よもぎパンのレシピ|生よもぎで香りふんわり!春に焼きたい手作りパン

よもぎパン
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春が旬の生よもぎをたっぷり練りこんだ、香り豊かな「よもぎパン」の作り方をご紹介します。
よもぎの香りがふわっと広がる、素朴でやさしい味わいのパンは、思わずほっとするおいしさ。
下処理から生地作り、発酵・焼き上げまで、パン作りがはじめての方でも安心して作れるよう、手順を丁寧に解説しています。
そのままはもちろん、バターを添えたり、あんこやきなこを合わせたりしても美味しい、春にぴったりの手作りパンレシピです。


材料

8個分:調理時間2時間(発酵時間を含む)
生よもぎ 100g
強力粉 350g
全粒粉(通常の強力粉で代用可) 50g
小さじ1
砂糖 大さじ2
ドライイースト 小さじ1
180〜230ml

よもぎパンのレシピ・作り方

よもぎの葉を茹でる

よもぎの葉だけを摘み取る
よもぎを茹でる
  1. ① よもぎは葉の部分だけを使うので、茎から葉を摘み取り、葉を100g計量します。
    そのあと、水で洗ってゴミを取り除きます。
  2. ② 鍋に湯(1.5リットル:分量外)を沸かします。
    塩(大さじ1/2:分量外)を加えて、よもぎを1分ほど茹でてアクを抜きます。
    塩を加えることで、よもぎが色よく茹で上がります。


よもぎの葉を細かく叩く

茹でたよもぎを冷水にさらす
茹でたよもぎを包丁で叩く
  1. ③ 茹で上がったら、冷水に取ってさまし、水気を絞ります。
    水気はぎゅっと絞りますが、完全には絞りきらず、すこし水分を残す程度にとどめます。
  2. ④ 包丁で軽く刻み、さらに細かくなるまで叩きます。
    叩いたあとは水気は絞らず、そのまま使います。
水気は完全には絞りきらず、すこし水分を残す程度にとどめておくと、このあと包丁で叩くときに、よもぎがパラパラとほぐれすぎず、扱いやすくなります。

パン生地の材料を混ぜる

よもぎパンの生地の材料を混ぜる

  1. ⑤ 強力粉(350g)・全粒粉(50g)・塩(小さじ1)・砂糖(大さじ2)・ドライイースト(小さじ1)をボウルに入れ、刻んだよもぎをほぐして加えます。
    様子を見ながら水(180〜230ml)を加え、粉っぽさがなくなるまで混ぜます。
    全体がまとまって、耳たぶくらいの柔らかさになればOKです。
  • 必要な水の量は、よもぎの水分量に応じて変わります。
    まずは7割ほどを加えて、様子を見ながら調整してください。
  • 全粒粉を使うと、風味に奥行きが出て、香ばしい味わいのパンに仕上がります。
    もし全粒粉がない場合は、全量を通常の白い強力粉で代用可能です。
  • 砂糖は、きび砂糖やブラウンシュガーを使ってもおいしく作れます。
    コクのある甘みが加わって、風味豊かな仕上がりになります。


パン生地をこねる

よもぎパンの生地をこねる

  1. ⑥ 生地を手で10分ほどこねます。
    表面がなめらかになり、手につかなくなって、ほんのり弾力が出てくるまでこねましょう。

一次発酵させる

よもぎパンの生地をボウルごとオーブンに入れて一次発酵させる

  1. ⑦ 生地を丸めてボウルに入れ、ラップをかけて一次発酵させます。
    オーブンの発酵機能(35度)を使い、1時間ほどかけて生地が2倍くらいに膨らむまで発酵させます。
オーブンに発酵機能がない場合は、熱湯を入れた耐熱容器と一緒にオーブン庫内に置くなどして、あたたかい環境(35〜40度が目安)を作りましょう。
その際には、オーブンは加熱せず、密閉空間として使います。

パン生地を切り分ける

一次発酵を終えたよもぎパンの生地をカードで分ける

  1. ⑧ 発酵が終わったら、打ち粉を薄くふった台に生地を移します。
    手に軽く打ち粉をつけて、両手を生地の底にそっと差し入れ、丸ごとすくうようにして生地を持ち上げます。
    ふくらんだ生地をつぶさないよう、やさしく扱ってください。
  2. ⑨ カード(生地を切るための道具)にも軽く粉をつけて、生地を8等分にやさしく切り分けます。


パン生地を休ませる

切り分けたよもぎパンの生地を軽く丸める
天板の上に並べて濡らした布巾をかける
  1. ⑩ 生地を軽く丸めて、クッキングシートを敷いた天板に、生地同士がくっつかないように並べます。
    濡らして固く絞った布巾をふわっとかけて、そのまま室温で10分ほど休ませます(ベンチタイム)。
    乾燥を防ぎ、生地がゆるんで成形しやすくなります。

パン生地の形を整える

よもぎパンの生地のガス抜きをする
ガス抜きしたよもぎパンの生地を丸める
  1. ⑪ ベンチタイムが終わったら、生地を手のひらで軽く押してガスを抜きます。
    ガス抜きは、中の空気を全て潰さず、軽く整える程度にとどめます。
  2. ⑫ 生地をきれいな丸い形にととのえます。

二次発酵させる

天板に並べたよもぎパンの生地をオーブンに入れて二次発酵させる

  1. ⑬ クッキングシートを敷いた天板に、生地をふたたび並べます。
    30〜40分ほどかけて、2倍くらいにふっくら膨らむまで二次発酵させます。


オーブンで焼いたら、よもぎパンの完成!

焼き上がったよもぎパン

  1. ⑭ 天板をいったん取り出し、オーブンを180度に予熱します。
    予熱が完了したら天板を戻し入れ、15〜18分焼きます。
    焼き色がついて小麦のいい香りがしてきたら完成です。

素朴で香りのよい、春ならではのよもぎパン。
ハーブのようなよもぎの風味が、丁寧に仕込んだ生地にふんわりと広がります。
焼きたてはもちろん、冷めてもおいしく楽しめるので、朝ごはんやおやつにもぴったり。
よもぎの爽やかな香りに包まれながら、季節のパン作りをぜひ楽しんでください。

よくある質問(FAQ)

生よもぎが手に入らないときはどうすればいいですか?

冷凍よもぎや乾燥よもぎでも代用できます。
乾燥よもぎは戻してからしっかりアク抜きをして使ってください。

よもぎの下処理はどこまでやればいいですか?

葉だけを使い、さっと塩ゆでしてアクを抜きます。
軽く刻んで細かく叩いておくと生地になじみやすくなります。
より強めにアクを抜きたいときは、塩ではなく重曹を使うこともできます。

全粒粉がない場合はどうしたらいいですか?

全量を通常の強力粉に置き換えてもおいしく作れます。
風味は少し軽くなりますが、仕上がりに大きな差はありません。

発酵に時間がかかるのですが、どうしたらいいですか?

春先は室温が低めなので、オーブンの発酵機能や、熱湯を入れた容器と一緒にオーブンの庫内に置く方法が便利です(加熱はしません)。

焼いたあとの保存方法は?

粗熱がとれたらラップに包んで常温で1日ほど。
長く保存する場合は冷凍がおすすめです。
自然解凍し、トースターで軽く温め直すと香りが戻ります。

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