高野豆腐の卵とじ|だしがしみしみ、ふんわり卵のやさしい定番おかずレシピ

高野豆腐の卵とじ
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高野豆腐にしっかり味が染み、卵がふんわりと仕上がる卵とじのレシピです。
薄切りにした高野豆腐は煮汁を吸いやすく、玉ねぎの自然な甘みとごま油の香ばしさが合わさることで、やさしい味わいながら満足感のある一品になります。
高野豆腐さえあれば、あとは家庭にある材料で手早く作れるので、夕食のおかずにも、あと一品欲しいときにも便利です。


材料

2人分:調理時間18分
高野豆腐 2枚
玉ねぎ 3/4個(150g)
2個
ごま油 小さじ1
180ml
和風顆粒だし 小さじ2/3
砂糖 小さじ1と1/2
みりん 大さじ1
醤油 大さじ1と2/3
刻んだ小ねぎ 適量

高野豆腐の卵とじのレシピ・作り方

高野豆腐と玉ねぎと卵の下ごしらえ

高野豆腐を戻して切り、玉ねぎを切り、卵を溶きほぐす

  1. ① 高野豆腐(2枚)はぬるま湯に数分浸して戻し、手のひらで水気を軽く絞ったあと、縦半分に切ってから6〜7mm厚にスライスします。
    玉ねぎ(3/4個:150g)は薄切りにします。
    卵(2個)はボウルに入れ、白身が少し残る程度に軽く溶きほぐします。
高野豆腐は薄切りにすることで、味しみが格段によくなります。
中心まで味が染みやすく、卵との絡みも良くなります。


玉ねぎを炒めて甘味を引き出す

玉ねぎを炒める

  1. ② フライパンにごま油(小さじ1)を中火で熱し、玉ねぎを広げます。
    全体が少し透明になり、ところどころ薄いきつね色になるまで、あまり動かさずに1〜2分炒めます。
薄切り玉ねぎを炒めることで甘味と香ばしさが引き出され、卵・高野豆腐・煮汁との一体感が増します。
なお、フライパンは内径24cm前後を使うと、火の通りが均一で作りやすいです。

だしを加えて高野豆腐を煮含める

出汁と調味料を入れて煮立ったら高野豆腐を加える
落し蓋をして高野豆腐と玉ねぎを煮る
  1. ③ 水(180ml)・和風顆粒だし(小さじ2/3)・砂糖(小さじ1と1/2)・みりん(大さじ1)・醤油(大さじ1と2/3)を加えて軽く混ぜ、煮立ったら高野豆腐を入れ、煮汁になるべく浸るように広げます。
    再沸騰したら落とし蓋をし、弱火にして4〜5分煮て、玉ねぎと煮汁の旨味を高野豆腐にしっかり含ませます。


溶き卵を回しかけて半熟に固める

溶き卵の2/3量を回しかけて半熟状に固める

  1. ④ 溶き卵の2/3量を全体に回しかけ、フタをせず弱火で30秒ほど加熱して半熟状にします。
卵は2回に分けて加えるのがおすすめです。
最初の卵は薄く広がって素早くふんわり固まり、後から加えた卵は火の通りがゆっくりになるため、やわらかい層が上に重なり、全体がふんわりと仕上がります。

残りの卵を加えてふんわり仕上げる

残りの溶き卵を回しかけて軽く混ぜる
蓋をして火を止めて蒸らす
  1. ⑤ 残りの卵を回し入れ、卵が集まっている部分だけ、火が通りやすいようにそっと混ぜます。
    そのまま蓋をして火を止め、30秒〜1分ほど蒸らします。
卵は余熱で仕上げることで、ふんわりとろっとした食感になります。

高野豆腐卵とじの完成!

高野豆腐の卵とじ

  1. ⑥ フタを外して、刻みねぎ(適量)を散らしたら完成です。
    鍋(またはフライパン)のまま食卓に出して熱々を取り分けてもいいですし、器に2人分に分けて盛りつけても美味しくいただけます。

やさしい味わいの中にしっかりとした旨味があり、ごはんにもよく合う一品です。
煮汁の染みた高野豆腐とまろやかな卵の組み合わせを、ぜひ楽しんでみてください。


よくある質問(FAQ)

戻さずに使える高野豆腐は、そのまま乾物の状態で使えますか?

乾物のまま煮汁に入れると、急激に水分を吸ってしまい、煮汁が減って味が薄くなるほか、食感も硬く仕上がります。
そのため、このレシピでは乾物のまま使うのはおすすめしていません。
どうしても戻さずに使えるタイプを使いたい場合は、短時間でも水にくぐらせて吸水させるか、煮汁の量を少し増やすなど、仕上がりに合わせて調整してください。

高野豆腐卵とじが固くなってしまう原因は何ですか?

主な原因は「煮込みすぎ」と「卵を一度に入れること」です。
煮込みすぎると高野豆腐の水分が抜けて硬くなり、卵も固まりすぎてしまいます。
レシピのように弱火で短時間煮含め、卵を2回に分けて加えると、ふんわりとやわらかく仕上がります。

高野豆腐卵とじは作り置きできますか?味は落ちませんか?

作り置きは可能ですが、卵が固くなりやすいため、当日中の食べ切りがおすすめです。
保存する場合は冷蔵で1日程度を目安にし、温め直す際は電子レンジで加熱しすぎないようにすると、食感が保ちやすくなります。

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