冷凍も冷蔵も美味しく食べられる!お団子の保存方法と賞味期限を解説。

団子の冷凍・冷蔵庫での保存


団子の上手な保存方法を解説します。

お団子全般の保存方法を解説する記事になっていて、市販のみたらし団子やあん団子などの串団子、上新粉・だんご粉・白玉粉などの米粉で作った手作り団子やお月見団子の保存についてお伝えします。

固くならないうちにお団子を食べたいのなら、常温保存が一番です。
お団子は、常温に置いて、柔らかい食感が楽しめるうちに早めに食べ切るのが基本。
常温での賞味期限は、ものにもよりますが、1〜3日ほどです。

冷蔵よりも冷凍がおすすめ

とは言え、すぐに食べられない場合もありますよね。

そんな場合は、冷蔵するのではなく、冷凍保存してしまうといいです。
冷凍だったら、日持ちは1ヶ月にのびますし、そのうえ味や食感の劣化を少なくおさえられます。
一方で、冷蔵保存すると、日持ちはせいぜい1週間ほどですし、冷凍した場合よりもかなり乾燥しやすくなります。

お団子を長期保存したうえで美味しく食べたいのなら、すみやかに冷凍保存するのがおすすめです。

団子を柔らかくして食べる

冷凍・冷蔵いずれの方法で保存した場合も、お団子は一旦は固くなりますが、レンジや鍋で温めれば、もとの柔らかい食感に戻ります。

団子の保存方法を詳しく解説します。


常温保存が基本

お団子の常温保存

団子の常温保存期間:数時間〜3日

お団子は、市販品でも手作りでも、固くならないように保存するには、常温保存が基本です。

常温保存なら固くならない

市販のお団子なら、それがみたらし団子でも、きなこ団子でも、2〜3日くらいが賞味期限になっています。
そのため、常温保存したうえで、その日までに食べ切ると、何もしなくても柔らかい状態でお団子を食べることができます。

一方で、手作りのお団子なら、使用した粉の種類などにもよりますが、半日〜1日くらいで食べ切ると、作りたての食感を楽しめます。
ちなみに、手作りの白玉団子の場合は、もう少し早めに、作ってから数時間以内に食べ切るのがおすすめです。

お団子は、常温保存すると手軽に美味しく食べられますが、とは言え、冷蔵や冷凍ができないわけではありません。

続いて、お団子の冷蔵保存についてお伝えします。

冷蔵保存で美味しく食べる

お団子を冷蔵庫に入れると、かたくなります。

そのため、冷蔵庫で保存したお団子は、そのままでは美味しく食べられません。
レンジなどで軽く温めて、柔らかい状態に戻してから食べます。

味を比較すると、常温保存したお団子の方が美味しいですけど、やむを得ずすぐに食べられない場合は、とりあえず冷蔵保存して、温めてから食べるのもアリです。
お団子を冷蔵保存すると、1週間ほど日持ちします。

ただ、はじめからすぐに食べないことが分かっているのなら、冷蔵ではなく、すみやかに冷凍してしまう方が、味も食感も劣化が少なくて済みます。

お団子の冷蔵保存方法

団子の冷蔵保存期間:1週間

さて、お団子の冷蔵のやり方についてですが、市販のお団子の場合は、串ごとラップでぴったりと包みます。
お団子の部分だけをラップで包むと、隙間から空気が入って乾燥しやすくなってしまうので、串ごとラップで覆うのがおすすめです。

団子がくっつかない保存方法

手作りの場合は、団子の間を少しずつあけて、一列に並べてラップで包みます。

お団子を棒状に並べてラップで包む
そうすると、お団子同士がくっつきませんし、たとえくっついたとしても、一列にならべておけば、隣同士のお団子を剥がすだけで済みます。

また、ラップで包んだうえで、さらに保存袋に入れておくと、より密閉性が高まって乾燥しにくくなるので安心です。

冷蔵団子を温めて柔らかくする

お団子を冷蔵保存すると、すでにお伝えしたとおり食感がかたくなりますが、レンジで加熱したり、鍋で茹でたりすると、もとの柔らかい状態に戻ります。

レンジを使った温め方

市販の串団子や、上新粉・だんご粉を使った手作りの団子なら、電子レンジを使って柔らかく戻すことができます。

冷蔵保存したお団子をレンジで加熱して柔らかくする
手順は、お団子をラップで包んだ状態のまま、レンジの「温めモード(温め機能)」で加熱するだけです。

「温めモード」がない場合は、ごく一般的な500〜600Wで良いので、手でさわって温かいと思えるくらいに、軽く加熱してみてください。

白玉団子を水にひたしてレンジで加熱して柔らかくする
なお、白玉団子のような柔らかいお団子に限っては、水にひたした状態で加熱するのがおすすめです。
かぶるくらいの水を注ぎ、レンジの「温めモード」で加熱します。

ラップで直に包んでレンジで温めると、べちゃべちゃになってしまいます。

鍋を使った温め方

レンジがない場合は、あんこなどが乗っていないシンプルなお団子に限っては、鍋に湯を沸かし、さっと茹でて温めることもできます。

鍋を使って茹で直して柔らかくする
使用している粉が上新粉でも、だんご粉でも、白玉粉でも、茹で方は同じです。


冷凍なら長期保存OK

お団子の常温保存と冷蔵保存について解説してきましたが、長期保存をしたいのなら、やはり冷凍です。

冷凍すれば日持ち1ヶ月

お団子は冷凍しても味や食感が劣化しにくいうえに、1ヶ月ほど日持ちするので、保存方法としてとても便利です。

お団子の冷凍

団子の冷凍保存期間:1ヶ月

お団子の種類は、市販のみたらし団子やきなこ団子でもいいですし、上新粉やだんご粉や白玉粉で手作りしたお団子でもいいです。

冷凍保存の方法

冷凍保存のやり方は、冷蔵保存と同じです。
小分けにしてラップで包んだうえで、保存袋に入れます。

お団子を一列に並べてラップで包む
お団子を離して一列に並べてラップで包むと、冷凍中にお団子がくっつく心配がありませんし、仮にお団子がくっついてしまったとしても、隣同士のものだけなので、冷凍後や解凍後に1個ずつばらすのも簡単です。
冷蔵庫に余裕がある場合

もし、冷凍庫のスペースに余裕がある場合は、お皿の上にラップかクッキングシートを敷き、そのうえにお団子を十分に離して並べ、お皿にラップをかぶせて冷凍庫に入れると、くっつく心配がまったくなくなります。

お団子をラップを敷いた皿の上に並べてラップをかける
お団子を冷蔵保存する場合は、この方法だとさらに乾燥しやすくなるのでおすすめしませんが、冷凍だったらアリです。


団子の解凍方法

冷凍したお団子は、自然解凍すれば食べられます。
その際には、冷蔵庫に移して解凍するのではなく、常温に置いて解凍するか、レンジの解凍モードを利用してください。
冷蔵庫に入れると、お団子が固くなってしまいます。

少し温めた方が食感が戻りやすい

ただ、自然解凍するよりもレンジなどで軽く温めた方が、元の柔らかい食感に戻りやすいです。

お団子の解凍
柔らかいお団子を食べたいのなら、先に紹介した冷蔵した場合の温め方と同じように、レンジの「温め機能(温めモード)」で加熱してみてください。
白玉団子は水にひたして温める

白玉団子も、常温に置くなどして自然解凍するだけで食べられますが、ラップで包んだまま解凍するとべちゃっとくっつきやすいので、ラップを外して、凍ったまま水にひたして、軽く温める方法がおすすめです。

凍った白玉団子を水にひたして解凍する
凍った白玉団子を耐熱容器に入れ、かぶるくらいの水を注ぎ、レンジの「温めモード」で加熱します。

温めモードがない場合は、軽く温める程度に加熱してみてください。
あまり加熱しすぎると、白玉団子がべちゃべちゃになってしまいます。

団子を鍋で茹でて解凍する
レンジがない場合は、白玉団子を鍋で軽く茹でて解凍してもいいです。

団子生地の冷凍はすすめない

お団子の生地の冷凍

ところで、お団子の粉を練った生地をそのまま冷凍保存するのは、おすすめしません。

せっかくきれいにまとまったお団子生地が乾燥してパサパサになり、解凍した時に、生地を成形しづらくなるためです。
解凍後に水や湯を少し加えればある程度成形しやすくなりますが、水の量の調整が難しく、生地が柔らかすぎてだれてしまう確率が高いです。

いちどこねた団子生地は、すぐに加熱調理してお団子にしたうえで、冷凍・冷蔵してください。



以上、お団子の保存についてお伝えしました。

お団子は、常温で保存するのが基本ですが、長期保存したいなら冷凍もおすすめ。
冷蔵は少し中途半端で、冷凍ほど日持ちしないうえに、味や食感も劣化しがちです。

ケースバイケースで上手に使い分けるといいですよ。

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