プロがすすめる牛丼のレシピをご紹介します。
1日に300食の牛丼を売り上げるという「肉めし 岡むら屋」の料理長・庄田健治さんが考案した、牛丼の上手な作り方です。
プロの技が随所に感じられるレシピになっていて、たとえば、牛肉はしゃぶしゃぶする程度に加熱、また、玉ネギは二度に分けて加えます。
牛肉を柔らかく仕上げたい方や、玉ネギの食感をアップさせたい方に役立つレシピですよ。
(一部情報元:TBSテレビ「この差って何ですか?」2015年9月6日放映)
牛丼を美味しく作るコツ
庄田さんによると、美味しい牛丼を作るコツは4つあります。
まず1つめは、牛肉をあらかじめ常温に出しておくということ。
冷たいままだと、加熱に時間がかかり、硬い仕上がりになってしまいます。
2つめは、おろしショウガと赤味噌を加えること。
ショウガで牛肉の生臭さを消し、赤味噌で割り下のコクを出します。
3つめは、玉ネギを2度に分けて加えること。
最初に、2/3の量の玉ネギを入れ、じっくりと煮て甘みを出します。
残りの玉ネギは、あえてさっと火を通すことで、シャキシャキとした食感を残します。
4つめは、牛肉の加熱の仕方。
しゃぶしゃぶする程度にとどめます。
牛丼というと、ついグツグツ煮込みがちですが、あまり強い火で煮てしまうと肉が硬くなってしまいます。
ピンク色が少し残る半生くらいに仕上げる方が、柔らかく、肉の甘みも引き立ちます。
牛肉は、1枚ずつ割り下で15秒ほどしゃぶしゃぶして、その都度ご飯にのせてしまいます。
以上4点を踏まえてレシピをまとめると、次のようになります。
プロが教える牛丼のレシピ
「肉めし 岡むら屋」の料理長がすすめる、牛丼のレシピです。
牛肉 | |
玉ネギ | |
ご飯 |
醤油 | |
みりん | |
砂糖 | |
おろしショウガ | |
赤味噌 |
- 牛肉は、調理する30分前に冷蔵庫から出しておく。玉ネギは、5ミリ厚にスライスする。
- 醤油・みりん・砂糖・水を鍋に入れて温める。そこにおろしショウガ・味噌を加える。
- 玉ネギの2/3量を2に入れる。10分煮込んだら、残りの1/3の玉ネギを加える。
- 牛肉は、1枚ずつ広げて3に入れ、その都度15秒くらいしゃぶしゃぶして、ご飯の上にのせる。
- 鍋に残った割り下を、4にかけたらできあがり。
分量などはありませんが、家庭で牛丼を作る際に、参考にしてください。