菜の花の人気料理と言えば、やはり、辛子和えは外せません。
菜の花の少しほろ苦い風味と、からしのツーンとした辛みは、相性が抜群。
菜の花はアブラナ科に属しますが、からしもアブラナ科の植物の種子を原材料としているため、味の親和性が高いです。
ほんのりとした甘みのあるめんつゆと合わせるだけで、手軽に美味しく仕上がりますよ。
「菜の花の辛子和え」のレシピです。
菜の花 | 1束(200g程度) |
練りからし | 小さじ1/2程度 |
めんつゆ(3倍濃縮)※ | 小さじ2程度 |
※他の濃度のめんつゆを使う場合は、下の文を参考に量を微調整してください。
【工程1】
最初に、菜の花を茹でます。
手順は、まず、鍋に湯(1.5リットル程度)を沸かし、塩(小さじ1と1/2:分量外)を加えます。
そして、菜の花の茎の太い部分(下半分)を湯に浸して、30秒ほど茹でます。

茎がいくつも枝分かれして細くなっているところより下の、茎の太い部分だけを先に茹でます。
30秒経ったら、菜の花全体を湯に浸して、あと40秒ほど茹でます。
なお、茹で時間は、ものによって若干変わってきます。

右の写真は、スーパーでよく売られている菜の花ですが、こうしたものと見た目がかなり異なる場合は、先にちょっと茹でてみて、様子を見るといいです。
より詳しく:菜の花の茹で方
茹で上がったら、たっぷりの冷水にサッとさらします。
水にさらしたら、水気をキュッと手で絞ります。
そして、食べやすい長さに切ります。
【工程2】
次に、練りからし(小さじ1/2程度)とめんつゆ(3倍濃縮:小さじ2)を混ぜます。
練からしとめんつゆの量は、レシピの分量を目安に、お好みで微調整してみてください。
ちなみに、3倍濃縮のめんつゆ(小さじ2)を他の濃度に換算すると、分量は次のように変わります。
2倍濃縮のめんつゆが手元にあるのなら、3倍濃縮よりも薄いので、めんつゆの量を大さじ1に変更します。
反対に、4倍濃縮の場合は濃いので、大さじ1/2になります。
【工程3】
最後に、菜の花をボールに入れ、混ぜておいた調味料を加えて和えたら完成です。
菜の花にめんつゆを合わせるだけだと、味が優しすぎて少し物足りなさを感じますが、からしを加えることで、全体の味がスッキリと引き締まり、緊張感のある味に仕上がります。
鼻にフワッと抜けていく、からしの風味がいい感じ。
旬の春先に一度は食べたい、菜の花を使った定番おすすめレシピです。
なお、この和え物は、作り置きには向きません。
からしの風味が時間の経過とともに飛んでしまうためです。
もし作り置きしたいのなら、茹でた菜の花をストックしておいて、食べる直前に、からしとめんつゆを混ぜてください。
茹でた菜の花の日持ちは、冷蔵保存で4日程度です。