
牛丼弁当の簡単レシピをご紹介します。
ボリューム満点の牛丼と、吉野家風の野菜たっぷり「ベジ皿」。
見た目も味も大満足の豪華なお弁当です。
メインの牛丼は、当サイトのいちおしレシピ。
料理家の栗原心平さんが考案した「牛丼」です。
味付けにめんつゆを使う簡単レシピで、食べると程良い甘みがあります。
牛肉は柔らか、玉ねぎはクタッとしつつも食感が残っていて、とても美味しいです。
また、前日の仕込みもOK。
汁に浸して一晩置くと、味がよく馴染みます。
牛丼に付け合わせるのは、吉野家風の「ベジ皿」。
ブロッコリーとパプリカとカボチャを使った彩りのきれいなおかずで、ほんのりバター醤油味です。
バターの量は控えめなので、比較的あっさりとした味付けになっています。
牛丼との相性も抜群です。
もし、もっとさっぱりとした味がお好みなら、バター醤油を加えずに普通の蒸し野菜として詰める方法も解説しましたので、お好みで試してみてください。
お弁当の牛丼の作り方前日作り置きOK

まずご紹介するのは、栗原さんの「牛丼」のレシピです。
この牛丼の味付けには、3倍濃縮のめんつゆを使いますが、他の濃度のめんつゆでも代用できます。
詳しくは、下の表をご覧ください。
また、この牛丼は、作り置きも可能です。
ただし、あまり長く置いたものはお弁当に向かないので、前日の夜に作ることをおすすめします。
材料
牛肩ロースしゃぶしゃぶ用肉 | 150g |
玉ねぎ | 1/2〜1個(150g) |
紅しょうが | 各適量 |
七味唐辛子 | 各適量 |
温かいごはん | 1人分 |
めんつゆ(3倍濃縮) | 50cc |
みりん | 大さじ1 |
砂糖 | 大さじ1/2 |
水 | 200cc |
3倍濃縮のめんつゆを他の濃度のもので代用する場合は、めんつゆと水の量を変更します。
変更後の分量については、下の表の通りです。
濃度 | めんつゆ(cc) | 水(cc) |
---|---|---|
1倍 | 150 | 100 |
2倍 | 75 | 175 |
3倍 | 50 | 200 |
4倍 | 37 | 212 |
5倍 | 30 | 220 |
作り方

まず、玉ねぎ(1/2〜1個:150g)を縦半分に切り、縦に5ミリの厚さに切ります。
玉ねぎの切り方
玉ねぎを5ミリくらいの厚さに切って煮ると、くたくた感が出て、食感もほど良く残ります。

次に、Aを鍋に入れて火にかけ、牛肉を加えます。
Aは、めんつゆ(3倍濃縮:50cc)・みりん(大さじ1)・砂糖(大さじ1/2)・水(200cc)です。
牛肉は手で裂いて、お好みのサイズにして加えると、食べやすくなります。
じわじわ火を通すと固くならない
牛肉は冷たい状態から加え、じわじわと火を通します。
逆に、熱い状態から加えてしまうと、肉がキュッと締まりやすく、味も染みにくくなります。

沸いてきたら、アクを取りながら中火で5分煮ます。

5分経ったら玉ねぎを加え、たまに混ぜながら10分煮ます。
玉ねぎは牛肉の後に加える
玉ねぎは、牛肉のあとに加えてさっと煮ると、ほど良い食感が残ります。

仕上がりは、汁気が少し残ります。
牛の旨味とめんつゆの風味、そしてみりんと砂糖の甘みが、ちょうどよく混ざり合っていて、満足感の高い牛丼に仕上がります。
しっかりとした味付けで、特に男性に受けそうです。
当日の朝に作る場合
この牛丼を当日の朝に作る場合は、このまましばらくい置いて、しっかり冷ましてから、お弁当箱に詰めてください。
そうすると、味が良く染みますし、お弁当が傷みにくくなります。
前日の夜に作り置きする場合

前日の夜に作る場合も、煮汁にしばらく浸して冷まします。
粗熱が取れたらタッパーなどに移し、すぐに冷蔵庫に入れてください。
この牛丼をお弁当箱に詰める方法は、この記事の最後をご覧ください。
なお、出来上がったお弁当は、気温の高い季節には、必ず屋内のクーラーがしっかり効いたところに置いてくださいね。
(レシピ情報元:テレビ東京「男子ごはん」2019年4月7日放映)
次に、牛丼の付け合わせおかずのレシピをご紹介します。
吉野家風 ベジ皿

吉野家風の「ベジ皿」のレシピです。
ほんのりバター醤油味のおかずです。
もし、あっさりとしたおかずがお好みの場合は、レシピの工程3まででお終いにすれば、「蒸し野菜」になります。
材料
ブロッコリー | 60g(1/4株) |
パプリカ | 40g(1/2個) |
カボチャ | 100g(1/8個) |
塩 | 少々 |
バター | 10g |
醤油 | 小さじ1/2 |
作り方
- ブロッコリー・パプリカ・カボチャを食べやすい大きさに切る。
- ブロッコリーとパプリカを耐熱皿にのせ、塩と水(小さじ1/2)を回しかけ、ラップをして電子レンジ(600w)で1分半〜2分加熱する。
- カボチャを別の耐熱皿にのせ、塩と水(小さじ1/2)を回しかけ、ラップをして電子レンジ(600w)で2分加熱する。
- フライパンにバターを熱し、2と3を軽く炒める。醤油を絡めたらできあがり。

【工程1・2・3】
まず、ブロッコリー(60g:1/4株)、パプリカ(40g:1/2個)、カボチャ(100g:1/8個)を食べやすい大きさに切ります。
次に、ブロッコリーとパプリカを同じ耐熱皿にのせ、カボチャを別の耐熱皿にのせます。
そして、2皿それぞれに塩(少々)を振り、水(小さじ1/2)を回しかけ、ブロッコリーとパプリカを600wで1分半〜2分、カボチャを600wで2分加熱します。
野菜の分量を変える場合は、下の加熱時間を参考にしてください。
野菜 | 加熱時間(600w) |
---|---|
ブロッコリーとパプリカ | 100gにつき1分半〜2分 |
カボチャ | 100gにつき2分 |

レンジでチンし終えたら、いったんラップを外し、蒸気を軽く逃がしてください。
そして、その後に再びふんわりラップをかぶせておくと、野菜がしっとり仕上がります。

【工程4】
続いて、フライパンにバター(10g)を溶かします。

そして、チンした野菜を軽く炒め、醤油(小さじ1/2)を絡めたら完成です。
バター醤油の風味が加わることで、野菜がグッと食べやすくなります。
また、優しい味付けなので、こってりとした牛丼と合わせても美味しくいただけます。
ただ、そうは言っても牛丼にバター醤油味はしつこいと思う方は、このおかずを「蒸し野菜」に変更することをおすすめします。
工程3まででお終いにすると、少し塩気のある蒸し野菜ができますよ。
牛丼弁当の詰め方(持って行き方)

最後に、牛丼のお弁当の詰め方を解説します。
まず、牛丼の具(お好みで紅しょうがを添える)を詰めます。
牛丼は、汁気を切って詰めてもいいですし、汁を少し加えてもいいです。
いずれにしても、汁漏れしない容器(スープジャーでも可)に、ご飯とは別にして入れるのがおすすめです。
ご飯に具をかけてしまうのもアリですが、私はあまりおすすめしません。
ご飯が煮汁でベチャベチャになることで、お弁当が傷みやすくなるからです。
ご飯と別々にしておけば、牛丼の具は味付けがしっかりしているので、けっこう安心です。
次にご飯を詰め、野菜を詰めるスペースに、四角く切ったクッキングシート(ワックスペーパーやお弁当用カップでもOK)を入れます。(写真右)

続いて、野菜のおかずを詰めます。
蒸し野菜にする場合
「蒸し野菜」を詰める場合は、底の方に野菜を少し詰めたあとに、お好みでマヨネーズを絞るといいです。(上の写真)
そして、マヨネーズの上に、残った野菜をかぶせれば(下の写真)、見た目もきれいですし、野菜全体にマヨネーズが付くというメリットもあります。
マヨネーズではなく、ドレッシングをお弁当箱に添えてももちろんOKです。
野菜には少し塩気があるので、お好みで何もかけずに、牛丼の具と一緒にそのまま食べてもいいです。

これで完成です。
上の写真の野菜は「蒸し野菜」ですが、「吉野家風 ベジ皿」にしても、ほぼこのような感じに仕上がります。
忙しい朝でもラクに作れるお弁当。
見た目も味も豪華なので、お弁当箱を開けたときにきっとテンションが上りますよ。