
料理研究家の村上祥子さんが考案した「酢たまねぎ氷」のレシピと使い方をご紹介します。
「酢たまねぎ氷」は、村上さんが以前考案した「酢たまねぎ」の進化系レシピになっています。
ちなみにもとになっている「酢たまねぎ」は、料理にも手軽に使える玉ねぎの酢漬けのこと。
玉ねぎと酢の効能を料理に存分にいかせるように考案されたお料理です。(作り方は上のリンク先をご覧ください。)
村上さんによると「酢たまねぎ」は、腸内環境や血流を良くし、体の疲れを癒やし、血糖値の上昇を緩やかにする効果があるそうです。

さてこれからご紹介する「酢たまねぎ氷」は、「酢たまねぎ」の栄養効果はそのままで、料理により手軽に使える便利な一品に変化しています。
作り置きしておくと便利ですよ。
(一部情報元:TBSテレビ「あさチャン!」2016年5月18日放映)
酢たまねぎ氷の作り方

「酢たまねぎ氷」のレシピです。
玉ねぎ | 2〜3個(500g) |
米酢 | 150ml |
ハチミツ | 1/2カップ |
塩 | 小さじ1/2 |
- 皮をむいた玉ネギを4等分し、耐熱ボールに入れる。
ラップをして電子レンジ(600w)で10分加熱する。 - 1の粗熱を取ったら、ミキサーに入れる。ハチミツ・酢・塩を加え、ピューレ状になるまで撹拌する。
- 2を製氷皿に入れ、一晩冷凍庫に入れたらできあがり。
このようにして出来上がった「酢たまねぎ氷」は、カチカチに凍ることはなく、シャーベット状になります。
普通の製氷皿で作ると、1個の重さが25gほど。
1日2個を目安に摂ると、腸内環境や血流が良くなり、体の疲れが取れ、血糖値の上昇を穏やかにする効果があるそうですよ。
ところで村上さんによると、この「酢たまねぎ氷」が、酢たまねぎとくらべて優れている点は3つあります。
1つは、作ったらすぐに食べられること。
酢たまねぎは、出来上がりまで5日ほどかかります。でも「酢たまねぎ氷」は、作った翌日から食べられます。
2つめは、保存が効くこと。
冷蔵庫で2ヶ月ほど日持ちします。
そして3つめは、サイズが決まっているので、料理に使いやすいことです。
続いて「酢たまねぎ氷」の使い方をご紹介します。
酢たまねぎ氷の使い方

村上さんおすすめの「酢たまねぎ氷」の使い方をご紹介します。
「酢たまねぎ氷」は、いろいろな料理にちょい足しできます。
たとえば、カレーに混ぜる。
カレールウ1人前に「酢たまねぎ氷」を1個混ぜると、甘みや酸味がプラスされて、味わい深くなるそうです。
またインスタント味噌汁や、カップラーメンにも、同様に1人前に1個入れると、旨味が増すとのこと。
飲み物にも合うそうですよ。
トマトジュース200ccに1個加えると、冷製トマトスープのような味わいになるということです。
玉ネギの旨味をプラスすると考えると、応用はいくらでも効きそうですね。
ちなみに私は、卵焼きやドレッシングに加えるのが好きです。
最後に、村上さんおすすめの「酢たまねぎ氷」のレシピを3品ご紹介します。
冷やし中華のタレ

これからの暑い季節には、冷やし中華のタレに「酢たまねぎ氷」を加えても美味しいそうです。
分量は、下のレシピを目安にしてください。
酢たまねぎ氷 | 1個 |
醤油 | 大さじ1 |
ゴマ油 | 小さじ1/2 |
材料すべてをよく混ぜたらできあがりです。
玉ねぎが入ることで、タレが麺によく絡み、冷やし中華が一段と美味しくなるそうですよ。
あさりの酢たまねぎ氷蒸し
次にご紹介するのは「あさりの酢たまねぎ氷蒸し」のレシピです。
「酢たまねぎ氷」を使うと、アサリを電子レンジで加熱しても、ふっくら柔らかく仕上がるそうです。
凍ったままの「酢たまねぎ氷」を加えると、アサリの温度変化が緩かやになるためです。
アサリ | 300g |
酢たまねぎ氷 | 2個 |
ゴマ油 | 小さじ2 |
万能ネギ | 4本分 |
- アサリを耐熱ボールに入れ、酢たまねぎ氷を凍ったままの状態で加える。
ラップをして電子レンジ(600w)で7分、アサリの口が開くまで加熱する。 - 小口切りにした万能ネギとゴマ油を1に混ぜたらできあがり。
酢たまねぎ氷バニラアイス

またバニラアイスクリームに、少し溶かした「酢たまねぎ氷」をのせていただくのもおすすめとのこと。
一度食べだしたらやめられないほど美味しいそうですよ。
バニラアイス | 1人分 |
酢たまねぎ氷 | 1個 |
- バニラアイスを器に盛り、少し溶かした酢たまねぎ氷をのせたらできあがり。
フローズンヨーグルトのような、甘酸っぱい味がします。
ところで当サイトでは、村上祥子さんの「酢たまねぎ」のレシピも紹介しています。リンク先も合わせてご覧ください。