赤飯のレシピ・作り方。炊飯器を使った炊き方。

赤飯

レシピ動画

炊飯器で手軽に!お赤飯

お赤飯のレシピをご紹介します。
炊飯器を使った赤飯の簡単な炊き方です。

炊飯器をつかう最大のメリットは、やはり手軽さです。
炊飯器をつかうと、豆の茹で汁にもち米を浸しておく必要がありません。
茹で汁と一緒に炊くだけで色良く仕上がるので、思い立ったときにすぐに作れます。

お赤飯といえば蒸し器を使うのが昔ながらの定番で、炊飯器で炊くと柔らかくなりがちですが、水加減などに注意すると、炊飯器でもおこわらしく美味しく仕上がります。

もち米の量を選択

このレシピは、使用するもち米の量を選べるようになっています。
分量が変わっても、作り方はまったく同じです。

材料

調理時間40分/炊飯を除く
もち米 2合
ささげ(又は小豆) 40g
小さじ2/3
500ml
黒ごま・塩 好みで適量

レシピ・作り方

ささげを洗う
きれいに洗う
ささげの水気を切る
ザルに上げる
  1. ① ささげ(又は小豆)をきれいに洗い、ザルに上げて水気を切ります。

補足:ささげと小豆の違い


ささげを鍋に入れる
豆を鍋に入れる
ささげを火にかける
火にかける
  1. ② ささげを鍋に入れて水を加え、火にかけます。
    水の量は、もち米2合を炊く場合は500ml、3合を炊く場合は600mlです。

ささげを茹でる
茹でる
ささげを指でつぶせるくらいの少し硬めに茹でる
硬さの目安
  1. ③ 沸騰したら弱めの中火にして、15〜20分ほどかけて、指でつぶせるくらいの少し硬めに茹でます。

補足:アク抜き不要少し硬めに茹でる


茹でたささげをボールに移す
ボールに移す
ささげを空気に触れさせたうえで冷ます
冷ます
  1. ④ 茹で上がったささげを茹で汁ごとボールに移し、茹で汁をお玉で何回かすくって落として空気に触れさせたうえで、20〜30分ほど置いて冷まします。

補足:茹で汁を空気に触れさせる理由


ささげをザルに上げる
ザルに上げる
茹で汁とささげを分ける
汁と豆を分ける
  1. ⑤ 冷ましたささげをザルに上げ、茹で汁と豆を分けます。

もち米を研ぐ
米を研ぐ
研いだもち米をザルに上げる
水気を切る
  1. もち米を研ぎ、ザルに上げて水気を切ります。

補足:米を浸水させない


もち米にささげの茹で汁を加える
茹で汁を加える
もち米に水を注ぐ
水を注ぐ
  1. ⑦ もち米を炊飯器の内釜に入れて、ささげの茹で汁を加え、「おこわの目盛り」まで水を注ぎます。

もち米2合を炊く場合は、2合の「おこわの目盛り」まで水を注ぎます。
3合の場合は、3合の「おこわの目盛り」まで注ぎます。

補足:おこわの目盛りがない場合


もち米に塩を加える
塩を加える
もち米にささげを加える
豆を広げる
  1. ⑧ 塩を加え、ささげを広げて、「おこわモード」で炊きます。
    「おこわモード」がない場合は、普通の「白米モード」で炊きます。

炊きあがった赤飯
炊きあがり
赤飯をしゃもじで混ぜる
さっくり混ぜる
  1. ⑨ 炊き上がったお赤飯を、しゃもじでさっくりと混ぜたら完成です。

赤飯

お好みで、黒ごまや塩を軽く振っていただきます。

豆の味がしっかりと感じられる、風味豊かなお赤飯。
油断するとついつい食べすぎてしまう美味しさです。

蒸し器とくらべると調理時間は炊飯器のほうが断然短いので、忙しいときには、今回のように炊飯器で作るのがおすすめです。

レシピの補足説明

地方によるお赤飯の違い

お赤飯にささげと小豆のどちらを使うかは地方によりますが、私(やまでら)が暮らしている関東地方では、ささげを使うことが多いです。
小豆は腹割れ(煮崩れ)しやすいので使いにくく、また、「腹割れ」が縁起が悪いと言われているためです。

ささげと小豆の違い

お赤飯はささげでも小豆でも作れますが、ささげを使って作るのがおすすめです。
ささげの方が、豆の形がキレイに残りやすいうえに、赤色も濃く出やすく、また風味もしっかりしているように感じます。

ささげと小豆は国産がおすすめ

ささげや小豆は、ぜひ国産のものを選んでください。
廉価な輸入品もありますが、私の経験では、輸入品は赤い色が付きにくいうえに煮崩れしやすいです。
なお、国産と輸入品は、乾燥状態の見た目でもある程度判断できます。
下の画像は国産と輸入品のささげを比較したものですが、色が淡いものは、輸入品である場合が多いです。

国産のささげと輸入のささげの見た目の違い

豆のアク抜きは不要

豆を茹でる前に一度茹でこぼしてアク抜きするレシピもあります。
ただ、私は、マクロビオティックを学んだことがきっかけで、茹でこぼすのを止めてしまいました。
茹でこぼさない方が、むしろ味が濃く感じられて美味しいと思っています。

豆を少し硬めに茹でる

ささげ(又は小豆)は、茹でた後にお米と一緒に炊くので、中まで火を通しつつも、少し硬めに茹で上げます。

茹で汁を空気に触れさせる理由

ささげ(又は小豆)の茹で汁に空気を含ませると、発色が鮮やかになります。

もち米を浸水させない

研いだ後に、もち米を浸水させる必要はありません。
もち米は吸水性が高く、浸水させずに炊く方が、おこわらしさが出ます。

おこわの目盛りがない場合

炊飯器でお赤飯を炊く際には、通常の水加減よりも控えめにします。
水加減の目安は、「おこわの目盛り」までです。

おこわ用の目盛りがない場合は、ささげの茹で汁と水を合わせたものを、もち米2合なら300ml、3合なら450ml加えると、おこわらしい食感に仕上がります。
すこし柔らかめの食感がお好みの場合は、2合なら300〜360ml、3合なら450〜540mlの間で調整してみてください。

お赤飯を食べる日

お赤飯は、おめでたい時はもちろんのこと、お彼岸にもよく食べられてきました。
「入りぼた餅、明け団子、中の中日小豆飯(お赤飯のこと)」といって、お彼岸のちょうど真ん中の日に食べられてきました。

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