ケバブやローストビーフといった肉料理をはじめ、サラダやサンドイッチなど、幅広い料理に合わせやすい、万能ヨーグルトソースのおすすめレシピをご紹介します。
材料は、プレーンヨーグルト・にんにく・塩の3つだけ。
お好みで、レモン汁を少し絞ったり、クミンパウダーやこしょうなどで風味付けしてもOKです。
このヨーグルトソースは、トルコ料理やギリシャ料理の定番ソース。
これらの国々はヨーグルトの消費量が多く、肉や魚や野菜などを使ったさまざまなお料理にヨーグルトソースが使われます。
ちなみに、トルコでは、昔から「ヨーグルトは体の毒素を洗い流す」と言われているそうです。
健康の維持という側面からも、ヨーグルトを料理と合わせるスタイルが大事にされているようですよ。
ヨーグルトソースの作り方
まずは、万能ヨーグルトソースのレシピをご紹介します。
無糖ヨーグルト※ | 100cc |
おろしにんにく | 1/2かけ |
塩 | 少々 |
レモン汁・こしょうなど | 好みで少々 |
※30分〜1晩水切りしたヨーグルトを使うと、より濃厚な味になる。
- 材料すべてを混ぜたらできあがり。
ヨーグルトは、そのまま使ってもいいですけど、ひと手間かけて水切りすると、よりコクが増して濃厚な味わいのソースになります。
ラップをかぶせて冷蔵庫に入れ、30分〜1晩置いたら完成です。
時間をおけば置くほど、水っぽさが無くなり、クリームのようななめらかな口当たりと濃厚さが増します。
出来上がったヨーグルトソースは、肉料理と特に合わせやすく、サラダにかけても美味しいです。
次に、ヨーグルトソースの本場、トルコやギリシャのお料理をもとに、使い方や食べ方をご紹介します。
ヨーグルトソースの使い方・食べ方
ヨーグルトソースは、たとえば、ケバブとの相性がぴったりです。
ヨーグルトの爽やかな酸味が、肉の旨みを引き立てます。
写真は、日本でも人気のドネル・ケバブ。
ドネル・ケバブは、羊肉をクミンなどのスパイスで風味付けし、トマト・玉ねぎ・レタスなどの野菜と一緒にピタパンに挟み、ヨーグルトソースをかけて作ります。
本場トルコでは、じっくりと火にかけた羊肉を薄く削いで使いますが、日本で作る場合は、牛などの薄切り肉で代用しても良いと思います。
こちらも、ヨーグルトソースを使って作るケバブ。
たっぷりのヨーグルトソースとトマトソースを添えて食べるのが特徴です。
ヨーグルトソースは、スパイシーな肉料理と特によく合います。
こちらは、ほんのりスパイシーなお肉にトマトや玉ねぎなどの野菜を合わせ、薄焼きのパンでクルッと巻いたお料理。
先に紹介したドネル・ケバブによく似ていますが、こちらは、トルコの隣国ギリシャでよく食べられている「ギロピタ」です。
このような肉とパンを合わせたお料理にも、ヨーグルトソースが合います。
ちなみに、写真のヨーグルトソースの作り方は、水切りしたヨーグルトに塩を混ぜるだけです。
「Demis Suomalainen Baari Ravintola Karaoke」のギロピタ
@ギリシャ ロドス島
こちらは、チキンの串刺し。
ギリシャ風の焼き鳥「スブラキ」です。
日本の普通の焼き鳥をオレガノなどのハーブで風味付けしたような味がします。
このような焼き鳥にもヨーグルトソースは合います。
このヨーグルトソースは、きゅうりを擦り下ろし、水切りしたヨーグルト・おろしにんにく・塩を混ぜて作っています。
「george & maria art of falafel」のスブラキ
@ギリシャ ロドス島
野菜を細かく刻んで、ヨーグルトソースと混ぜて食べるのも美味しいです。
こちらは、トルコやギリシャでよく食べられている「ザジキ(ジャジュク)」というお料理。
そのまま食べるだけでなく、パンや肉料理のディップとしても使われます。
使用する野菜はきゅうりですが、アイデア次第で他の野菜を使うのもアリです。
作り方はとても簡単。
きゅうりを千切りにするか、擦り下ろし、ヨーグルトソースと混ぜるだけです。
ポイントは、水切りしたヨーグルトを使うこと。
水切りするのが面倒な場合は、市販のギリシャヨーグルトをそのまま使ってもいいです。
ギリシャヨーグルトは、水気が少なく濃厚な味わいが特徴です。
こちらは、トルコのヨーグルトディップ「ハイダリ」です。
水切りしたヨーグルトに、チーズ・オリーブオイル・塩を混ぜ、ドライミントで風味付けしたお料理。
パンに添えて食べると美味しいです。
本場では、白チーズの「ベヤズ・ペイニル」を使って作りますが、日本では、比較的入手しやすいギリシャの白チーズ「フェタチーズ」を使ってもいいですし、カッテージチーズなどで代用しても美味しいと思います。
冒頭で紹介したヨーグルトソースは、ほんのりスパイシーなハンバーグとの相性もいいです。
こちらは、トルコの人気料理「キョフテ」。
日本のハンバーグとくらべると、クミンなどの香辛料を少しだけ使っており、食感がしっかりしていて肉々しいです。
でも、作り方は、日本のハンバーグとだいたい同じ。
家庭でも手軽に作れます。
お好みで、ヨーグルトソースとトマトソースを合わせても美味しいです。
「ジェイハン」のキョフテ@横浜
ヨーグルトソースは、揚げ物とも合わせやすいです。
こちらは、中東でよく食べられている、ひよこ豆のコロッケ「ファラフェル」。
じゃがいもを使った日本のコロッケとくらべると、食感がややしっかりしていて、ほんのりスパイシーなのが特徴です。
ヨーグルトソースは、香辛料を少し使ったややしっかりめの味付けの揚げ物と好相性。
また、普段食べ慣れているコロッケをアレンジして、ヨーグルトソースを添えて食べても面白いと思います。
こちらは、ギリシャの「ゲミスタ」というお料理。
ピーマンやトマト、ズッキーニなどの野菜をくり抜き、その中に、野菜やハーブを混ぜたお米を詰めて作ります。
このお料理にも、ヨーグルトソースがよく合います。
ちなみに、写真のヨーグルトソースは、水切りしたヨーグルトに塩を混ぜただけとシンプルです。
「red restaurant」のゲミスタ
@ギリシャ ロドス島
最後にご紹介するのは、ヨーグルトソースを使った「人参ヨーグルトサラダ」です。
千切り人参とすりおろし人参を合わせて使うレシピになっていて、にんにくを少し加えた爽やかなヨーグルトの味がとてもよく合います。
以上、万能ヨーグルトソースのレシピと、ヨーグルトソースがよく合うお料理を紹介しました。
この記事では、ヨーグルトのシンプルなソースがよく使われる、トルコやギリシャの料理を中心にお伝えしましたが、ヨーグルトソースが合うお料理は、アイデア次第で無限にあります。
いろいろと試してみてください。
ところで当サイトでは、現地トルコでの経験をもとに、トルコ料理やトルコの観光スポットについて、別記事で詳しく解説しています。
次の記事もあわせてぜひご覧ください。
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