絹さやの筋取りと茹で方・茹で時間。さやえんどうの下処理の方法。

上手に下処理!絹さやの筋取りと茹で方
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上手に下処理!絹さやの筋取りと茹で方

絹さや(さやえんどう)の下処理・下ごしらえの方法を解説します。
筋とりの方法と茹で方についてです。

絹さやにはかたい筋があるので、あらかじめ取り除いてから使います。
筋取りしないで使うと、かたい食感が残って料理の味が損なわれてしまうので、必ず取ってから調理するのがおすすめです。

絹さやの茹で時間は1分ほど。
少ない湯で、色よくシャキシャキとした食感に茹で上げます。

材料

絹さや 20枚くらいまで
500ml
小さじ1/2
  • 絹さやの量を増やす場合は、それに応じて水と塩の量も増やす。


筋の取り方・茹で方

絹さやの筋は、両側にあります。
ただ、しっかりとした筋があるのは「まっすぐな側面」の方だけなので、取り除くのは片側だけでOKです。

この筋はスッと一回で取れることもありますが、途中で切れることもあるので、筋を取り除く作業は大きく2段階に分かれると考えてください。

なお、絹さやは、筋を取る前に、あらかじめきれいに洗っておきます。


絹さやのヘタを折る
絹さやの筋をそっと引いて取る
  1. ① 絹さやのヘタを、「まっすぐな側面」の方に向かって折ります。
    ヘタに繋がった筋をそっと引いて、剥くようにして取り除きます。

筋が全部取れたらお終い

工程で、筋が絹さやの下の端まできれいに取れたら、筋取りはここでお終いです。
筋が途中で切れてしまったら、次の工程に進みます。



絹さやのひげをつまむ
絹さやの筋をそっと引く
  1. ② 絹さやの上下を逆にします。
    「まっすぐな側面」の先端に付いているひげの根元を爪を使って少しつまみ、残った筋をそっと引いて、剥くように取り除いたらお終いです。

筋が取れない場合

工程は、筋が取れないこともよくあります。
そうした場合は、その部分には料理の食感を損なうほどのしっかりとした硬い筋がないと考えてください。

絹さやの筋には個体差があり、特に若いうちに収穫した小ぶりの絹さやには、かたい筋がほとんどないこともあります。

絹さやのひげ
なお、レシピにある「ひげ」というのは、絹さやの先端のこの部分です。


沸かした湯に塩を加える
絹さやを茹でる
  1. ③ 鍋(もしくはフライパン)に水(500ml)を入れて沸かし、塩(小さじ1/2)を加えます。
  2. ④ 湯が十分に沸騰したら、絹さやを一気に加え、菜箸などでたまに返しながら1分ほど茹でます。

返しながら塩茹で

塩を加えて絹さやを茹でると、甘みが引き立つうえに、鮮やかな緑色に仕上がります。
絹さやは、平たい形をしているうえに湯に浮くので、両面に万遍なく火が通るように、たまに返しながら茹でてください。

水と塩の量について

水の量が500mlになっていますが、絹さや20枚くらいまでなら、この水の量で茹でることができます。
絹さやを一度に大量に茹でたい場合は、絹さやの量に応じて、水と塩の量も増やしてください。

なお、塩の量は、水1リットルにつき小さじ1が目安です。


茹でた絹さやを網杓子で鍋から取り出す
茹でた絹さやを網杓子で冷水に移す
  1. ⑤ 茹で上がったら、網杓子などですくって鍋から取り出して、たっぷりの冷水(もしくは氷水)にすぐにひたします。

冷水にさらす

茹でた絹さやを冷水に浸けると、すぐに冷ますことができるので、余熱で火が入って柔らかくなったり色が悪くなったりするのを防ぐことができます。

茹でた絹さやをそのままザルに上げて「おか上げ」する方法もありますが、今回のように冷水に浸ける方が断然おすすめです。
絹さやは料理の彩りとして使われることが多いので、色鮮やかに仕上げた方が使い勝手が良くなります。
そのうえ、シャキシャキ感をほど良く残すことができるので、美味しさもアップします。



茹でた絹さやをザルに上げる
茹でた絹さやをザルに広げる
  1. ⑥ 絹さやの熱が十分に取れたら、ザルに上げます。
  2. ⑦ ザルに広げて水気を切ったら、茹で絹さやの完成です。

茹でた絹さやの使い道・保存方法


茹でた絹さやは、サラダや和え物などにすぐに使えますし、煮物や汁物などの料理の彩りにもとても便利です。

他にも、味噌汁やスープ、炒め物や煮込みなどの具材としても使えます。
すでに茹でてあるので、温める程度に加熱するだけですぐに食べられます。

絹さやの冷凍
なお、茹でた絹さやは、ラップで包むなどして密閉すると、冷蔵保存で3〜4日ほど日持ちします。

冷蔵までで食べ切るのがおすすめですが、長期保存したい場合は、1ヶ月ほど冷凍保存することも一応できます。

絹さやの冷凍については、別記事「絹さやの冷凍・保存」で詳しく解説していますので、合わせて参考にしてください。

最後に

絹さやの形は、左右対称ではありません。
一方の側面は比較的まっすぐな形をしていて、もう一方の側面は、ゆるやかにカーブしています。
そして、まっすぐな側面の方に、中の豆が寄っています。
まっすぐな側面の筋は比較的しっかりとしており、なかでも、ヘタと繋がった部分の筋は、太くて硬いです。
ですから、この部分の筋をきっちりと取り除くことが大切です。

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