大根の皮むきの方法をご紹介します。
包丁を使った「基本のむき方」は上の動画を、ピーラーなどの器具を使った「簡単なむき方」は下の動画を参考にしてください。
どちらの場合も、作る料理や味の好みによって、むく厚さを変えるのがポイントです。
大根の皮を厚くむく場合
煮物などを作る時は、大根の皮を少し厚めにむくのがおすすめです。

皮のすぐ内側には筋っぽい部分があります。
この部分には火が通りにくいため、皮を薄くむいて大根を煮ると、ここだけ硬く残ってしまいがちです。
逆にこの部分が柔らかくなるまで煮ると、内部が煮え過ぎてしまいます。
火の通り易さが異なるため、あらかじめ取り除いておいた方が均一に仕上がります。
また、この筋っぽい部分には、辛みがあります。
大根を煮物にする場合は辛味は必要ないので、そうした意味でも皮は厚めにむくのがおすすめです。

この線が筋っぽい部分。
厚めにむく場合は、この線の内側まで皮をむきます。
大根の皮を薄めにむく場合

細かく刻んで加熱調理する場合も同様です。
大根特有の辛味を活かしたいなら薄めにむいて、そうでないときは厚めにむく。
そうした使い分けをするといいですよ。

ちなみに、大根は、上部と下部では、辛味が異なります。
上の方は、甘くてかたいので、サラダなどの生食に向いています。
真ん中あたりは、太さがあって柔らかく、辛味も少ないので、おでんやふろふき大根などの煮物に使いやすいです。
また、下の方は辛味が強いので、きんぴらなどの炒め物のように、しっかりと味付けする料理に向いています。
大根おろしにする場合は、硬さを気にする必要がないので、どの部位を使ってもOKです。
味の好みに応じて、甘めが好きなら上の方、辛めが好きなら下の方を使います。
大根の皮を再利用

ところで、大根の皮を捨ててしまうのはモッタイナイです。
大根の皮は、実は、栄養が豊富。
大根に含まれている栄養素としてはビタミンCが有名ですが、ビタミンCが多く存在するのは皮付近です。
リンク先では、大根の皮の栄養を逃さず美味しく食べるレシピを紹介しています。

こちらもぜひ参考にしてください。
- 大根の皮ごと大根おろし
- 大根の皮のきんぴら
- 大根の皮の漬物
- 大根の皮の味噌汁・フライ
- 大根の皮の干し方