有名大学の名前を冠した「大学丼」が、外食チェーン「伝説のすた丼屋」で、限定販売されているそうです。
取り扱っているお店は、各大学の近くにある15店舗。
それぞれの「大学丼」レシピは、一般から公募されたそうですよ。
「伝説のすた丼屋」の大学丼をいくつかご紹介します。
- すた丼屋の「大学丼」
- 東京芸大の「バタ丼」とは
- 「バタ丼」のレシピ
早稲田丼
まずご紹介するのは、早稲田丼。
たっぷりの野菜と豚バラ肉をオイスターソースで炒め、ご飯にのせた一品です。
レシピの考案者は、なんと早大への入学を残念ながら逃してしまった受験生の親御さんです。
「栄養のバランスが取れたこのどんぶりで、あこがれの早大生にパワーを付けてもらい、社会貢献してほしい」との願いが込められているそうですよ。
明大丼
次にご紹介するのは、明治丼。
韓国からの留学生が多い明治大学は、韓流メニュー。
スンドゥブという韓国の豆腐を使ったどんぶりです。
日芸丼
そして、こちらは日芸丼。
豪快な見た目が、岡本太郎の「芸術は爆発だ!」という言葉を彷彿とさせる(?)とのことです。
画像を見るかぎり、どれも割と普通のどんぶりのようにも思えます。
外食チェーンが販売するメニューですから、そんなにぶっ飛んだレシピは選べないですよね。
でも、それぞれにうんちくがあるところが面白いと思います。
各大学の学生はどのように感じているのでしょうか。定番メニューとして受け入れられるといいですね。
東京芸術大学の「バタ丼」
ところで、東京芸術大学には「バタ丼」という丼飯があるのを御存じでしょうか。
もし、伝説のすた丼屋が「芸大丼」をつくると言ったら、芸大生は黙っていないかもしれません。
だって芸大には、公募するまでもなく、すでに「バタ丼」という「芸大丼」があるのですから。
「バタ丼」は、芸大の学食「大浦食堂」の人気メニューの1つです。
上の朝日新聞の記事には、「バタ丼」の紹介と合わせて、「大浦食堂」の顔、北澤店長の懐かしいお姿も見えます。
北澤店長が作る「バタ丼」のポイントは、実はマーガリン。
「バタ丼」にはバターではなく、実はマーガリンが使われています。
「だったら、マガ丼なんじゃない?」なんて、不粋なことを言ってはいけません。
「バタ丼」は、あくまで「バタ丼」なんです。
わたしは、以前バターでそれらしきものをつくってみたのですが、味がくどすぎて失敗しちゃいました。
なかなか奥が深いです。
ところで2012年2月13日に放映されたTBSテレビの「はなまるマーケット」という番組で、バタ丼のレシピが話題になっていました。
大浦食堂のオリジナルレシピです。
作り方はとても簡単なので、だれでも本物そっくりの「バタ丼」が作れますよ。
ご紹介します。
バタ丼の作り方
東京芸術大学の学食、大浦食堂の「バタ丼」のレシピです。
木綿豆腐 | 2/3丁(200g) |
モヤシ | 1袋 |
マーガリン | 大さじ2(24g) |
醤油 | 大さじ1強 |
うまみ調味料 | 小さじ1/2 |
ご飯 | 1膳 |
- 熱したフライパンにマーガリンを溶かし、四角く切った木綿豆腐(水切りはしない)・モヤシ・醤油・うまみ調味料を入れフタをする。豆腐の表面がきつね色になるまで、3分ほど加熱する。
- ご飯を皿に盛り、1をかけたらできあがり。
調理のポイントは、フライパンに具材を入れる順番だと思います。
上の写真のように、豆腐を1番下にして入れると、豆腐が美味しそうなきつね色になり、味が染みやすくなります。
しばらく食べていないので味を忘れかけていますが、自作したバタ丼は、本物そっくりだと思いました。
食べ終わった瞬間は、しつこくて当分いらないと思うんですけど、でもふとまた食べたくなる。
「バタ丼」は不思議などんぶりです。