コーンブレッドのレシピ|ヨーグルトでしっとりふんわり!本場の味をおうちで

コーンブレッド
動画
チャンネル登録をお願いします!⇒

コーンブレッドはアメリカで親しまれている、とうもろこしの香り豊かなパンです。
このレシピでは、コーンミールに牛乳とヨーグルトを合わせ、外はこんがり、中はしっとりと焼き上げます。
本場ではバターミルク(発酵乳)を使うのが定番ですが、日本では手に入りにくいため、ヨーグルトを加えて手軽に再現できるようにしました。

バターの香ばしさとコーンミールの素朴な甘みが広がり、スープやシチューの付け合わせにも、おやつにもぴったりです。
甘さ控えめでもコクがあり、冷めてもふんわりとやわらかいのが魅力。
家庭のオーブンで焼くだけで、アメリカンスタイルの本格コーンブレッドが楽しめます。


材料

18cm角型1台分:調理時間50分
コーンミール(細挽き) 100g
薄力粉 100g
ベーキングパウダー 小さじ2
砂糖 大さじ2〜3
小さじ1/6
1個
牛乳 150ml
プレーンヨーグルト 50g
はちみつ 小さじ1(7g)
溶かしバター(無塩) 40g

コーンブレッドのレシピ・作り方

型の準備とオーブン予熱

コーンブレッドの型の内側にバターを薄く塗る

  1. ① オーブンを180℃に予熱し、型にバター(分量外)を薄く塗ります。
型にバターを塗ると、底や側面にこんがりとした焼き色がついて香ばしく焼き上がり、風味がぐっと良くなります。


粉類を混ぜる

コーンミールと薄力粉とベーキングパウダーと砂糖と塩を泡立て器で混ぜる

  1. ② ボウルにコーンミール(100g)・薄力粉(100g)・ベーキングパウダー(小さじ2)・砂糖(大さじ2〜3)・塩(小さじ1/6)を入れ、泡立て器でよく混ぜて均一にします。
コーンブレッドを作るときは、粉類をふるいにかけずに泡立て器で混ぜるのがおすすめです。
コーンミールが全体になじみやすく、空気も入りやすいため、ほろっと軽い食感に仕上がります。

液体の材料を混ぜる

卵と牛乳とヨーグルトとはちみつと溶かしバターを泡立て器で混ぜる

  1. ③ 別のボウルに卵(1個)・牛乳(150ml)・プレーンヨーグルト(50g)・はちみつ(小さじ1:7g)・溶かしバター(無塩:40g)を入れ、泡立て器でよく混ぜ合わせます。
    バターは電子レンジで少しずつ溶かし、熱くなりすぎないようにして加えます。


生地を合わせる

粉類と液体の材料をヘラでさっくりと混ぜる

  1. ④ 液体の材料を粉類に加え、ゴムベラでさっくりと混ぜます。
    粉っぽさがなくなったら混ぜ終わりです。混ぜすぎると生地が固くなるので注意します。

焼く準備と焼成

型に流した生地の表面を平らにならして中央を少しだけくぼませる

  1. ⑤ 生地を型に流し入れ、型を台の上にトントンと2〜3回落として大きな気泡を抜き、生地の厚みを均一にします。
    表面を平らにならし、中央を少しだけくぼませます。焼くときに中央が自然にふっくら盛り上がり、形よく仕上がります。
  2. ⑥ 180℃のオーブンで30〜35分ほど焼きます。
    竹串を刺して生地がついてこなければ焼き上がりです。

コーンブレッドの完成!

焼き上がったコーンブレッド

  1. ⑦ 焼き上がったら、型ごと置いて粗熱を取ります。
    側面をナイフで軽くはがしてから、底を押し出すようにして取り出し、食べやすく切り分けます。
    バターやはちみつ、メープルシロップを添えると、さらにおいしくいただけます。

コーンミールは日本ではあまりなじみのない食材ですが、今回のように小麦粉とあわせてパンにすると、とうもろこしの香りがふわっと広がって、やさしい味わいが楽しめます。
焼きたての香ばしさとしっとり食感を、おうちでゆっくり味わってみてください。


よくある質問(FAQ)

このコーンブレッドはなぜ牛乳とヨーグルトを使うのですか?

本場アメリカのコーンブレッドでは、もともと「バターミルク(発酵乳)」を使うのが伝統的な作り方です。
バターミルクのほんのりした酸味が、ベーキングパウダー(またはベーキングソーダ)と反応し、生地をふんわりと膨らませ、しっとりとした食感に仕上げてくれます。

ただし、日本ではバターミルクが手に入りにくいため、牛乳に少し酸を加える方法がよく使われます。
レモン汁や酢を加えるだけでも代用できますが、より自然でまろやかに仕上がるのが、牛乳とヨーグルトを合わせる方法です。

この組み合わせは、酸味が穏やかで乳のコクが残り、焼き上がりがふんわり・しっとり・風味豊かになります。
そのため、このレシピでは「牛乳 + ヨーグルト」をおすすめしています。

このコーンブレッドは型になぜバターを塗るのですか?

バターを塗るのは、型に生地がくっつかないようにするだけでなく、焼くときにバターの脂肪分が生地の表面で香ばしく焼けて、コクと豊かな風味を加えてくれるためです。
バターの膜が熱を伝えやすくし、底や側面にこんがりとした焼き色と軽いカリッと感を生み出します。

なお、後片付けを簡単にしたい場合や、焼き上がった後に型からきれいに外したい場合は、クッキングシートを敷いても大丈夫です。

コーンミールはどのような種類を使うと美味しく仕上がりますか?

アメリカでは、地域や家庭のスタイルによって粗挽き・中挽き・細挽きのコーンミールが使われています。
南部ではザクッと香ばしい食感を楽しむ粗挽きが伝統的で、北部や現代の家庭では、しっとりと口当たりのよい細挽き〜中挽きが主流です。
粒の大きさによって仕上がりが変わり、粗挽きは香ばしく食べごたえがあり、細挽きはしっとりなめらかで甘みが引き立つのが特徴です。

今回のコーンブレッドは、牛乳とヨーグルトでしっとり仕上げるレシピなので、なめらかにまとまりやすく、やさしい口当たりになる細挽きのコーンミールが最も適しています。

砂糖の量は大さじ2と大さじ3でどう違いますか?

砂糖の量によって、コーンブレッドの味わいが少し変わります。
大さじ2の場合は、穀物の香ばしさやバターの風味が引き立つ控えめな甘さで、食事にもよく合います。
一方、大さじ3にすると、甘みがほどよく広がり、おやつや朝食にもぴったりのやさしい甘さに仕上がります。

どちらもおいしく作れますが、しっとり感や甘みの余韻を楽しみたい場合は大さじ3、素朴で香ばしい味を生かしたい場合は大さじ2がおすすめです。

コーンブレッドの中心部分をこんもりときれいに膨らませるにはどうすればよいですか?

型に生地を流したあと、底を軽くトントンと台に当てて気泡を抜き、表面の中央をほんの少しくぼませておくと、焼くときに自然と真ん中がこんもり膨らみます。
また、オーブンの中央に型を置き、途中で前後を入れ替えると、熱の当たり方が均一になり、きれいに焼き上がります。

コーンブレッドはどのくらい日持ちしますか?

コーンブレッドは焼きたてがいちばんおいしく、香ばしさとしっとり感のバランスが最高の状態です。
ただし、保存のしかたを工夫すれば、翌日まではおいしく食べられます。

このコーンブレッドは牛乳とヨーグルトを使っているため、焼いた当日から翌日まではしっとり感が保たれます。
2日目以降は少しずつ水分が抜け、表面や断面がややパサついてきます。

常温で保存する場合は、完全に冷ましてからラップで包み、乾燥しないように密閉容器に入れるのがポイントです。
食べる前に電子レンジで軽く温めてからトースターで1〜2分焼くと、ふんわり感が戻り、焼きたてのような香ばしさが楽しめます。

コメント

このお料理についてのご感想などをお寄せください。
サイト運営の参考にさせていただきます。
頂いたコメントには、2〜3日以内にメールアドレス宛に回答いたします。(詳細
メールアドレスの入力ミスにご注意ください。
なお、頂いたコメント及びその後のメール等でのやり取りは、この欄でご紹介させていただく場合がございます。

関連レシピ