薄焼き卵と錦糸卵の作り方。ひっくり返さずに簡単!失敗しないコツを解説

錦糸卵と薄焼き卵
レシピ動画
これが基本!薄焼き卵と錦糸卵

薄焼き卵と錦糸卵の上手な作り方を紹介します。

錦糸卵は、薄焼き卵を細く切ったものなので、それぞれのレシピは全く同じです。

破れない・失敗しないコツ

薄焼き卵と錦糸卵を簡単かつキレイに作るコツは、3つあります。

卵液をあらかじめザルでこす
卵液をこしてから使うと、見た目も食感も、どちらもムラなく均一に仕上がります。

フライパンを熱した後にいったん冷ます
また、フライパンをしっかり温めて油を良く馴染ませたうえで、少し冷ましてから卵液を入れると、高温になり過ぎず、焼き過ぎや焼きムラなどの失敗を防げます。

卵をひっくり返さずにフタをして火を通す
さらに、卵をひっくり返さずに焼くと、途中で破れる心配がありません。
薄焼き卵のレシピの中には、片栗粉を混ぜて破れにくくするのもありますが、このやり方だったら片栗粉は不要。
片栗粉は使わない方が、卵らしいふんわりとした食感に仕上がります。

材料

1〜2枚分:調理時間5分
2個
砂糖 小さじ2
少々
サラダ油 適量
  • 直径22センチ以下の小さめのフライパンを使う場合は、卵1個分(レシピの半量)で1枚焼けます。


薄焼き卵と錦糸卵の作り方

卵と砂糖と塩をボールに入れる
卵と砂糖と塩を切るようによく混ぜる
  1. ① 卵(2個)をボールに割り入れ、砂糖(小さじ2)と塩(少々)を加えます。
  2. ② ボールを少し傾けて、ボールの底に菜箸を付け、「一の字」を描くように切るようによく混ぜます。

切るように混ぜる

菜箸をボールの底に当てながら「一の字」を描くように卵を切るようにして混ぜると、卵白が切れやすいので、卵を効率よく混ぜることができます。

なお、材料は卵2個分になっていますが、直径22センチ以下のフライパンで小さめの薄焼き卵を焼く場合は、卵1個分(レシピの半量)で1枚焼けます。


混ぜた卵を目の細かいザルでこす
混ぜた卵液をこし器でこす
  1. ③ 混ぜた卵液をこし器(もしくは目の細かいザル)でこします。
卵白は網の目をやや通りにくいですけど、ヘラなどで上から押し入れるようにして、さらに裏側をこすり落とすようにすると、ラクにこせます。

卵液をこすと見た目と食感UP

卵液をあらかじめこしてから使うと、卵白のかたまりやカラザがなくなるので、色や食感が均一な薄焼き卵&錦糸卵が作れます。



フライパンに油をひく

  1. ④ フライパンを火にかけ、しっかり温めます。
    サラダ油(適量)を入れ、キッチンペーパーでフライパンのフチまで薄くのばします。

フライパンをしっかり温める

フライパンは、卵を入れたらすぐに固まり始めるくらいに、あらかじめしっかりと温めます。
温めてから卵液を入れないと、卵が薄く焼けません。

フチまで油を薄く塗る

また、油は、フライパンのフチまで塗ります。
薄焼き卵は、フチに少しかかるように焼くと、フライパンから剥がしやすくなるためです。

油を薄く引くのもポイントです。
油をじゃぶじゃぶ使うと、卵液がフライパンの上で踊ってしまって、薄く丸く焼けません。


温めたフライパンを冷ます

  1. ⑤ フライパンに油を塗ったら、火が付いていない別のコンロの上に移し、20〜40秒ほど冷まします。
    (別のコンロがない場合は、フライパンを持ち上げて、火から離して冷ましても良いです。)

火から離す時間

火から離す時間は、使用するフライパンの蓄熱性に応じて変えてみてください。

薄くて蓄熱性の低い、手頃な値段のフライパンは、20秒くらい。
厚くて蓄熱性に優れた、わりと値の張るフライパンは、40秒くらいが目安です。

ただ、一言でフライパンと言ってもいろいろあるので、分からない場合は、1枚だけ試しに焼いてみるといいです。

フライパンを少し冷ます

しっかり温めたフライパンを火から離すと、フライパンが少し冷めるので、卵の焼き過ぎを防ぐことができます。

また、フライパン全体の温度が均一になるので、焼きムラも抑えることができます。


フライパンに卵液を流し入れる

  1. ⑥ フライパンを20〜40秒ほど冷ましたら、火から離したまま卵液を流し入れます。

流し入れる量について

卵をごく薄く焼きたい場合は、フライパン全体にぎりぎり広がるくらいの量を。
卵を少し厚めに焼きたい場合は、やや多めに入れます。



卵液をフライパン全体に広げる

  1. ⑦ フライパンを回して、卵液を全体になるべく均一に、なおかつフライパンのフチに少しかかるくらいに広げます。

フライパンにフタをして卵液を焼く

  1. ⑧ 卵液を広げたら、すぐにフタをして弱めの中火にかけ、30秒ほど焼きます。

ひっくり返さずに焼く

フタをして焼くと、薄焼き卵の上面も固まりやすくなるので、ひっくり返して焼く必要がありません。

なお、30秒で卵の表面が固まらない場合は、弱めの火力で固まるまで焼いてください。


焼き上がった薄焼き卵

  1. ⑨ 卵の表面が固まったら、フタを取ります。

フタを取ると、卵のフチがフライパンから剥がれやすい状態になります。



薄焼き卵を指で剥がす

  1. ⑩ 卵のフチとフライパンの間に菜箸をそっと入れて、浮き上がったフチを指でつまんで少し剥がします。

全部はがさなくてもOK。
卵の1/4くらいがめくれれば十分です。


できあがった薄焼き卵

  1. ⑪ まな板の上(もしくは皿の上)にフライパンごとひっくり返します。

フライパンごとひっくり返すと、卵がフライパンからすっと剥がれ落ちます。
これで、薄焼き卵の完成です。


薄焼き卵のふちを切り落とす

  1. ⑫ 薄焼き卵のフチの部分は、お好みで、キッチンバサミなどで丸く切り落とすと、見た目がきれいになります。


錦糸卵

  1. ⑬ 錦糸卵を作る場合は、薄焼き卵を軽く丸めて、端からなるべく均一に細く切ります。

薄焼き卵と錦糸卵

しっとりふんわりとした薄焼き卵と錦糸卵ができます。

薄焼き卵と錦糸卵の使い方

完成した薄焼き卵は、オムライスやおにぎりやサンドイッチに使うのが人気がありますが、手持ちの食材をクルクル巻いて、自分好みにアレンジして食べるのも楽しいです。

ちらし寿司
また、錦糸卵は、ちらし寿司や冷やし中華などのほか、サラダやそうめんにトッピングしてもよく合います。

薄焼き卵と錦糸卵は冷凍OK

なお、薄焼き卵と錦糸卵は少し手間がかかるので、お弁当などに使う場合は、少し多めに作って冷凍保存するのもアリです。

卵は、茹で卵にすると食感が変わってしまうので冷凍できませんが、薄焼き卵と錦糸卵にすれば問題なく冷凍できます。

その際には、小分けにしてラップで包み、保存袋に入れます。
使う時は、冷蔵庫に移して自然解凍が基本。
お弁当に入れる場合は、凍ったまま詰めれば、お昼には解凍されて食べ頃になります。


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投稿日:2016年6月23日 更新日:

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