栗きんとんのレシピをご紹介します。
栗きんとんは、お正月の食卓を彩る定番料理で、黄金色の見た目と奥深い甘さが魅力です。
その色合いから、金運を招く縁起物としても親しまれています。
このレシピでは、さつまいもと栗の自然な風味を生かし、上品で一体感のある味わいに仕上げました。
手作りならではの優しい甘さが特徴で、初心者でも失敗しない簡単レシピです。
おせち料理はもちろん、普段使いのスイーツとしてもおすすめです。
材料
さつまいも | 300g |
栗の甘露煮 | 8個 |
くちなし | 1個 |
砂糖 | 50g |
塩 | 小さじ1/8 |
みりん | 大さじ1 |
栗の甘露煮のシロップ | 大さじ3 |
さつまいもの茹で汁 | 大さじ2 |
レシピ・作り方
- ① さつまいも(300g)を2センチ幅の輪切りにして、皮をむきやすくします。
厚めに皮をむいてから、さらに、半分の厚さの1センチに切ります。 - ② たっぷりの水に10分ほどさらして、アク抜きをします。
さつまいもから出たでんぷんを洗い流し、ザルに上げて水気を切ります。
- ③ くちなし(1個)をキッチンペーパーで挟んでまな板の上に置き、布巾をかぶせます。
すりこぎなどで軽く叩いて細かく割り、お茶パックで包みます。
- ④ さつまいもとくちなしを鍋に入れ、かぶるくらいの水を加えて火にかけます。
沸騰したら火を弱め、竹串がすっと通るくらい十分に柔らかくなるまで、5分ほど茹でます。
- ⑤ くちなしを取り出し、さつまいもをザルに上げます。
さつまいもの茹で汁は取り置きます。
- ⑥ さつまいもを冷めないうちにきれいに裏ごしするか、時短したい場合はフードプロセッサーを使います。
裏ごしは、温かいうちに行うと柔らかいので扱いやすく、効率よく作業が進みます。
冷めると固くなり、裏ごしに時間がかかるため、茹でたてのうちに行うのがおすすめです。
- ⑦ さつまいもを鍋に入れ、砂糖(50g)・塩(小さじ1/8)・みりん(大さじ1)・栗の甘露煮のシロップ(大さじ3)・さつまいもの茹で汁(大さじ2)を加え、火にかけます。
鍋が温まったら弱火にして、砂糖が溶けて、さつまいもにつやが出てぽってりとするまで練ります。
- ⑧ 栗(8個)を加え、栗の中まで十分に温めて一体感を出し、火を止めます。
- ⑨ 保存容器に移し、乾燥しないようにラップをピッタリと密着させて、粗熱を取ります。
フタをかぶせて冷蔵保存します。
日持ちは3〜4日ですが、風味を保つため、なるべく早めにお召し上がりください。
さつまいものしっとりとなめらかな食感と、栗のホクホク感が絶妙にマッチした栗きんとんです。
素材の味をいかした自然な甘みが魅力で、シンプルながら贅沢な味わいを楽しめます。
お正月や特別な日のお供に、ぜひ手作りの美味しさをお試しください。
レシピの補足説明
くちなしを加えるメリット
くちなしは、栗きんとんの鮮やかな黄色を出すために使います。
無くても作れますが、美しい色合いと、ほんのりとした自然な甘い香りが、お正月の特別感を演出してくれるのでおすすめです。
くちなしの取り扱いのコツ
- キッチンペーパーで挟むと色移りを防げます。
- 布巾をかぶせて叩くと、くちなしが飛び散らないので後片付けが簡単です。
- 細かく砕くと色が出やすいです。
- 砕いたくちなしをお茶パックで包むと、さつまいもに破片が混ざる心配がなく、仕上がりが美しくなります。
みりんと栗のシロップを加える理由
栗きんとんを作る際には、みりんと栗の甘露煮のシロップとさつまいもの茹で汁を加えるのがおすすめです。
みりんを使うことで、砂糖だけでは出せない深いコクと風味が加わります。
シロップを使うことで、栗の風味がさつまいも全体にしっかり馴染み、一体感のある味わいになります。
また、さつまいもの茹で汁を適度に加えることで、優しい甘みを感じやすくなります。
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