固くなったお団子を柔らかく復活させる方法を解説します。
お団子は、それが市販品であっても手作りのものであっても、作ってから時間が経つとかたくなってしまいます。
固くなる原因は、ご飯が固くなる理由とまったく同じ。
お団子の主要成分であるでんぷんが冷めて、水分が抜けることで、でんぷんが「老化」するためです。
お団子は冷めて乾燥することで、だんだんと固くなっていきます。
さて、そんなお団子ですが、できたての柔らかさを復活させるのは意外と簡単です。
こちらもやり方はご飯と全く同じで、加熱してあげればいいんです。
ただ、白玉団子のような柔らかいお団子は、加熱しすぎるとぐちゃぐちゃになってしまうので注意してください。
加熱の仕方は、「普通の団子」と「白玉団子のような柔らかい団子」の2パターンがあります。
普通の団子を柔らかくする方法
まず最初に、食感が少ししっかりめの、ごく普通のお団子を柔らかくする方法を解説します。
これには、次のようなお団子が該当します。
- 上新粉やだんご粉などをメインに使った団子
- 市販の串団子(みたらし団子・あん団子・三色団子など)
- お月見団子
- お彼岸団子
- 草団子
これらのお団子が固くなり、それを柔らかく復活させたい場合は、ラップで包んだうえで、電子レンジの「温め機能(温めモード)」で加熱してみてください。
「温め機能」を使うのがコツです。
お団子は、加熱すると柔らかくなりますが、一方で、加熱しすぎるとぐちゃぐちゃになってしまいます。
ですから、触った時にほんのり温かいと感じるくらいの加熱にとどめる方が良く、レンジの「温め機能」はとても便利です。
レンジに「温め機能」がない場合は、普通に500wや600wに設定して、様子を見ながら少し控えめに加熱してみてください。
白玉団子を柔らかくする方法
続いては、白玉団子のような元々とても柔らかい食感のお団子を戻す方法についてです。
これには、次のようなお団子が該当します。
- 白玉粉だけで作った団子
- 白玉粉と豆腐で作った団子
- 白玉粉を多く使った団子
このようなお団子が固くなってしまった場合は、先に紹介した方法と同じようにラップで包んで加熱すると、温めすぎて、べちゃっとラップにくっついてしまいます。
ですから、白玉団子の場合は、水にひたした状態で、レンジの「温め機能」で加熱してみてください。
白玉団子を耐熱容器に入れ、かぶるくらいの水を注いで、レンジに入れます。
ラップはかぶせなくてもOKです。
このようにすると、適度に温めることができるため、柔らかくて食べやすい食感に仕上がります。
固くなったお団子をリメイク
- 磯辺団子
- あん団子
- みたらし団子
今回ご紹介した方法で食感を復活させれば、そのままお団子として美味しく食べられます。
醤油を付けて海苔を添えれば「磯辺団子」、市販のあんこを添えれば「あん団子」、きなこにすれば「きなこ団子」、みたらしたれを付ければ「みたらし団子」です。
醤油・みりん・砂糖・片栗粉さえあれば、だれにでも簡単に作れます。
ところで、固くなったお団子を戻す方法には、もう1つやり方があります。
味噌汁やスープなどの具材にすれば、かたいまま加えても、柔らかく食べやすくなります。
和風の汁物はもちろんのこと、洋風のスープにも意外と合います。
他の具材と一緒に加熱するだけなので、こちらもとてもお手軽ですよ。
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