知床観光シリーズのラスト、第3弾です。
今回は知床(ウトロと羅臼)のおすすめホテルについてお伝えします。
第1弾知床1日ツアー編(知床五湖&絶景パノラマツアー)
第2弾知床クルーズ&ホエールウォッチング編
第3弾知床(ウトロ&羅臼)のおすすめホテル編
ウトロと羅臼をくらべると、ホテルが充実しているのはウトロです。
ウトロには大規模なホテルもありますが、羅臼には昔ながらのホテルや旅館しかありません。
私はどちらの町にも宿泊しましたが、知床を短期間で観光するのならウトロに宿をとるのがおすすめです。
ウトロから羅臼までは車で40〜50分程度。
ウトロを拠点とすれば、羅臼は日帰りも可能です。
この記事では、まずはウトロのおすすめの宿をご紹介します。
その後に、羅臼の宿。
今後の知床旅行の参考にしてください。
知床(ウトロ)のおすすめホテル「夕陽のあたる家」
ウトロのホテルだったら「夕陽のあたる家」がおすすめです。
安価なうえに、清潔。
至れり尽くせりの高級ホテルではありませんが、すごく居心地がいいホテルです。
客室やテラスからの眺望も素晴らしい。
夕陽に照らされたウトロの海はキラキラと輝いていて、とても綺麗です。
テラスのソファから海を眺めているだけでも癒やされます。
知床観光の拠点とするのにピッタリのホテルですよ。
夕陽のあたる家
「夕陽のあたる家」は、こういう方におすすめです。
- 車で旅行している。
- 宿泊費を節約しつつ、きれいなホテルに泊まりたい。
- 素泊まりしたい。
- 自分で料理を作りたい。
- たばこを吸わない。(全室禁煙。喫煙室あり。)
写真を交えながら詳しく説明します。
「夕陽のあたる家」は、観光スポットや飲食店が集中しているウトロの中心部から、車で3分くらい登った高台にあります。
ウトロは、海側のホテルだけではなく、高台のホテルもとても人気があります。
高台のホテルに泊まるメリットは、なんと言っても眺めの良さ。
「夕陽のあたる家」の眺望は、その中でもピカイチです。
部屋の窓から、ウトロの海を一望できます。
でも、一つだけ注意して欲しいことがあります。
それは移動。
坂道なので、徒歩ではちょっとシンドイです。
車で移動する方におすすめです。
暖炉付きの休憩スペース
ホテルのフロントの脇には、こんな暖炉付きの休憩スペースもあります。
テラス
ホテルのロビーを少し進むと、鮮やかなピンク色を基調とした広々としたソファーと、味のあるエゾシカの壁画が印象的なテラス。
このテラスの南側は全体がガラス張りになっていて、自然光がたっぷり入ります。
木陰越しに見えるのはウトロの港。
時間がある時はここで読書をしたり、軽食をとるのもいいです。
キッチン
テラスの脇には、宿泊者が自由に使えるキッチンがあります。
これは、このホテルならではの設備。
IH用の鍋やフライパンをはじめ食器など、料理に必要な道具は一通り揃っています。
旅先で料理をしたい方におすすめです。
またこのキッチンの脇には、朝食時と夕食時に無料で飲めるコーヒーと紅茶が用意されています。
コインランドリー
コインランドリーもとてもきれいです。
洗濯機は洗剤不要です。
ちなみに、コインランドリーの奥のスペースが喫煙所になっています。
客室
ホテル内は地上5階建て。
2階がフロント&共有スペースで、3階から5階までが客室です。
客室の数はワンフロアーごとに8室。小さくて静かなホテルです。
これは和室と洋室が半々になった2人用の部屋。
時期にもよりますが、予算は素泊まりで1人6,630円〜、1泊夕食付きで9,870円〜です。
私は素泊まりで宿泊しましたが、夏の観光シーズンであれば夜でも営業している飲食店がありますし、コンビニ(セブンイレブン)もあるので、まったく問題ありませんでした。
客室からの眺め
これは「夕陽のあたる家」の客室からの眺め。
全室オーシャンビューです。
ちなみに景色の左側に写っているのが、同じ系列の「北こぶしホテル」。
目の前が港なので、そちらも眺めはバツグンですが、高台から俯瞰する「夕陽のあたる家」の眺めの方がポイントが高いと私は思います。
白いホテルの脇には、「ゴジラ岩」と呼ばれて親しまれている、この港町のシンボルとなっている岩も見えます。
ゴジラは首をくっと持ち上げながら、あたりを見回しているように見えます。
同系列の北こぶしホテルも利用できる
夕食
「夕陽のあたる家」には食堂やレストランなどの食事スペースが併設されていません。
夕食ありのプランの場合は、同じ系列のホテルの「北こぶしホテル」で夕食をとります。
「北こぶしホテル」までの移動は無料の送迎巡回車を利用します。
夕食の時間帯に複数回往復しています。
朝食
「夕陽のあたる家」には朝食付きのプランはありません。
朝食は、車で3分程度の距離にあるセブンイレブンで買うのがいいと思います。
温泉
「夕陽のあたる家」に宿泊すると、「北こぶしホテル」の大浴場も無料で利用できます。
「夕陽のあたる家」にも露天風呂付きの温泉がありますが、より大きいお風呂に入りたい方は、「北こぶしホテル」の大浴場を利用するといいと思います。
じゃあ最初から「北こぶしホテル」に泊まればいいのにという声が聞こえてきそうですが、ネックは宿泊費です。
「北こぶしホテル」は、ウトロの中心部にある大きなホテルで、港に隣接していて眺めも良いので、宿泊代もそれなりにします。
ホテル代をケチらなくても良い方は、「北こぶしホテル」に泊まるのもアリだと思います。
でも、宿泊代を節約してたくさん旅行したいという方には、「夕陽のあたる家」がおすすめです。
知床第一ホテルとの比較
ところでウトロには、「北こぶしホテル」とならぶ大きなホテル、「知床第一ホテル」があります。
口コミの評価も高く、人気のあるホテルのようなので、実際に見に行ってきました。
宿泊客も多く繁盛しているようでしたが、私の印象では「北こぶしホテル」の方が立地もよく、また、眺めがいいように思いました。
「知床第一ホテル」は「夕陽のあたる家」と同じ高台に建っており、また、「夕陽のあたる家」よりも更にウトロの中心部から距離が離れています。
一方「北こぶしホテル」が建っているのは海の目の前、しかもウトロの中心部です。
向かいにはコンビ二もありますし、見どころも近いですから、とても便利です。
もし私が宿泊費をケチらずにウトロに泊まるなら、「北こぶしホテル」を選びます。
「知床第一ホテル」もいいホテルなんですけどね。
立地と眺望は「北こぶしホテル」の方が上です。
さて、今回ご紹介した「夕陽のあたる家」は、利便性で言えば、これらのホテルにはかないません。
でも、素泊まりで宿泊代が抑えられるうえに、きれいなところに泊まれるというメリットがあります。
また眺めが美しく、ホテル内も静かでゆったりくつろげます。
そういうホテルがお好みの方におすすめです。
住所:斜里町ウトロ香川189
電話:0152−24−2764
チェックイン:15:00
チェックアウト:10:00
予算:素泊まり6630円〜、1泊夕食付き9870円〜(時期による)
全24室(全室禁煙)
夕食:北こぶしホテル波音にてブッフェ 18:00〜21:00
夕食送迎巡回車:17:30〜19:30まで30分おき 19:30〜21:30予約制
羅臼のホテル まるみ
最後に羅臼のホテルについて簡単にご紹介します。
知床半島の東側に位置する「羅臼」のホテルは、同じ知床半島の街「ウトロ」とくらべると、大きなホテルはなく、数も少ないです。
古い老舗旅館が数件ある程度。
ただ長く続いている旅館の良さもあって、羅臼周辺の伝統料理に触れることができます。
まるみ旅館の食事
例えば私は「羅臼の宿 まるみ」に泊まったのですが、同旅館の夕食は、珍しい伝統料理のオンパレードでした。
上の写真で一番目立つのは「イバラガニ」。
これは伝統料理ではなく、普通に蒸してあるカニです。
1部屋につき1杯ずつ出ますので、カニをお腹いっぱい食べられます。
他のおかずは殆どバイキング。
珍しいお料理の筆頭は「トドの大和煮」や「めふん(鮭の血合い)の塩辛」や「ちゅう(鮭の胃袋)の塩辛」など。
他にも「サメガレイの煮付け」や「ホヤの塩辛」、そして「つぶ貝の煮付け」や「鮭の飯ずし」などもあります。
また「スモークサーモン」や「たらこ」(塩漬け)といったメジャーな食品も、この旅館ではすべて手作りしています。
おそらく羅臼あたりでは自家製が普通なのだと思われます。
珍しいお料理のお味は、食べ慣れないものなので賛否両論です。
ただ羅臼周辺は、冬になると雪が積もって野菜も育たない地域なので、海で捕れるトドや魚のあらゆる部位は、貴重なビタミン源でもあったようです。
旅館の食事を通じて、この辺りの食文化に触れてみるのも有意義だと思います。
知床観光のまとめ
3回にわたって知床観光シリーズをお送りしてきましたが、いかがだったでしょうか。
もう一度整理すると、知床観光でぜひ体験していただきたいアクティビティは3つです。
- 知床1日ツアー
- 知床クルーズ
- ホエールウォッチング
日程については、少なくとも3泊4日をおすすめします。
観光に丸3日あてることができれば、3つとも体験できます。
宿は、基本的にはウトロにとるのがおすすめです。
ウトロのおすすめホテルは、「夕陽のあたる家」です。
羅臼の昔ながらの料理を味わいたいのなら、羅臼に宿泊してもいいと思います。
知床の手付かずの自然は本当にダイナミックです。
この興奮をぜひ味わってほしいです。
それでは、よい旅を!
第1弾知床1日ツアー編(知床五湖&絶景パノラマツアー)
第2弾知床クルーズ&ホエールウォッチング編
第3弾知床(ウトロ&羅臼)のおすすめホテル編
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