トマトクリームパスタは、生の完熟トマトで作ると、濃厚で格別な味わいになります。
やさしい酸味と自然な甘みがクリーミーなソースによくなじみ、口いっぱいに豊かな風味が広がります。
市販のトマト缶は酸味が強く、煮込むと風味が単調になりやすいですが、生トマトならフレッシュ感とコクを同時に味わえます。
このレシピでは、トマトの湯むきや種取り、丁寧な煮詰め方で水っぽさを抑え、クリームと一体化したまろやかなトマトクリームソースに仕上げます。
レストランのような本格的なトマトクリームパスタを家庭で手軽に楽しめます。
材料
完熟トマト | 大2〜3個(450g) |
生クリーム | 120ml |
玉ねぎ | 1/2個(100g) |
にんにく | 1片(6g) |
乾燥パスタ | 180g |
オリーブオイル | 大さじ1 |
バター | 20g |
砂糖 | 小さじ1/2 |
粉チーズ(パルミジャーノ) | 30g |
塩 | 小さじ1/8 |
黒こしょう | 少々 |
粉チーズ・パセリ(トッピング用) | 適量 |
トマトクリームパスタのレシピ・作り方
トマトの湯むきをする
- ① トマトの湯むきをします。
トマト(大2〜3個:450g)のヘタを包丁でくり抜きます。
鍋にトマトが浸かるくらいの熱湯を沸かし、10秒ほどトマトをくぐらせて、すぐに冷水に取ります。
切り口から、めくれた皮を手でむきます。
なお、トマトの湯むきの手順については、冒頭の動画かリンク先の記事で詳しく解説しています。
トマト・にんにく・玉ねぎを切る

- ② トマトを8等分くらいのくし切りにします。
指やスプーンなどで種をかきだして取り除き、果肉部分を2〜3センチ角に粗く刻みます。 - ③ 玉ねぎ(1/2個:100g)とにんにく(1片:6g)はみじん切りにします。
取り除くことでソースの水っぽさを防ぎ、酸味がやわらいで生クリームとの相性が良くなります。
玉ねぎとにんにくを炒める

- ④ フライパンにオリーブオイル(大さじ1)とバター(20g)を入れて、弱めの中火で熱します。
バターが溶けたらにんにくと玉ねぎを加え、時々混ぜながら7〜8分ほど炒めます。
玉ねぎがうっすらきつね色になったら、甘みがしっかり引き出された合図です。
トマトを加えて煮詰める

- ⑤ 刻んだトマトと砂糖(小さじ1/2)を加えて中火にします。
時々混ぜながら7〜8分ほど煮詰めながら炒め、水分が半量くらいになるまで加熱します。
トマトがとろりとして全体がまとまったら次の工程へ進みます。
生クリームを加えて仕上げる

- ⑥ 生クリーム(120ml)を加え、弱めの中火で3分ほど煮詰めます。
とろみがついてソースが全体になじんだら、塩(小さじ1/8)とこしょう(少々)で味を整えます。
パスタを茹でる

- ⑦ 鍋に湯(1.5リットル:分量外)を沸かし、塩(15g:分量外)を加えて乾燥パスタ(180g)を茹でます。
袋に記載の茹で時間が5分以下であれば表示通りに、それより長い場合は1分短めに茹でるのがおすすめです。
パスタとソースを絡める

- ⑧ 湯切りしたパスタをソースに加え、全体を混ぜてしっかりと絡めます。
火を止めてから粉チーズ(パルミジャーノ:30g)を加え、軽く混ぜて余熱でとろけさせます。
トマトクリームパスタの完成!

- ⑨ 皿に盛りつけ、黒こしょうをふります。
仕上げに追い粉チーズとみじん切りにしたパセリを散らしたら完成です。
生トマトのやさしい酸味とコクが、クリーミーなソースに溶け込み、口いっぱいに広がります。
素材の持ち味を引き立てた、飽きのこないトマトクリームパスタです。
週末のランチや、ちょっと特別な日の食卓にぜひどうぞ。
よくある質問(FAQ)
生トマトとトマト缶では味にどんな違いがありますか?
生トマトは酸味がやわらかく、自然な甘みと香りがあり、クリームと合わせると味がまろやかにまとまります。
一方、トマト缶は加工の段階で酸味が強くなりやすく、風味が単調になりやすい傾向があります。
クリームパスタは穏やかな酸味のほうが乳製品のコクを引き立てるため、生トマトのほうが相性抜群です。
このレシピでは湯むきや種取り、煮詰めの工程を加えることで、水っぽさを防ぎつつ酸味を整え、クリームとなじむなめらかなソースに仕上げています。
酸味が強いトマトを使う場合の対処法は?
砂糖の量を少し増やして煮詰めると、酸味がやわらぎ、全体のバランスが整います。
パスタの種類は何がおすすめですか?
スパゲッティやリングイネなど、やや太めのパスタがおすすめです。
ソースがよく絡み、もっちりとした食感がクリーミーなソースと相性抜群です。
トマトクリームパスタを作り置きできますか?
作り置きは可能ですが、ソースのみを保存し、パスタは食べる直前に茹でるのがおすすめです。
ソースはパスタを絡める前の段階で保存容器に入れると、冷蔵で1〜2日ほど日持ちします。
茹でたパスタは時間が経つと食感や風味が落ちるため、保存には向きません。
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