よもぎ餅を手軽に作りたいときにおすすめの簡単レシピです。
摘みたての生よもぎは春だけのもので、地域によってはなかなか手に入りにくいもの。
でも、よもぎ粉(パウダー)を使えば、季節を問わず、いつでもふっくら美味しい和菓子が楽しめます。
このレシピは、白玉粉と上新粉を合わせた生地でつぶあんを包み、蒸し器で仕上げる本格派。
「生よもぎを使ったよもぎ餅」ほどの強い香りはありませんが、やさしい風味と鮮やかな見た目が特徴です。
よもぎ粉の使い方や、蒸し器で失敗しないコツも紹介するので、ぜひお試しください。
材料
よもぎ粉(又はよもぎパウダー) | 3g程度 ※ |
白玉粉 | 50g |
上新粉 | 50g |
砂糖 | 大さじ1 |
水 | 50ml + 30ml程度 |
つぶあん | 90g(1個あたり15g) |
- 市販のよもぎ粉の多くは、細かい粉末ではなく、粗めのふんわりとした粉状です。製品によって比重が異なるため、小さじよりもグラム(重量)で量るのがおすすめです。
よもぎ餅のレシピ・作り方
よもぎ粉をふやかし、あんこを冷やす
- ① よもぎ粉(3g程度)を小さめの器に入れ、水(50ml)を注いでよく混ぜて3分ほどふやかし、生地になじみやすくします。
- ② つぶあん(90g)を6等分にして少し平たい円形に丸め、扱いやすくなるように冷蔵庫で冷やしておきます。
よもぎ粉に白玉粉と上新粉を加える
- ③ ボウルに白玉粉(50g)と上新粉(50g)、砂糖(大さじ1)を入れ、よもぎ粉を浸しておいた水分ごと加え、よく混ぜます。
- ④ 水(30ml程度)を少しずつ加えながら混ぜ、生地が耳たぶよりややかためで、手につかない程度の柔らかさになるよう調整します。
生地を平たい円形に広げる
- ⑤ 生地を6等分して軽く丸め、1つずつ平たい円形に広げます。
中央をやや厚めに、ふちを薄くのばすと、あんこが包みやすくなります。
生地であんこを包む
- ⑥ 中央にあんこをのせて包み、綴じ目を下にしてやや平たく整えます。
- ⑦ 蒸し器にくっつかないように、笹の葉(又はクッキングシート等)などの上にのせます。
よもぎ餅を蒸す
- ⑧ 蒸気の上がった蒸し器のフタを外し、内部に水滴が付いていれば、火を弱めてから布巾で拭き取ります。
- ⑨ よもぎ餅を少し間隔を空けて並べます。
中火にして、布巾をかぶせたうえでフタをして、15分ほど蒸します。
布巾がコンロの火に触れないように注意しましょう。
よもぎ餅の完成!

- ⑩ 表面にツヤと透明感が出たら完成です。
できたて、または作ったその日のうちに食べ切ってください。
冷蔵庫に入れると硬くなるので、冷めたら、乾燥しないように密閉して常温保存します。

写真左が、よもぎ粉を使ったよもぎ餅。
右側は、生よもぎを使ったよもぎ餅です。
生よもぎを使う方が風味も色合いも良いですが、よもぎ粉でも、それに近い味や見た目が気軽に再現できます。
生よもぎの季節でなくても、蒸し器があればふっくら仕上がります。
春の定番を、日常のおやつにもぜひ取り入れてみてください。
よくある質問(FAQ)
よもぎ粉はどんな粉ですか?
市販のよもぎ粉は、抹茶のような細かいパウダーではなく、粗めでふんわりとした乾燥よもぎが多いです。

商品によって粒の大きさや仕上がりの色や香りもかなり変わるので、心配な場合は、まずは少量から試してみるのがおすすめです。
よもぎ粉をもっと少なくしても大丈夫?
はい、大丈夫です。
このレシピでは3gを目安にしていますが、よもぎ粉の風味は製品によって強さが少し異なるので、香りが強い場合は2g程度でもOKです。
色が黒っぽくなりすぎる場合も、少し減らして調整してみてください。
蒸し器がない場合はどうすればいいですか?
深めの鍋と金属製の蒸し台があれば代用できます。
鍋の底に水を張り、蒸し台にクッキングシートを敷いてよもぎ餅をのせ、布巾をはさんだフタをして蒸せば大丈夫です。
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