手作りパンの基本レシピ|初心者におすすめ!ふわふわ丸パンの作り方

手作りパンレシピ
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手作りパンの基本レシピをご紹介します。
「パン作りって難しそう…」と感じている初心者さんにもぴったりな、ふんわり柔らかい丸パンの作り方です。

強力粉・イースト・牛乳など、身近な材料だけで作れるのが魅力。
パン生地のこね方や発酵のタイミングも、写真と動画でわかりやすく解説しています。
焼きたてはほんのり甘く、しっとりふわふわ。
パン作りの基本をおさえたい方は、ぜひこのレシピから始めてみてください。


材料

8個分:調理時間180分(発酵時間含む)
強力粉 250g
4g
砂糖 20g
ドライイースト 3g(小さじ1)
牛乳 180ml(180g)
無塩バター 20g

パン作りに必要な道具

ボウル大きめの台やまな板スケッパー(カード)ラップ濡れ布巾クッキングシートオーブン/オーブン用天板網など

手作りパンのレシピ・作り方

パンの材料をボウルに入れる

ボウルに強力粉・塩・砂糖・ドライイーストを入れる
パン生地の材料に牛乳を加える
  1. ① ボウルに強力粉(250g)・塩(4g)・砂糖(20g)・ドライイースト(3g:小さじ1)を入れます。
    このとき、塩とドライイーストは離して入れるのがポイントです。
    塩が直接イーストに触れると、酵母の働きが弱まってしまうことがあります。
  2. ② 人肌に温めた牛乳(180ml)を加え、粉っぽさがなくなるまで手で混ぜます。
最初は生地が手や指にくっつきやすく、混ぜにくく感じるかもしれませんが、牛乳の水分をしっかり粉に吸わせることで、しっとり柔らかく仕上がります。
このあとの「こね」の工程を丁寧に行えば、生地は自然と手につきにくくなり、なめらかにまとまっていきます。


パン生地をこねる

パン生地を手でこねる

  1. ③ 混ぜ終えたら、生地を台(又はまな板)に移し、10分ほどこねます。
  2. ④ 生地がなめらかになり、軽く弾力が出て手につきにくくなったら、バター(20g)を加えてさらに10分ほどこねます。
バターは室温に戻してやわらかくしておくと、生地になじみやすく、こねやすくなります。
冷たいままでも使えますが、こねる時間が少し長くなります。

グルテン膜ができている様子

生地を指で薄く広げたときに、破れずに薄く伸びて、指が透けて見えるくらいになればこね上がりです。
これは「グルテン膜」と呼ばれ、生地がしっかりこね上がった目安になります。



一次発酵させる

パン生地を丸めてボウルに入れ、ラップをして一次発酵させる
発酵前
一次発酵を終えて膨らんだパン生地
発酵後
  1. ⑤ 生地を丸めてボウルに戻し、ラップをかけて一次発酵させます。
    オーブンの発酵機能(40度)を使い、50〜60分ほどかけて生地が2倍くらいに膨らむまで発酵させます。

パン生地を切り分ける

パン生地を手のひらで軽く押してガスを抜く
ガス抜きする
パン生地をカードで8等分に切る
生地を切る
  1. ⑥ 発酵が終わったら、両手を生地の底にそっと差し入れ、丸ごとすくうようにして台に移します。
    ふくらんだ生地をつぶさないよう、やさしく扱ってください。
  2. ⑦ 手のひらで軽く押してガスを抜き、カード(生地を切るための道具)を使って生地を8等分にやさしく切り分けます。

室温で休ませる

パン生地を軽く丸めてクッキングシートを敷いた台の上に並べる
パン生地に濡らして固く絞った布巾をかけて常温で休ませる
  1. ⑧ 生地を軽く丸めて、クッキングシートを敷いた台の上に、生地同士がくっつかないように並べます。
    濡らして固く絞った布巾をふわっとかけて、そのまま室温で10分ほど休ませます(ベンチタイム)。
    乾燥を防ぎ、生地がゆるんで成形しやすくなります。


パン生地を丸め直す

ベンチタイムを終えたパン生地を丸め直す

  1. ⑨ ベンチタイムが終わったら、生地の表面をなめらかに丸め直します。
    自然な張りが出るように、外側の生地をやさしく引っ張って底に集め、合わせ目を軽くとじます。
    クッキングシートを敷いた天板に、合わせ目を下にして、間隔をあけて並べます(冒頭の動画も参照)。

二次発酵させる

クッキングシートを敷いた天板にパン生地を並べ、二次発酵させる
発酵前
二次発酵を終えて膨らんだパン生地
発酵後
  1. ⑩ クッキングシートを敷いた天板に、生地を間隔をあけて並べます。
    乾燥を防ぐため、並べたらすぐにオーブンの発酵機能(40度)に入れましょう。
    30〜40分ほどかけて、2倍くらいにふっくら膨らむまで二次発酵させます。

オーブンで焼いたら完成!

オーブンで焼き終えたパン

  1. ⑪ 天板をいったん取り出し、オーブンを190度に予熱します。
    予熱が完了したら天板を戻し入れ、13〜15分焼きます。
    焼き色がつき、小麦の香ばしい香りがしてきたら取り出し、網の上で冷ませば完成です。

難しそうに見えるパン作りも、基本の丸パンからなら意外と手軽に始められます。

半分に切った手作りパン
ふんわり香ばしい焼きたてのパンを、ぜひおうちで楽しんでみてください。


ふわふわに仕上げるポイントまとめ

最後に、パンをふわふわに焼き上げるための大切なポイントをまとめておきます。

  • 砂糖は甘さのためだけでなく発酵の助けにもなりますが、入れすぎるとかえって発酵が鈍くなり、ふわふわに仕上がりにくくなります。
    レシピ通りの量を守るのがポイントです。
  • 牛乳は人肌程度に温めて使うことで、発酵がスムーズに進みます。
  • こねは2回に分けて、合計20分ほどしっかりと行います。
  • ベンチタイム後に生地を丸め直す際は、表面を張らせるように形をととのえることで、ふんわり丸く仕上がります。
  • 形をととのえたら、すぐにオーブンの発酵機能を使い、乾燥を防ぎながら発酵させましょう。

よくある質問(FAQ)

牛乳の代わりに水でも作れますか?

はい、可能です。
ただし水に置き換えるとふわふわ感やミルキーなコクはやや控えめになります。

有塩バターでも作れますか?

はい、作れます。
バターは無塩が基本ですが、有塩バターでも問題なくおいしく焼き上がります。
塩味がやや強くなるため、気になる場合はレシピの塩を3.5g程度に減らすとバランスがよくなります。

丸め直すときに生地がくっついて扱いにくいです。どうすればいいですか?

手に軽く打ち粉をするか、手をほんの少しだけ濡らしてから丸めると、生地が扱いやすくなります。
ただし、粉をつけすぎると表面が乾きやすくなるので、最小限にとどめるのがコツです。

毎回こねて発酵するのはちょっと大変です。もっと手軽な方法はありませんか?

あります!
時間に余裕があるときはこの基本レシピがおすすめですが、忙しい朝には「前日に仕込んで朝焼くだけ」の方法も便利です。
こね時間も短く、冷蔵庫でじっくり発酵させるので、手間をかけずに焼きたてパンが楽しめます。
夜に仕込んで朝焼くだけの簡単パンレシピ

このパン生地で簡単にアレンジできますか?

はい、基本の生地に材料を混ぜるだけで楽しめるアレンジもたくさんあります。
こね終わったあと、一次発酵の前に以下のような具材を加えるだけで、手軽にバリエーションを楽しめます。

  1. 甘い系のアレンジ
    • レーズン(大さじ2〜3程度)
    • チョコチップ(大さじ2〜3程度)
    • くるみやアーモンド(粗く刻んで加える)
  2. おかず系のアレンジ
    • 粉チーズ(大さじ1〜2程度)
    • ドライハーブ(バジル・オレガノなどをひとつまみ)
    • 粗びき黒こしょう(アクセントに)

加える量はお好みで調整できますが、生地が扱いづらくならないよう控えめから始めるのがおすすめです。
混ぜるときは、具材が均一に行き渡るように生地に優しく練り込んでください。

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