よもぎ餅の作り方|生よもぎで香りよく!春の草餅レシピ

よもぎ餅
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春の定番和菓子、よもぎ餅(草餅)のレシピをご紹介します。
旬の生よもぎをたっぷり使った、香り豊かな一品です。

上新粉と白玉粉を合わせた生地は、もっちりとなめらかな食感が特徴。
あんことの相性が抜群で、手作りならではのやさしい風味が引き立ちます。

この記事では、よもぎの下ごしらえから、生地の作り方、あんこの包み方やよもぎ餅の蒸し方まで、写真付きで丁寧にご紹介しています。
春のおやつ作りにぜひお役立てください。


材料

6個分:調理時間40分
生よもぎ 40g
白玉粉 50g
上新粉 50g
砂糖 大さじ1
50〜70ml程度
つぶあん 90g(1個あたり15g)

よもぎ餅のレシピ・作り方

よもぎの葉を茹でる

よもぎの葉だけを摘み取る
よもぎを茹でる
  1. ① よもぎは葉の部分だけを使うので、茎から葉を摘み取り、葉を40g計量します。
    そのあと、水で洗ってゴミを取り除きます。
  2. ② 鍋に湯(1.5リットル:分量外)を沸かします。
    塩(大さじ1/2:分量外)を加えて、よもぎを1分ほど茹でてアクを抜きます。
    塩を加えることで、よもぎが色よく茹で上がります。


よもぎの葉を細かく叩く

茹でたよもぎを冷水にさらす
茹でたよもぎを包丁で叩く
  1. ③ 茹で上がったら、冷水に取ってさまし、水気を絞ります。
    水気はぎゅっと絞りますが、完全には絞りきらず、すこし水分を残す程度にとどめます。
  2. ④ 包丁で軽く刻み、さらに細かくなるまで叩きます。
    叩いたあとは水気は絞らず、そのまま使います。
水気は完全には絞りきらず、すこし水分を残す程度にとどめておくと、このあと包丁で叩くときに、よもぎがパラパラとほぐれすぎず、扱いやすくなります。

あんこを丸め、冷やす

あんこを6等分し、少し平たい円形に丸める
あんこを皿に並べ、冷蔵庫で冷やす
  1. ⑤ つぶあんを6等分して、少し平たい円形に丸め、扱いやすくなるように冷蔵庫で冷やしておきます。

つぶあんを手作りする場合は、リンク先のレシピを参考にしてください。



生地の材料を混ぜる

白玉粉・上新粉・砂糖が入ったボウルによもぎを加える
よもぎ餅の生地を混ぜる
  1. ⑥ 白玉粉・上新粉・砂糖をボウルに入れ、よもぎをほぐして加えます。
    水を少しずつ加えながら混ぜます。
    生地をまとめ、耳たぶよりややかための、手につきにくい程度の柔らかさになるよう調整します。

生地を薄く伸ばす

よもぎ餅の生地を6等分する
よもぎ餅の生地を薄くのばす
  1. ⑦ 生地を6等分して軽く丸め、1つずつ手に取り平たい円形にして、生地の外側を薄くのばします。

生地であんこを包む

よもぎ餅の生地であんこを包む
よもぎ餅を笹の葉の上にのせる
  1. ⑧ 中央にあんこをのせて包み、綴じ目を下にしてやや平たく整えます。
  2. ⑨ 蒸し器にくっつかないように、笹の葉(又はクッキングシート等)などの上にのせます。


よもぎ餅を蒸し器に並べる

よもぎ餅を蒸し器に並べる
蒸し器でよもぎ餅を蒸す
  1. ⑩ 蒸気の上がった蒸し器のフタを外し、内部に水滴が付いているようなら、火を弱めて布巾できれいに拭き取ります。
  2. ⑪ よもぎ餅を少し間隔を空けて並べます。
    中火にして、布巾をかぶせたうえでフタをして、15分ほど蒸します。

よもぎ餅の完成!

蒸し上がったよもぎ餅

  1. ⑫ 表面にツヤと透明感が出たら完成です。
    できたて、もしくは、作ったその日のうちに食べ切ります。
    冷蔵庫に入れると硬くなるので、冷めたら、乾燥しないように密閉して常温保存します。

半分に切ったよもぎ餅

難しそうに思える草餅も、手順を追えば意外とやさしく作れます。
よもぎの香りがふわっと香る、風味豊かな一品。
春のおやつに、ぜひご家庭で気軽に楽しんでみてください。


よくある質問(FAQ)

生よもぎとよもぎ粉はどのような違いがありますか?

よもぎ粉を使うと、生地はなめらかでやわらかく仕上がり、扱いやすくなります。
一方、生よもぎは繊維質があるため、生地にハリが出て、薄くのばしても破れにくく、成形やあんこの包みにも向いています。
さらに、風味の点でも生よもぎのほうが格段に香り高く、よもぎ本来の香りや味わいをしっかり感じられます。

こちらの写真は、使用するよもぎの違いを比較したものです。
お皿の下側にあるのが茹でた生よもぎを刻んだもの、上にあるのが3種類のよもぎパウダーです。
こちらの写真は、できあがりの色の比較です。
右側が生よもぎを使った餅、左側がよもぎ粉を使った餅です。

生よもぎを使うと、自然で鮮やかな緑色に仕上がるのが特徴です。
よもぎ粉は商品によって差があり、やや黒っぽくなったり、茶色っぽさが出ることもあります。

草餅との違いはなんですか?

草餅は、春に摘んだ野草を使って作る餅の総称で、使われる草は地域によって異なります。
現在では、よもぎを使った草餅が一般的になっており、「草餅=よもぎ餅」として扱われることも多くあります。

このレシピでご紹介しているのは、よもぎをたっぷり使った草餅(=よもぎ餅)です。
はっきりとした区別があるわけではなく、名前の違いとして理解していただければ大丈夫です。

乾燥よもぎ(乾燥葉)でも作れますか?

乾燥よもぎを使う場合は、水で戻してから茹で、やわらかくなったら刻んで使用します。
風味はやや控えめになりますが、生地に混ぜて作ることは十分可能です。

もち粉だけでも作れますか?

もち粉だけで作ると、やわらかく粘りのある食感になりますが、蒸している間に生地がだれやすいので、上新粉(うるち粉)を合わせて使うのがおすすめです。
上新粉を使うと歯切れが良くなり、白玉粉(もち粉の一種)を加えるともっちり感が出るので、食感のバランスを楽しみたい方は今回のように上新粉と白玉粉で作るのがおすすめです。

笹の葉がないのですが、他に何が使えますか?

笹の葉は、ほんのりとした清涼感があり、よもぎ餅の風味とよく合うのでおすすめです。
ただ、ない場合は、クッキングシート、竹の皮、ワックスペーパー、オーブンシートなどでも代用できます。

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