赤飯のレシピ・作り方。炊飯器を使った炊き方。

投稿日:2023年3月11日 更新日:

赤飯

レシピ動画

炊飯器で手軽に!お赤飯

お赤飯のレシピをご紹介します。
炊飯器を使った赤飯の簡単な炊き方です。

炊飯器をつかう最大のメリットは、やはり手軽さです。
炊飯器をつかうと、豆の茹で汁にもち米を浸しておく必要がありません。
茹で汁と一緒に炊くだけで色良く仕上がるので、思い立ったときにすぐに作れます。

お赤飯といえば蒸し器を使うのが昔ながらの定番で、炊飯器で炊くと柔らかくなりがちですが、水加減などに注意すると、炊飯器でもおこわらしく美味しく仕上がります。

もち米の量を選択

このレシピは、使用するもち米の量を選べるようになっています。
分量が変わっても、作り方はまったく同じです。

材料

調理時間40分/炊飯を除く
もち米 2合
ささげ又は小豆 40g
小さじ2/3
500ml
黒ごま・塩 好みで適量

作り方

ささげを洗う
ささげの水気を切る
  1. ① ささげ又は小豆(40g)をきれいに洗い、ザルに上げて水気を切ります。

ささげと小豆の違い

お赤飯はささげでも小豆でも作れますが、ささげを使って作るのがおすすめです。
ささげの方が、豆の形がキレイに残りやすいうえに、赤色も濃く出やすく、また風味もしっかりしているように感じます。

なお、いずれの豆を使う場合でも、ぜひ国産品を選んでください。
私の経験では、輸入ものを使うと、色や味が淡くなることが多いです。


ささげを鍋に入れる
ささげを火にかける
  1. ② ささげを鍋に入れて水(500ml)を加え、火にかけます。

ささげを茹でる
ささげを指でつぶせるくらいの少し硬めに茹でる
  1. ③ 沸騰したら弱めの中火にして、15〜20分ほどかけて、指でつぶせるくらいの少し硬めに茹でます。

ささげは、この後にお米と一緒に炊くので、中まで火を通しつつも、少し硬めに仕上げます。


茹でたささげをボールに移す
ささげを空気に触れさせたうえで冷ます
  1. ④ 茹で上がったささげを茹で汁ごとボールに移し、茹で汁をお玉で何回かすくって落として空気に触れさせたうえで、20〜30分ほど置いて冷まします。

ささげの茹で汁に空気を含ませると、発色が鮮やかになります。


ささげをザルに上げる
茹で汁とささげを分ける
  1. ⑤ 冷ましたささげをザルに上げ、茹で汁と豆を分けます。

もち米を研ぐ
研いだもち米をザルに上げる
  1. ⑥ もち米(2合)を研ぎ、ザルに上げて水気を切ります。

浸水させない

研いだ後に、もち米を浸水させる必要はありません。
もち米は吸水性が高く、浸水させずに炊く方が、おこわらしさが出ます。

参考:米の洗い方(研ぎ方)


もち米にささげの茹で汁を加える
もち米に水を注ぐ
  1. ⑦ もち米を炊飯器の内釜に入れて、ささげの茹で汁を加え、「2合のおこわの目盛り」まで水を注ぎます。
    もし内釜に「2合のおこわの目盛り」がない場合は、ささげの茹で汁に水を加え、合計300mlにして注ぎます。

美味しく作るコツは水加減

炊飯器でお赤飯を炊く際には、通常の水加減よりも控えめにします。
水加減の目安は、「2合のおこわの目盛り」までです。

おこわ用の目盛りがない場合は、ささげの茹で汁と水を合わせたものを300ml加えると、おこわらしい食感に仕上がります。
すこし柔らかめの食感がお好みの場合は、300360mlの間で調整してみてください。


もち米に塩を加える
もち米にささげを加える
  1. ⑧ 塩(小さじ2/3)を加え、ささげを広げて、「おこわモード」で炊きます。
    「おこわモード」がない場合は、普通の「白米モード」で炊きます。

炊きあがった赤飯
赤飯をしゃもじで混ぜる
  1. ⑨ 炊き上がったお赤飯を、しゃもじでさっくりと混ぜたら完成です。

赤飯

お好みで、黒ごまや塩を軽く振っていただきます。

豆の味がしっかりと感じられる、風味豊かなお赤飯。
油断するとついつい食べすぎてしまう美味しさです。

蒸し器とくらべると調理時間は炊飯器のほうが断然短いので、忙しいときには、今回のように炊飯器で作るのがおすすめです。

【ひと言メモ】
  • お赤飯にささげと小豆のどちらを使うかは地方によりますが、私が暮らしている関東地方では、ささげを使うことが多いです。
    小豆は腹割れ(煮崩れ)しやすいので使いにくく、また、「腹割れ」が縁起が悪いと言われているためです。
  • ささげを使う場合は、ぜひ国産のものを選んでください。
    廉価な輸入品もありますが、赤い色が付きにくいうえに、煮崩れしやすいです。
    なお、国産と輸入品は、乾燥状態の見た目でもある程度判断できます。
    色が淡いものは、輸入品である場合が多いです。
  • 豆を茹でる前に、一度茹でこぼしてアク抜きするレシピもあります。
    ただ、私は、マクロビオティックを学んだことがきっかけで、茹でこぼすのを止めてしまいました。
    茹でこぼさない方が、むしろ味が濃く感じられて美味しいと思っています。
  • お赤飯は、おめでたい時はもちろんのこと、お彼岸にもよく食べられてきました。
    「入りぼた餅、明け団子、中の中日小豆飯(お赤飯のこと)」といって、お彼岸のちょうど真ん中の日に食べられてきました。

関連レシピ