この作り方が一番旨い!七草粥のレシピ(お餅入り)。米から土鍋で炊く

七草粥(七草がゆ)
レシピ動画
この作り方が一番旨い!七草粥

七草粥(七草がゆ)の一番おすすめの作り方をご紹介します。

七草粥とは、春の七草や餅を材料にしたお粥のこと。
正月七日に食べるのが一般的で、無病息災の意味が込められています。

春の七草は、「せり」・「なずな」・「ごぎょう」・「はこべら」・「ほとけのざ」・「すずな(カブ)」・「すずしろ(大根)」の7種類。
聞き慣れない野草もあるかもしれませんが、最近ではスーパーでセット売りされているので、それを買えば簡単にすべての種類が揃います。

米から鍋で炊くと美味しい

調理のコツは、炊いたご飯をもとに作るのではなく、生米の状態から、土鍋などの鍋を使って炊くことです。
ひと手間かけて米から炊くと、ふっくらとした美味しい七草粥が作れますよ。

白米の量を選択

このレシピは、白米の量が「1合」と「2合」の場合に対応しています。
白米の量を選択すると分量が切り替わりますので、ぜひ活用してください。
なお、作り方は、いずれの場合もまったく同じです。

材料

4〜5人分:調理時間40〜50分
春の七草 1パック
白米 2
1,400ml
小さじ1と1/3
焼いた餅 好みで適量
  • 七草粥にお餅を入れる地域もあります。

なお、メインの具材である七草は、スーパーなどで売られている「七草粥セット」を使います。

七草粥セット
市販の七草セット1パックで、米1〜2合分の七草粥が作れます。


作り方

米を研ぐ
米をザルに上げる
  1. ① 白米を洗い、ザルに上げて水気を切ります。

お粥を少し多めにする

このレシピは、七草に対してお米をやや多めに使います。
七草粥は、食べ慣れない方にとってはややクセがありますが、お米を少し多めに使ったうえでお粥を上手に炊くと、とても美味しく仕上ります。

参考:米の研ぎ方(洗い方)


米と水と塩を鍋に入れて沸騰したらヘラで混ぜる
フタをずらしてかぶせて炊く(煮る)
  1. ② 白米・水・塩を鍋(土鍋でも普通の鍋でもOK)に入れ、火にかけて、沸騰したら一度ヘラでよく混ぜます。
  2. ③ フタを少しずらしてかぶせ、ごく弱火で30〜40分炊きます。

沸騰したら一度混ぜる

今回のように鍋で米を炊く場合は、沸騰したタイミングで、ヘラを使って米全体を鍋底からすくい上げ、しっかりと混ぜます。
鍋の底に米がくっつきやすく、そのままにしておくと焦げやすいためです。



七草の根と葉を切り離す
七草を洗う
  1. ④ 七草の「白い根の部分」と「緑色の葉の部分」を切り離し、きれいに洗います。

すずしろとすずなを切る
細い根の部分を細かく刻む
  1. ⑤ 「白い根の部分」を切ります。
    すずしろ(大根)は薄切りにして、すずな(カブ)は、食べやすく縦に2〜4等分したうえで薄切りにします。
  2. ⑥ 根のほそい部分を細かく切ります。

根っこも使う

すずしろ(大根)とすずな(カブ)には「白い根の部分」が付いており、この部分も一緒に使います。

また、ほかの七種の根も、細かく刻めば食べられます。
特に、せりは根っこにも良い風味があり、鍋などの料理によく使われます。

ただ、硬そうな場合は、取り除いて使ってください。
大根とカブ以外の根っこは、ムリして使う必要はありません。


七草の根の部分を茹でる
七草の根の部分をザルに上げる
  1. ⑦ 小鍋に湯(分量外)を沸かして塩(水500mlに対して小さじ1/2:分量外)を加え、「白い根の部分」を、2〜3分を目安に火が通るまで茹でます。
  2. ⑧ ザルに上げます。


七草の緑色の葉の部分を茹でる
七草の緑色の葉の部分を水にさらす
  1. ⑨ 「緑色の葉の部分」を同じ湯で20秒ほどさっと茹でて、水にさらします。

七草の緑色の葉の部分の水気を絞る
七草の緑色の葉の部分を刻む
  1. ⑩ 「緑色の葉の部分」の水気を絞り、1センチ幅に刻みます。

炊いたお粥に七草を加える
お粥に七草を混ぜてひと煮立ちさせる
  1. ⑪ お粥が炊き上がったら、七草と焼いた餅(好みで適量)を加えます。
  2. ⑫ 軽く混ぜて、ひと煮立ちさせたら完成です。

餅の加熱方法

お餅を加える場合は、1人1個くらいを目安にして、こんがりと焼いてから、炊き上がった七草粥に加えてください。

お餅は、オーブントースターを使えば簡単に焼けます。

トースターで焼いたお餅
トースターをあらかじめしっかりと温め、お餅を入れて、5〜6分かけてこんがりと焼けばOKです。

なお、グリルを使う場合は、予熱した後に、弱火で2〜3分で焼けます。
鍋で茹でる場合は、茹で時間は2分。
レンジだったら、餅2個を耐熱容器に入れ、かぶるくらいの水を注ぎ、500〜600wで2分30秒ほど加熱します。

より詳しく:トースターで焼く鍋で茹でるレンジで茹でる



七草粥

鍋でお米から炊くと、お米の味がはっきりと感じられる、ふっくらとした七草粥が作れます。

塩気は控えめなので、お好みで、梅干しやじゃこや昆布の佃煮などをトッピングしても合いますよ。

ちなみに、七草粥は、正月七日の朝に食べるのが一般的です。
ただ、朝は忙しいことが多いですし、お粥は胃腸に優しいですから、夜に食べてもいいと思います。

屋外で採取するのも楽しい

ところで、七草は、買ったものを使うのではなく、屋外で採取してきてももちろんOKです。

「すずな(カブ)」と「すずしろ(大根)」と「せり」はお店で買うとしても、他の七草、「なずな」・「ごぎょう(母子草)」・「はこべら(はこべ)」・「ほとけのざ」は、田んぼのあぜ道などによく生えている野草です。

野に生えた七草
お正月の時期にはまだ小さくて少し見つけにくですし、他の植物と間違えやすいものもあるので注意が必要ですけど、図鑑を片手に七草を探すのも楽しいですよ。
  • 七草粥がもし残ったら、タッパーなどに入れて密閉すれば、冷蔵保存することもできます。
    日持ちは2〜3日程度と考えてください。
    普通のご飯の場合は、水分が失われて味が落ちやすいので冷蔵保存はNGですが、七草粥(お粥)だったら、少し日にちが経っても比較的美味しく食べられます。
    参考:ご飯の保存方法
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