エジプシャン・バザールでお土産選び!イスタンブールのスパイス市場。

エジプシャン・バザール


トルコのイスタンブールのおすすめ観光スポット、エジプシャン・バザール(Misir Carsisi)を、豊富な写真とともにご紹介します。

エジプシャン・バザール(エジプト・バザール)は、350年以上の歴史を誇る屋内市場。
かつては、エジプト経由で仕入れた香辛料や生薬を扱うお店が市場内に軒を連ねていたことから、その名がつきました。
スパイス・バザールと呼ばれることもあります。

香辛料以外の商品も豊富
エジプシャン・バザールの香辛料
現在でも香辛料や食品のお店はありますが、お店の数で言えば、全体のだいたい半分くらい。
残りは、雑貨や貴金属、布製品などを扱うお店が占めています。

市場内で扱われている商品のバリエーションは豊富です。
しかも、市場の周囲にも店舗が多く、食料品や雑貨など、幅広い種類の商品が売られています。

お土産を探すのにもぴったりですし、ぶらぶらと歩いているだけでも楽しいです。

ちなみに、トルコの定番土産の種類とそれぞれの特徴については、別記事で詳しく紹介しています。

手頃な広さが魅力

イスタンブールの市場と言えばグランド・バザールが有名ですよね。

グランドバザール
グランド・バザールの総店舗数は4,000軒超。
敷地面積は東京ドームの3分の2です。

一方で、エジプシャン・バザールの店舗数は90軒弱。
規模を比較すると足下にも及びません。

でも実は、そのコンパクトさがエジプシャン・バザールの魅力です。

1時間程度で全体を見て回れるうえに、グランド・バザールと同じくらい活気があるので、見ていて飽きません。
トルコのおみやげを効率よく探したいという方におすすめです。


エジプシャン・バザールの基本情報

イスタンブールのエジプシャン・バザール

まず最初に、エジプシャン・バザールの営業時間やお休みなどの情報をお伝えします。

グランドバザールとは違って、エジプシャン・バザールは日曜日も営業。
観光のスケジュールを立てる際の参考にしてください。

営業時間 8:00〜19:30
定休日 建国記念日(10月29日)とイスラム教の休日
公式サイト http://www.misircarsisi.org.tr/en/
行き方 トルコ・イスタンブールの旧市街内

エジプシャン・バザールの歴史

エジプシャン・バザールの歴史

エジプシャン・バザールが設立されたのは1664年。
オスマン帝国の時代です。

エジプシャン・バザールが作られた目的は、すぐ裏にあるイェニ・ジャーミィ(イェニ・モスク)の運営費を稼ぐため。
近くのエミニョニュ港で荷揚げされた香辛料がエジプシャン・バザールで売買されていたそうで、当時の香辛料と言えば高級品ですから、エジプシャン・バザールの収益は大きな利益をもたらしたようです。

エジプシャン・バザール、イェニ・ジャーミィ、エミニョニュ港。
位置関係は下の地図をご覧ください。
それぞれ目と鼻の先にあります。

エジプシャン・バザール
イェニ・ジャーミィ
エミニョニュ港


エジプシャン・バザールの写真

それでは、エジプシャン・バザールの様子を写真とともにご紹介します。

エジプシャン・バザールの外観

エジプシャン・バザールの入り口

エジプシャン・バザールの入り口は複数あります。

こちらは、南側の入り口です。
バザールの手前は屋外市場になっていて、そこも多くの人で賑わっています。


エジプシャン・バザールの内観

エジプシャン・バザールの写真

バザールの中の装飾は比較的新しいです。
グランドバザールと比べると、こちらの方がより清潔感がある印象を受けます。

エジプシャン・バザールの天井のデザイン

天井のデザインも凝っていて、エキゾチックな雰囲気がたまらなく格好いいです。



香辛料とハーブティー

エジプシャン・バザールの香辛料とハーブティー

色とりどりの香辛料とハーブティー。

「スパイスバザール」という呼び名の通り、今でも香辛料のお店がたくさんあります。
また、チャイ(紅茶)の茶葉やハーブティーも売られていて、試飲させてもらえるお店も多いです。


ドライフルーツとナッツ

エジプシャン・バザールのドライフルーツとナッツ

ドライフルーツとナッツ。
どちらもある程度日持ちするので、お土産にもぴったりです。


トルコ・スイーツ

エジプシャン・バザールのロクム

こちらは、スイーツ屋さん。
トルコの定番のお菓子 ロクムなどが売られています。

ちなみに、ロクムとは砂糖とデンプンとナッツで作るスイーツのことで、ストレートのチャイやトルココーヒーとよく合います。



エジプシャン・バザールのバクラヴァ

もう一つの定番スイーツ、バクラヴァです。
トルコでは、食後のスイーツとしてよく食べられています。


食べ物以外の品々

エジプシャン・バザールの衣服

食べ物以外の商品も豊富に揃っています。

上の写真の上部に写っているのはベリーダンスの衣装。
思わず二度見してしまうほどセクシーです。


エジプシャン・バザールの石鹸

こちらは色とりどりの石鹸です。
オリーブオイルなどで作られています。

トルコにはハマムという公衆浴場の文化が根付いているためか、土産物として石鹸をよく見かけます。



エジプシャン・バザールのトルコランプ

煌びやかなトルコランプ。
日本に持ち帰るのは一苦労ですが、部屋のインテリアにぴったりです。

複数のトルコランプが天井から吊り下がっている姿は、とても綺麗です。


屋外市場

エジプシャン・バザールの屋外市場

エジプシャン・バザールの外にもたくさんのお店が建ち並んでいて、多くのお客さんで賑わっています。

特に、食品を扱うお店はどれも美味しそうです。



エジプシャン・バザールのコーヒー豆

こちらは、コーヒー豆の有名店。
1871年創業のメフメット エフェンディ(KURUKAHVECİ MEHMET EFENDİ)です。

地元のトルコ人が行列に並んでコーヒー豆を買い求めています。

場所は、エジプシャン・バザールから道路を挟んで向かい側です。

Googleマップ



エジプシャン・バザールのチーズ

上の写真はチーズ屋さん。
中央に写っているのは、トルコで最もポピュラーなチーズ、ベヤズ・ペイニールです。

トルコのチーズ
なお、トルコのチーズについては、「トルコのチーズを徹底解説!」という記事で詳しく紹介しています。

エジプシャン・バザールのサルチャ

こちらはサルチャ。
ペースト状にしたトマトで作られた、トルコの定番の調味料です。

ここで紹介した以外にも、屋外市場のお店は盛りだくさん。
歩いているだけで楽しいですよ。


以上、イスタンブールの伝統ある市場、エジプシャン・バザールについてお伝えしました。

エジプシャン・バザールとその周辺には、日本ではあまりお目にかからない珍しい食材や、トルコの人気雑貨が豊富に揃っています。
イスタンブールの超おすすめスポットです。

ところで当サイトでは、現地トルコでの経験をもとに、トルコの観光スポットやトルコ料理について、別記事で詳しく解説しています。
次の記事もあわせてご覧ください。

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