蒸しパンのレシピ・作り方。シンプルで美味しい基本の蒸しパン

蒸しパン

レシピ動画

ふわふわ食感!プレーン蒸しパン

蒸しパンのレシピをご紹介します。
優しい甘みとふわふわ食感が印象的な、人気のプレーン蒸しパンです。

作り方は簡単で、小麦粉に卵・牛乳・砂糖・ベーキングパウダーなどを混ぜ、強火で15分蒸せば完成です。
レーズンやチョコなどの具材を加えることでいくらでもアレンジできるので、蒸しパンの基本レシピとして覚えておくと便利です。

材料

4個分:調理時間20分
薄力粉 100g
ベーキングパウダー 小さじ1
1個
サラダ油 大さじ2
砂糖 大さじ3〜5 ※1
牛乳 大さじ3 ※2
  1. 砂糖の量は、食事向けには大さじ3、おやつには大さじ5がおすすめ。
  2. 牛乳は同量の水で代用しても良い。
カロリー
1個分223kcal

作り方

卵を混ぜる

  1. ① 卵(1個)をボールに割り入れ、泡立て器できれいに混ぜます。

卵にサラダ油を混ぜる

  1. ② サラダ油(大さじ2)を加え、均一になるまでよく混ぜます。

卵に砂糖を混ぜる

  1. ③ 砂糖(大さじ3〜5)を加え、よくすり混ぜます。

砂糖の量はお好みで

食事として食べる場合

蒸しパンを食事として食べたい場合は、砂糖の量を少なめにして、大さじ3(27g)にするのがおすすめです。
ほんのりとした甘みのある仕上がりになります。

おやつとして食べる場合

おやつとして食べたいのなら、砂糖の量をやや多めにして、大さじ5(45g)にすると、蒸しケーキのような感覚で食べられます。

ちなみに、砂糖の量を多くすると、甘みが強くなるという違いの他に、砂糖の保湿効果で少ししっとりとした食感に仕上がります。


卵に牛乳を混ぜる

  1. ④ 牛乳(大さじ3)を混ぜます。
牛乳がない場合は、水(大さじ3)で代用しても良いです。


卵に薄力粉とベーキングパウダーをふるい入れる

  1. ⑤ 薄力粉(100g)とベーキングパウダー(小さじ1)の半量をボールに振るい入れます。
薄力粉とベーキングパウダーは2回に分けて振るい入れます。
1回目は半量だけをボールに入れてください。


蒸しパンの生地を軽く混ぜる

  1. ⑥ ヘラで軽く混ぜます。
1回めは、粉っぽさが残っていても構いません。


蒸しパンの生地を混ぜる

  1. ⑦ 薄力粉とベーキングパウダーの残りをボールに振るい入れます。
  2. ⑧ 生地を練らないように注意しながら、粉っぽさが無くなるまでヘラで混ぜます。

混ぜ方のコツ

小麦粉を加えたら、練らないように注意しながら、全体が均一になるまでさっくりと混ぜます。

小麦粉に水分を加えて練ると、「グルテン」という粘りの強いタンパク質ができます。
「グルテン」ができると、蒸しパンの仕上がりが硬くなったり、また膨らみが弱くなったりするので、練らずに、切るようにして混ぜてください。


蒸しパンの生地をカップに流し入れる

  1. ⑨ 蒸しパンの生地をカップに流し入れます。

蒸しパンのカップ(型)なしの場合

上の写真は、アルミカップにグラシン紙(グラシン紙カップ)をのせて、そこに生地を入れています。

グラシン紙は、クッキングシートやアルミホイルで代用できます。
また、アルミカップがない場合は、紙コップや湯呑みに直接生地を流し入れても良いです。


蒸し器を沸騰させる

  1. ⑩ 蒸し器にたっぷりの水を張って、火にかけ、十分に沸騰させます。

蒸し器なしの場合

このとき、セイロ(竹製蒸し器)ではなく、金属製の蒸し器を使っても構いません。

金属の蒸し器
そうした蒸し器が無い場合は、深めのフライパンや普通の鍋に、蒸し板蒸し網をのせて使うこともできます。

金属の蒸し器の蓋
金属製の蒸し器や鍋などを使う場合は、フタを布巾で包んだ状態で蒸すのがおすすめです。

そのまま蒸すと、フタに付いた水滴が蒸しパンの上に落ちてしまうこともありますが、布巾で包めば水っぽくなる心配がありません。


蒸しパンの生地が入ったカップを蒸し器に入れる

  1. ⑪ 蒸気が出た蒸し器に、生地を入れたカップを入れ、すぐにフタをします。

蒸しパンの生地を蒸し器で加熱する

  1. ⑫ 強火で15分ほど蒸したら完成です。
    15分間は、フタを開けずにそのまま加熱してください。

蒸しパンをふわふわにするコツ

蒸しパンをふんわりとした食感に仕上げるポイントは、2つあります。

  1. 蒸気が上がった蒸し器に入れる。
  2. 途中でフタを開けない。

蒸気が上がらないうちに蒸しパンの生地を入れると、水っぽい仕上がりになってしまいます。
また、途中でフタを開けて蒸気を逃がしてしまうと、ふっくらとした仕上がりになりにくいです。

加えて、強火で一気に蒸し上げるために、蒸し器にたっぷりの水を入れておくことも大切です。


蒸し上がった蒸しパン

蒸し上がりはこのような感じになります。

蒸しパンは、冷めたものを食べることもできますが、温かい状態でいただく方が美味しいです。
ぜひ、できたてのアツアツを食べてみてください。


蒸しパン

この蒸しパンは、ふわっと柔らかな食感に仕上がります。
また、甘さは市販のものよりも控えめで、砂糖を大さじ5加えて作っても、しつこい感じは全くありません。

さっぱりとした味で、口当たりは軽快。
食べ過ぎ注意な美味しさです。

アレンジもOK

なお、この蒸しパンは、アレンジがいくらでも効きます。

たとえば、手軽な方法としては、生地にレーズンやチョコや茹で小豆を混ぜて蒸すのもおすすめ。
あるいは、砂糖を黒糖に代えたり、きな粉や抹茶を加えて、味変を楽しむのもありですよ。

コメント

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  • kitako様(2023年8月23日)

    やまでら先生おはようございます!
    昨日作ったこちらの蒸しパンも大変大好評でしたのでご報告いたします。お砂糖大さじ4でトッピング有りで作って見ました!甘納豆の豆までほくほくして
    とても美味しかったです!冷凍おやつストックと思って作りましたがほとんど皆で食べてしまいました☺︎先生のアドバイスの強火のたっぷりの蒸気と、勇気を出して開けずに見守ったおかげだと思います!ありがとうございました!!

    • やまでら くみこ(2023年8月23日)

      いつもコメントをどうもありがとうございます。

      kitakoさんは、甘納豆がとてもお好きなんですね。
      この蒸しパンとの相性もとても良さそうです。
      私は昔から粉ものの料理を作るのが大好きで、朝食やおやつとして、蒸しパンなどをしょっちゅう作っています。
      ついつい食べすぎてしまうので、糖分を控えめにして、ちょっとだけ罪悪感を誤魔化しています(笑)

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