スナップエンドウの下ごしらえ(下処理)の方法を動画でご紹介します。
スナップエンドウの「筋の取り方」と「茹で方」についてです。

また、スナップエンドウの茹で時間については、2分が目安です。

茹で上がったスナップエンドウは、冷水に浸してもいいですし、そのままザルに上げてもいいです。
茹でたあとにたっぷりの冷水に浸すと、シャキシャキした食感が際立ち、色つやも良く仕上がります。
一方で、ザルに上げる(おかあげする)と、表面にしわがよりやすくなるものの、味が濃く感じられます。
スナップえんどうの下ごしらえ

スナップえんどうの筋の取り方
スナップエンドウには、さやの両サイドにしっかりとした筋があります。
この筋を取らないで調理すると、硬い食感が残って料理の味が損なわれますので、あらかじめきれいに取り除きます。
手順は次のとおりです。

まず、スナップエンドウのヘタの部分を軽く折ります。
この時、注意する点が1つ。
ヘタだけを切り離してしまうのではなく、側面部分の筋と繋げるように、そっとヘタを折ってください。
硬くて折りにくい場合は、キッチンバサミで切れ目を入れると簡単です。

次に、ヘタを軽く引いて、筋をむきます。
筋が途中で切れる場合
スナップエンドウの筋はかなりしっかりしているので、さやの途中で切れることはあまりありません。
また、もし途中で切れたとしても、その部分からもう一度むけば大丈夫です。
もう一度剝こうにも筋が見当たらない場合は、筋が柔らかいスナップエンドウなので、無理してむく必要はありません。

続いて、スナップエンドウのさやの向きを逆にして、もう片方の側面からも、同じように筋を取ります。

筋をすっと引いたらお終いです。
ちなみに、筋を取り忘れた場合は、茹でた後に取ることもできます。
いずれにしろ、食べる前には筋を取り除いておくのがおすすめです。
スナップえんどうの茹で方・茹で時間

続いて、スナップエンドウの上手な茹で方をご紹介します。

まず、鍋にたっぷりの湯を沸かし、塩を加えます。
塩の量は、湯1リットルにつき、小さじ1程度がおすすめです。
塩を少量加えると、色が鮮やかに茹で上がります。

次に、筋を取ったスナップエンドウを加え、2分ほど茹でます。


2分ほど経ったら、網杓子などですくって取り出します。
茹で時間1分だと生っぽさが少し残りますが、2分だったら、ほど良く全体に火が通り、シャキシャキ感も残ります。
お好みで微調整してみてください。

茹で上がったスナップエンドウは、その後の工程次第で、食感や見た目が少し変わってきます。
茹で上がりをすぐにたっぷりの冷水に浸すと、シャキシャキした食感が際立ち、色つやなど見た目もきれいに仕上がります。
やり方は次のとおりです。


この時、ヘタがあった方を下にすると、筋を取った時の切り口が下になるので、内部に入った水分もきれいに取れます。

一方で、茹で上がりザルに上げると、表面にシワがよりやすくなり、また色も少し黒っぽくなりますが、味が濃く感じられます。

これは、茹で上がりを比較した写真です。
写真の右側が、冷水に浸したスナップエンドウ。
左側が、ザルに上げたスナップエンドウです。
見た目だけで判断すれば、冷水に浸す方がずっときれいに仕上がります。
表面のシワもなくツヤツヤしていますし、緑色も鮮やかです。
サラダや和え物、またお弁当の彩りに使う場合は、水に浸す方がおすすめです。
調理の例として、「スナップエンドウの胡麻和え」「スナップエンドウのナムル」「スナップエンドウとチキンのサラダ」のレシピはリンク先を参考にしてください。