おはぎ(ぼた餅)のレシピ・作り方。美味しく作る秘訣を解説!

投稿日:2010年3月18日 更新日:

おはぎ(ぼたもち)

レシピ動画

至福の和菓子!おはぎ(ぼたもち)

おはぎ(ぼたもち)のレシピ・作り方をご紹介します。

おはぎは、うるち米を混ぜずに、もち米100%で作るのがおすすめです。
もち米には特有の旨味があるため、もち米だけで作ったほうが、断然おいしく仕上がります。

また、おはぎを成形する際に、必要以上に水で濡らさないことも大切です。
ラップを活用して、手で直接ごはんにさわる機会を減らすと、ベチャッとせずに、食感の良いおはぎが作れます。

私はこれまでお彼岸や普段使いのおやつとして何度もおはぎを作ってきましたが、この作り方が一番美味しいと思います。

材料

12個分:調理時間60分超
もち米 2合
粒あん 340g
きなこ 大さじ2
黒すりごま 大さじ2
砂糖 小さじ4
  • あんこ・きなこ・ごまを各4個、合計12個分。

作り方

もち米を研ぐ
米に水を加えて炊く
  1. ① もち米を研いでザルに上げ、炊飯器の内釜に入れます。
    水を「おこわ2合の目盛り」まで注ぎ、1時間ほど置きます。
    (おこわの目盛りがない場合は、360mlの水を注ぎ、1時間ほど置きます。)

米の研ぎ方(洗い方)

浸水させてふっくらと

おはぎを作る際には、もち米を浸水させてから炊くのがおすすめです。

ふっくらとした食感に仕上がるため、おはぎにした時に、あんことの一体感が出て美味しくいただけます。


もち米を炊飯器で炊く
炊飯器で炊いたおこわ
  1. ② もち米をおこわモードで炊きます。
    (おこわモードが無い場合は、普通の白米モードで炊きます。)

おこわをボールに移す
もち米をすりこぎでつく
  1. ③ 炊き上がったら、内釜ごとひっくり返して、ご飯をボールに移します。
    すりこぎなどで軽く20回ほどついて、手で触れられる程度に粗熱を取ります。

軽く粗熱を取る

ご飯をあまり冷ましすぎると、おはぎの形に成形しにくくなるので、まだ温かい状態で使います。

また、あまりつき過ぎないことも大切です。
必要以上につくと、お餅のような仕上がりになってしまいます。


きなこに砂糖を加える
黒すりごまに砂糖を加える
  1. ④ きなこを皿に入れ、砂糖(小さじ2)を加え、よく混ぜます。
  2. ⑤ 黒すりごまを別の皿に入れ、砂糖(小さじ2)を加え、よく混ぜます。

砂糖の量は、控えめになっています。
ご飯の中にあんこを入れるので、きなこや黒ごまの甘みを強くしすぎない方が、バランスが取れます。


あんこの重さをはかる
あんこを切り分ける
  1. ⑥ あんこ(340g)を140gと200gに分けます。
    140gを4等分して、200gを8等分します。
このレシピでは、大きめのあんこを4個、小さめのあんこを8個作ります。

大きめのものは、あんこおはぎ用。
小さめのものは、きなこ&ごまおはぎ用です。

あんこ(粒あん)の作り方


あんこをラップで包む
あんこを皿に並べる
  1. ⑦ 小分けにしたあんこをラップで包み、俵型に整えて、皿にのせていきます。

ご飯を3等分する
ご飯を12等分する
  1. ⑧ ご飯を12等分します。
  2. すべてのご飯を一度に12等分する必要はありません。

    このレシピでは、「あんこ」・「きなこ」・「ごま」の3種類のおはぎを、4個ずつ作ります。
    そのため、まずはご飯を3等分してください。
    そして、そのうちのひと塊を4等分して、1種類のおはぎを包み終えるといいです。
    そうすると、ボールのスペースが広くなるので、残りを8つに分けるのがラクになります。

あんこおはぎの作り方

ここからは、あんこおはぎの包み方を解説します。

ご飯をラップにのせる
ご飯をラップで包む
  1. ⑨ 12等分したうちの4個のご飯を、それぞれラップで包んで俵型に整えます。

あんこおはぎを包むコツ

あんこのおはぎを作る際には、ラップを使ってご飯を整形するのがおすすめです。
ご飯(おこわ)はもともと粘着性の高い食材ですが、ラップで包むと、水で濡らさなくても、簡単に形をととのえることができます。

きなこや胡麻などの粉ものを表面にまぶす場合であれば、多少の水分が加わっても問題ありません。
でも、あんこだけのおはぎを作る場合は、水で濡らさないようにした方が、ベチャッとせずに美味しく仕上がります。


あんこをラップで挟んでのばす
あんこからラップをはがす
  1. ⑩ ラップを広げて、大きめのあんこ(140gの方)1個をのせ、もう1枚のラップをかぶせます。
    手で上からおさえてのばし、ラップを外します。

あんこにご飯をのせる
あんこに乗せたご飯
  1. ⑪ 俵型にしておいたご飯のラップを外し、あんこの上にのせます。

ラップを使ってあんこでご飯を包む
あんこで包んだご飯
  1. ⑫ ラップを使って、あんこでご飯を包みます。

ご飯をきっちり包まなくてもOK

あんこの隙間から見えるご飯
この時、ご飯全体をあんこできっちり包む必要はありません。

ご飯全体が隠れているに越したことはありませんが、上の写真くらいご飯が見えていたとしても、盛り付ける際に下にしてしまえば問題ありません。


おはぎの形をととのえる
おはぎからラップを剥がす
  1. ⑬ 俵型に整えてラップを外し、皿に並べます。
    残りの3個分についても、同じようにあんこでご飯を包みます。

きなこおはぎの作り方

続いて、きなこおはぎの包み方を解説します。

手の平にご飯をのせる
手の平にのせたご飯を指で広げる
  1. ⑭ 手を水で軽く濡らし、ご飯1個を手の平の上にのせて、指で広げます。

きなこおはぎの包み方のコツ

きなこおはぎは、ご飯の中にあんこを入れて作ります。
その際には、ラップを使わずに、手を使って作るのがおすすめです。

水で軽く濡らした手で作業した方が簡単にきれいに仕上がりますし、最後にきなこをまぶすので、多少の水分であれば、食感も損なわれません。
ごまおはぎを作る場合も同様です。


ご飯にあんこをのせる
あんこをご飯で包む
  1. ⑮ あんこをのせて、ご飯で包みます。
この時、あんこが少し見えていたり、形が多少いびつであったとしても、過度に気にする必要はありません。
次の工程できなこをまぶすので、表面のあんこを隠すことができますし、形のいびつさもある程度カバーできます。


おはぎにきなこをまぶす
きなこおはぎ
  1. ⑯ きなこをまぶし、上部にきなこを少し盛って、皿に並べます。
    残りの3個分についても、同じように、ご飯を広げてあんこを包み、きなこをまぶします。

ごまおはぎの作り方

最後に、ごまおはぎの包み方を解説します。
基本的な流れは、先ほどのきなこおはぎと同じです。

  1. ⑰ 残りのご飯(4個分)をきなことまったく同じように包んで、黒すりごまをまぶして皿に並べます。
手の平にご飯を広げる
ご飯を広げる
ご飯にあんこを乗せる
あんこをのせる
ご飯であんこを包む
包む
ご飯の形をととのえる
形を整える
おはぎに黒すりごまをまぶす
すりごまをまぶす
黒ごまおはぎ
見た目を整える

おはぎ(ぼたもち)

完成したおはぎは、ふっくらと柔らかな食感で、もち米の味もしっかりと感じられます。

また、異なる味のものが3種類あるので、食べ飽きることもありません。
定番のあんこと、風味抜群なきなこ&黒ごま。
どれも魅力的な味で、食べくらべているうちに、いつの間にかお皿が空っぽになります。

おはぎ(ぼたもち)のおすすめレシピです。
ぜひ試してみてください。

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