1)を入れて中火にかけ、煮立ったらえびを並べ入れます。
    えびの色が変わったら(鍋底に触れている面が赤くなったら)、上下を返します。
えびは鍋底に触れている面から先に色が変わります。
下側が赤くなったタイミングで返すと、火が入りすぎず、色よくふっくら仕上がります。
補足:だしの種類について


醤油を加えて仕上げの煮込み

醤油を加えて有頭えびを煮る
落しぶたをして弱火にして有頭えびを煮る
  1. ④ 醤油(大さじ1と1/2)を加えて落としぶたをして、弱火で4〜5分ほど煮て火を通します。
えびは火を入れすぎると身が締まりやすいため、煮立たせない弱火で静かに火を通すのが理想です。

火を止めて味を含ませたら完成!

煮上がったえびの煮物

  1. ⑤ 火を止め、落としぶたをかぶせたまま30分〜1時間ほど置いて冷まし、味を含ませます。
  2. ⑥ お好みで食べる直前に温め直し、煮汁を少しかけて盛り付けます。
    おせちとして盛り付ける場合は、冷ましたまま煮汁を切り、殻付きのまま背を上にして並べると、見た目も味わいもすっきりと整います。
えびの煮物は、煮ている時間よりも、火を止めて冷ます工程で味がなじみます。
落としぶたをしたまましっかり冷ますことで、煮汁が均一に回り、おせちはもちろん、普段の食卓にもなじむ上品な味わいになります。

手順はシンプルですが、下処理と火加減を意識するだけで、えびの持ち味をしっかり生かした煮物になります。
特別な日のおもてなしにはもちろん、普段の食卓にもなじむ味わいなので、ぜひ気負わず作ってみてください。

よくある質問(FAQ)

えびの煮物の保存方法と日持ちは?作り置きは可能?

はい、作り置き可能です。
冷蔵庫で保存する場合は、粗熱が取れたら煮汁ごと密閉容器に入れて、2〜3日を目安に食べきるようにしてください。
保存中は殻付きのままにすることで、身の乾燥や味抜けを防げます。
再加熱する際は煮汁を少しかけ、電子レンジや鍋で軽く温め直すと、風味を損なわずにおいしくいただけます。

えびの煮物には、どのようなえびを使うのがおすすめですか?

有頭のクルマエビ、またはブラックタイガーがおすすめです。
クルマエビは香りがよく、味わいが上品で、おせち向きの仕上がりになります。
一方、ブラックタイガーは身が締まりやすく、火を入れても形が崩れにくいため、安定して作りやすいのが特徴です。
どちらも殻付きで使うと、風味と見た目がきれいに仕上がります。

えびの煮物にはどのようなだしが合いますか?

えびの煮物には、かつおと昆布の合わせだしがよく合い、えびの風味を引き立てる上品な仕上がりになります。
昆布だしを使うとえびの甘みが際立ち、やさしく澄んだ味わいになります。
和風顆粒だしでも作ることができ、安定した旨みが出るため、手軽においしく仕上げたい場合に向いています。

だしの種類によって味の方向性は変わりますが、どれもえびの煮物に合い、好みや用途に合わせて選べるのがこのレシピの特徴です。

おせち以外での活用方法はありますか?

おせち以外にも、普段の副菜やお弁当のおかずとしても重宝します。
冷めてもおいしく、見た目も華やかなため、行楽弁当や持ち寄りパーティーの一品にもおすすめです。
お弁当に入れる場合は、完全に冷ましてから煮汁をよく切り、殻付きのまま詰めると汁が出にくくなります。
煮汁にうまみが残るので、残った汁をご飯にかけたり、卵焼きの調味に使ったりと、アレンジも可能です。

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