
「ボディースクラブ」や「フェイススクラブ」は、触感や香りが異なるさまざまなものが販売されていますが、キッチンにあるものだけで、簡単に手作りすることもできます。
今日は、砂糖を使った「シュガースクラブ」のレシピを、7種類ご紹介します。
一般的なスクラブとくらべて「シュガースクラブ」は、研磨剤が砂糖の粒々なので、角質を優しく除去してくれます。
また砂糖は、肌をしっとりさせる効果も合わせ持っています。
さらに食品ですから安心して使えますし、市販品を買うよりもダンゼン安く上がります。
手作りの「シュガースクラブ」を愛用している方の中には、お店で売られているものよりも美肌効果が高いとおっしゃる方も多いです。
さてそんな「シュガースクラブ」は、どのような材料を選ぶかで、さまざまな作り方があります。
今日はその中から、シンプルなレシピを4種類、変わりレシピを3種類取り上げます。
自分の肌質に合ったレシピを、見つけてみてください。
(一部情報元:NHK「あさイチ」砂糖で乾燥肌が改善 2018年1月22日放映、TBSテレビ「あさチャン!」2015年6月4日放映)
ベーシックなシュガースクラブの作り方

「シュガースクラブ」のシンプルなレシピ4種類と、一風変わったレシピ3種類をご紹介します。
まずはベーシックな「シュガースクラブ」の作り方をお伝えします。
シンプルなシュガースクラブ
はじめにご紹介するのは、シュガーコスメの研究をしている、アピサル・ジャパン代表・幟立真里さんのレシピ。
幟立さんによると、シュガースクラブの効果は、角質を除去したり、肌を保湿したりするだけではありません。
日焼けした時にも良いそうです。
ヒリヒリとした肌にしみることなく、炎症をおさえる効果が期待できるようです。
ちなみにアピサル・ジャパンでは、「シュクレ 」という北海道産の甜菜糖を使ったシュガースクラブを販売しています。

さて幟立さんが作るシュガースクラブの材料は、砂糖とオイルだけ。
これらを混ぜあわせるだけで完成です。
材料費はとても安く、100gを作るのに75円程度で済みます。
上白糖 | 50g |
オリーブオイルやサラダ油などの油 | 50g |
(レシピ情報元:TBSテレビ「あさチャン!」2015年6月4日放映、NHK「あさイチ」砂糖で乾燥肌が改善 2018年1月22日放映、)
なお、ザラザラとした感触をもっと出したい場合は、粒子がはっきりしたグラニュー糖と、さらっとしたグレープシードオイルの組み合わせにします。そうすると、より研磨効果が高いスクラブになるそうですよ。
使い方は、かかとの角質取りだったら、軽く一握りくらいを手に取ります。そして水をかけて砂糖を溶かしながらマッサージします。砂糖の粒が消えたら、軽く洗い流して終了です。
ただし顔に使う場合は、砂糖の粒子が細かい同社の「フェイス用シュガースクラブ」がおすすめだそうです。
シンプルなシュガースクラブ
もう1つ、シンプルなシュガースクラブのレシピをご紹介します。
先ほどのレシピとくらべると、オイルの分量が少なめになっています。また好みでエッセンシャルオイルの香りをプラスします。
自分の肌質に合った配合を、見つけてみてください。
なおこのレシピの考案者は、シュガースクラブには驚くほどの角質の除去&保湿効果があると実感しているそうです。
砂糖(白でもブラウンでもOK) | 1/2カップ |
オリーブオイルもしくはココナッツオイル | 1/4カップ |
好みでエッセンシャルオイル | 数滴 |
使い方は、お風呂で大さじ1くらいを手に取り、必要な箇所をマッサージしてすすぎます。
粒子が細かい砂糖を選べば、体だけでなく、顔にも使えるそうですよ。
エッセンシャルオイルを使ったシュガースクラブ

エッセンシャルオイルを使ったシュガースクラブのレシピを、もう1つご紹介します。
材料は、砂糖・オイル・エッセンシャルオイルだけ。
すべて好みのものを選んで使います。
ちなみにこのレシピの考案者は、砂糖は白砂糖を使っています。
普段は白砂糖は食べないそうですが、スクラブだったら口に入れるわけでもなく、しかも安い。これが、彼女が白砂糖を選ぶ理由です。
ただオイルに関しては、肌に残るので、上質なものを選ぶことをすすめています。
砂糖もしくは他の粒状の甘味料 | 1カップ |
好みのオイル | 1カップ |
好みのエッセンシャルオイル | 2~4滴 |
使い方は、少量をスプーンで取り分け、使用する部位にのばして1分ほどマッサージします。そして3分ほどそのまま放置。すすいだら終了です。
バニラの香りのシュガースクラブ

次にご紹介するのは、バニラの香りのシュガースクラブ。
レシピの考案者によると、茶色い砂糖とバニラという組み合わせは、香りが最高だとか。独特の甘い香りに包まれて、とてもリラックスできるそうです。
下の材料を混ぜたらできあがりです。
粒子が細かいブラウンシュガー | 1カップ |
スイートアーモンドオイル もしくは他のキャリアオイル |
1/3カップ |
バニラエッセンシャルオイル もしくはバニラエッセンス |
20滴 (バニラエッセンスの場合は小さじ1) |
オイルには肌をしっとりとさせる効果がありますが、このレシピの考案者は、肌が非常に乾燥している人以外は、最小限のオイルを使うことをすすめています。
肌に残ったオイルは、最後に洗い流してしまいますし、あまり多いとかえって肌がベトベトするということです。
甘い香りがする「スイートアーモンドオイル」は、このレシピにとても合うようです。
変わりシュガースクラブ
ここからは、ちょっと変わった「シュガースクラブ」を3種類ご紹介します。
バナナを使うレシピや、挽いたコーヒー豆を加えるもの。さらに酵素ジュースをプラスした作り方もあります。
バナナを使ったシュガースクラブ

これまでご紹介した「シュガースクラブ」のレシピは、どれもオイルを使っていました。
でもオイルの代わりにバナナを使って、「シュガースクラブ」を作る方法もあるようです。
レシピの考案者によると、オイルをバナナで代用すると、肌に砂糖を優しく擦り込むことができるそうです。
バナナ自体にも、肌をなめらかにする効果があるようですよ。
熟したバナナ | 1本 |
グラニュー糖 | 大さじ3 |
バニラエクストラクト(バニラエッセンス) もしくは、好みのエッセンシャルオイル |
小さじ1/4 |
なおこのシュガースクラブは、あくまでもボディ用です。
顔に使う場合は、バナナを潰したものを、何も加えずそのまま使います。目に入らないように注意しながら、優しくマッサージします。
コーヒーを使ったシュガースクラブ

また、コーヒーを加えるシュガースクラブのレシピもあります。
引き立てのコーヒーの香りが、とても素晴らしいそうです。
レシピの考案者によると、コーヒーに含まれるカフェインには、血管を収縮させる効果があります。ただこれが肌に良い効果を及ぼすかどうかは、まだ研究段階のようです。
コーヒーに、シナモンやオレンジの香りを加えて作ります。
挽いて粉状にしたコーヒー | 1カップ |
塩 | 大さじ1 |
スイートアーモンドオイル もしくは他のキャリアオイル |
1/3カップ |
シナモンパウダー | 小さじ1 |
グレープフルーツエッセンシャルオイル | 8滴 |
オレンジエッセンシャルオイル | 8滴 |
ペパーミントエッセンシャルオイル | 4滴 |
作り方は、これらの材料を混ぜるだけです。
ところで、コーヒーを使ったシュガースクラブのレシピを、もう1つご紹介します。
大阪にあるカルチャースクール「こぐまの台所」で料理教室を主催しているマーチンさんも、シュガースクラブにコーヒーを加えるそうです。
材料はとてもシンプル。
挽いたコーヒー豆の他に、砂糖とココナッツオイルだけです。
(一部情報元:TV「あさチャン!」チャン知り2015年6月4日放映)
ゴシゴシしているそばから肌がツルツルになる、シュガースクラブができるそうですよ。
酵素を使ったシュガースクラブ

また、美容や健康に良いと言われている酵素ジュースを、シュガースクラブに加えるレシピもあります。
日本酸素マイスター協会の川又愛さんが考案した、「酵素シュガースクラブ」のレシピです。
白砂糖 | 適量 |
ココナッツオイル | 砂糖と同量 |
酵素ジュース | 少々 |
(一部情報元:TBSテレビ「あさチャン!」チャン知り2015年6月4日放映)
肌に良さそうなものをプラスすると、オリジナルのシュガースクラブが作れそうですね。
ソルトスクラブ

最後に、砂糖ではなく、塩を使った「ソルトスクラブ」の作り方もご紹介します。
砂糖と同じく塩でも、スクラブを作ることができます。
塩には、筋肉をリラックスさせる効果があるそうです。
特に自然海塩は、食卓塩にくらべて精製度が低く、ミネラルを多く含んでいるので、肌に優しいそうですよ。
ただ海塩は粒が粗いことが多いので、そうしたものを使うと、逆に肌を傷つけてしまいます。
海塩は、食卓塩と同じくらい粒子の細いものを選びましょう。
粒子の細かい塩 | 1カップ |
スイートアーモンドオイル もしくは他のキャリアオイル |
1/3カップ |
グレープフルーツエッセンシャルオイル | 8滴 |
ベルガモットエッセンシャルオイル | 8滴 |
ペパーミントエッセンシャルオイル | 4滴 |
なお「ソルトスクラブ」は、ムダ毛処理をした後には、使わない方が良いようです。皮膚がヒリヒリするらしいです。
どのレシピも混ぜるだけなので、簡単ですね。
私もいろいろ試しているところですが、シンプルなシュガースクラブでも、十分効果が実感できます。
ほんのすこしマッサージするだけで、驚くほど肌がスベスベになりますよ。