高野豆腐にしっかり味が染み、卵がふんわりと仕上がる卵とじのレシピです。
薄切りにした高野豆腐は煮汁を吸いやすく、玉ねぎの自然な甘みとごま油の香ばしさが合わさることで、やさしい味わいながら満足感のある一品になります。
高野豆腐さえあれば、あとは家庭にある材料で手早く作れるので、夕食のおかずにも、あと一品欲しいときにも便利です。
材料
| 高野豆腐 | 2枚 |
| 玉ねぎ | 3/4個(150g) |
| 卵 | 2個 |
| ごま油 | 小さじ1 |
| 水 | 180ml |
| 和風顆粒だし | 小さじ2/3 |
| 砂糖 | 小さじ1と1/2 |
| みりん | 大さじ1 |
| 醤油 | 大さじ1と2/3 |
| 刻んだ小ねぎ | 適量 |
高野豆腐の卵とじのレシピ・作り方
高野豆腐と玉ねぎと卵の下ごしらえ

- ① 高野豆腐(2枚)はぬるま湯に数分浸して戻し、手のひらで水気を軽く絞ったあと、縦半分に切ってから6〜7mm厚にスライスします。
玉ねぎ(3/4個:150g)は薄切りにします。
卵(2個)はボウルに入れ、白身が少し残る程度に軽く溶きほぐします。
中心まで味が染みやすく、卵との絡みも良くなります。
玉ねぎを炒めて甘味を引き出す

- ② フライパンにごま油(小さじ1)を中火で熱し、玉ねぎを広げます。
全体が少し透明になり、ところどころ薄いきつね色になるまで、あまり動かさずに1〜2分炒めます。
なお、フライパンは内径24cm前後を使うと、火の通りが均一で作りやすいです。
だしを加えて高野豆腐を煮含める
- ③ 水(180ml)・和風顆粒だし(小さじ2/3)・砂糖(小さじ1と1/2)・みりん(大さじ1)・醤油(大さじ1と2/3)を加えて軽く混ぜ、煮立ったら高野豆腐を入れ、煮汁になるべく浸るように広げます。
再沸騰したら落とし蓋をし、弱火にして4〜5分煮て、玉ねぎと煮汁の旨味を高野豆腐にしっかり含ませます。
溶き卵を回しかけて半熟に固める

- ④ 溶き卵の2/3量を全体に回しかけ、フタをせず弱火で30秒ほど加熱して半熟状にします。
最初の卵は薄く広がって素早くふんわり固まり、後から加えた卵は火の通りがゆっくりになるため、やわらかい層が上に重なり、全体がふんわりと仕上がります。
残りの卵を加えてふんわり仕上げる
- ⑤ 残りの卵を回し入れ、卵が集まっている部分だけ、火が通りやすいようにそっと混ぜます。
そのまま蓋をして火を止め、30秒〜1分ほど蒸らします。
高野豆腐卵とじの完成!

- ⑥ フタを外して、刻みねぎ(適量)を散らしたら完成です。
鍋(またはフライパン)のまま食卓に出して熱々を取り分けてもいいですし、器に2人分に分けて盛りつけても美味しくいただけます。
やさしい味わいの中にしっかりとした旨味があり、ごはんにもよく合う一品です。
煮汁の染みた高野豆腐とまろやかな卵の組み合わせを、ぜひ楽しんでみてください。
よくある質問(FAQ)
戻さずに使える高野豆腐は、そのまま乾物の状態で使えますか?
乾物のまま煮汁に入れると、急激に水分を吸ってしまい、煮汁が減って味が薄くなるほか、食感も硬く仕上がります。
そのため、このレシピでは乾物のまま使うのはおすすめしていません。
どうしても戻さずに使えるタイプを使いたい場合は、短時間でも水にくぐらせて吸水させるか、煮汁の量を少し増やすなど、仕上がりに合わせて調整してください。
高野豆腐卵とじが固くなってしまう原因は何ですか?
主な原因は「煮込みすぎ」と「卵を一度に入れること」です。
煮込みすぎると高野豆腐の水分が抜けて硬くなり、卵も固まりすぎてしまいます。
レシピのように弱火で短時間煮含め、卵を2回に分けて加えると、ふんわりとやわらかく仕上がります。
高野豆腐卵とじは作り置きできますか?味は落ちませんか?
作り置きは可能ですが、卵が固くなりやすいため、当日中の食べ切りがおすすめです。
保存する場合は冷蔵で1日程度を目安にし、温め直す際は電子レンジで加熱しすぎないようにすると、食感が保ちやすくなります。













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