
生のトマトと牛肉で作る、シンプルでありながらも味わい深いトマト煮のレシピをご紹介します。
料理愛好家の平野レミさんがすすめる「牛トマ」です。
「牛トマ」は、平野家に100年受け継がれているお料理だそうで、たったの5分で作れます。
(一部情報元:TBSテレビ「白熱ライブ ビビット」2016年12月28日、NHK「きょうの料理 伝説60」2017年11月4日、TBSテレビ「モニタリング」2019年5月23日放映)
牛トマの作り方

「牛トマ」のレシピです。
レシピの全工程は、後ほど写真をもとに説明します。
牛ロースしゃぶしゃぶ用 | 150g |
完熟トマト | 中3個 |
バジルの葉 | 10枚 |
塩 | 小さじ1/2強 |
コショウ | 少々 |
オリーブオイル | 大さじ1 |
サワークリーム | 好みで適量 |
- フライパンに湯を沸かし、牛肉をしゃぶしゃぶして、余分な脂を取る。キッチンペーパーを敷いたザルの上に牛肉を取り出し、水気を切る。
- 1のフライパンにヘタを取ったトマトを丸ごと入れ、火にかける。トマトの皮がめくれてきたら、フライパンの中の湯を捨て、トマトの皮をむき、ヘラで粗めに潰す。
- 2のフライパンにオリーブオイルを加え、1を戻し入れ、手でちぎったバジルを加えてさっと炒める。塩・コショウで味を整える。
- 3を皿に盛り、好みでサワークリームをのせたらできあがり。
写真をもとにレシピを説明します。
牛トマの作り方

【工程1】
まず、フライパンに湯(適量)を沸かし、牛肉をしゃぶしゃぶして、余分な脂を取ります。
そしてキッチンペーパーを敷いたザルの上に牛肉を取り出し、水気を切ります。
ちなみに牛肉は、なるべく低温でさっと火を通した方が、柔らかく仕上がりますよ。

【工程2】
次に、牛肉を取り出したフライパンに、ヘタを取ったトマトを丸ごと入れ、火にかけます。
トマトを返しながら暫く加熱すると、上の写真のようにトマトの皮がめくれてきます。
そうしたら、フライパンの中の湯をすべて捨てます。

フライパンの中身がトマトだけになったら、トマトの皮をむきます。
トマトの皮は、手で簡単にすっとむけますよ。
そしてトマトを、ヘラで粗めに潰します。

【工程3】
続いて、潰したトマトにオリーブオイルを加え、牛肉を戻し入れます。
そして手でちぎったバジルも加え、さっと火を通し、塩・コショウで味を整えます。

【工程4】
トマト煮を皿に盛り、好みでサワークリームをのせたらできあがり。
味付けは、バジル・オリーブオイル・塩・コショウだけととてもシンプルですが、フレッシュなトマトの水気だけで作るので、味はしっかりしています。
トマトが持っている旨味の奥深さを、実感させられる一品です。さっぱりとしつつも味に深みがあり、とても美味しいです。

すでにお伝えした通り、この「牛トマ」は平野家に代々受け継がれる味だそうですが、その理由もよく分かります。
シンプルで飽きの来ない、誰にでも受け入れられる味ですよ。