手作り梅酒のおすすめレシピをご紹介します。
私は10年ほど前から梅酒を手作りしていますが、いろいろ試した中で「やっぱりこれが一番!」と思うレシピです。
特に変わった配合ではなく、むしろ料理本などでもよく目にする分量のレシピですが、多くの人に愛される理由があると思います。
美味しく出来る上に、買った材料を無駄なくすべて使えますよ。
梅酒のレシピ
手作り梅酒のレシピです。
青梅はたいてい1kg単位で、そして焼酎は1升(1800ml)で売られいるので、このレシピだったらどちらも無駄なく使えます。
レシピの全工程は、後ほど写真をもとに説明します。
青梅 | 1kg |
焼酎35度(もしくはホワイトリカー) | 1800ml |
氷砂糖 | 500〜800g |
※青梅は黄色く熟した梅でもOK。
※氷砂糖は他の砂糖でもOK。
※材料については後述します。
- 梅は傷をつけないように優しく洗い、キッチンペーパーで水気をしっかり拭き取り、竹串でヘタを取る。
- 梅・焼酎・氷砂糖を清潔な保存ビンに入れ、フタをして冷暗所に置く。
1〜3ヶ月くらいから飲み始め、何年でも保存できる。1年経ったら梅を引き上げる。
写真をもとにレシピを説明します。
梅酒の作り方を写真で解説
【工程1】
まず梅を傷をつけないように優しく洗います。
ここでアク抜きをする方もいますが、私はそのまま使います。
そしてキッチンペーパーなどで、水気をしっかり拭き取ります。
次に梅のヘタを竹串で取ります。
【工程2】
最後に梅と焼酎と氷砂糖を保存ビンに入れ、フタをして冷暗所に置いたら仕込み完成です。
ちなみに保存ビンは、熱湯をかけるなどして清潔にしたものを使います。
仕込んだ梅酒は、お好みで1〜3ヶ月くらいから飲み始めることができます。
ちなみに上の写真は、仕込んでから1年が経過した梅酒です。きれいな琥珀色に仕上がりました。
1年後に梅を引き上げれば、梅酒は何年でも常温保存することができます。
私は最長5年くらい保存したことがありますが、長期間置くと、味がまろやかになります。
最後に材料について詳しく説明します。
梅について
梅酒は、青梅を使って作るのが一般的ですが、黄色く熟した梅でも作れます。
黄色い梅で作ると、コクのある深い味になり、青梅を使うと、すっきりとした爽やかな味に仕上がります。
焼酎の種類や度数について
また焼酎は、ホワイトリカーでも代用できます。
むしろホワイトリカーの方が、梅酒作りではポピュラーです。
ホワイトリカーを使うと、クセのないすっきりとした味の梅酒が出来ます。
本格焼酎を使うと、焼酎の個性が出るので、出来上がりが面白いですよ。
私は本格焼酎で仕込むのが好きで、これまでいろいろな焼酎を試してきました。
本格焼酎で作る場合は、あまりクセが強くない、お好みの味のものを選ぶと良いと思います。

ちなみに私がこれまで試した中で一番のお気に入りは「玄米焼酎(35度)」です。どっしりとした深い味わいの梅酒が出来ます。
今回は「黒糖焼酎まんこい(30度)」で仕込んでみました。黒糖の甘みや香りが残った焼酎だそうです。
クセの強い芋焼酎などは、梅の風味の邪魔になるので、あまり梅酒には適さないと私は思います。
そして焼酎のアルコール度数ですが、35度がおすすめです。35度くらいあると保存性が高くて安心です。
ただ25〜30度でも出来ないことはありません。わたしは25度でも何回か作っていますが、失敗したことは一度もありません。25度でも常温の冷暗所に置き、1年後に無事に梅を引き上げましたよ。
ただ20度以下はおすすめしません。
砂糖について
最後に氷砂糖についてですが、普通の白い砂糖や黒砂糖でも代用できます。
氷砂糖にすると、砂糖がじわじわ溶けるので、梅のエキスを引き出しやすくなるようですが、粉末の砂糖との違いは正直あまりありません。
ちなみに私は、精製度の低いブラウンシュガーを使って、コクのある梅酒を作るのも好きです。
氷砂糖を使うと、他の粉末の砂糖にくらべて、クセのないすっきりとした甘さに仕上がります。
いろいろな砂糖を使ってくらべてみると面白いですよ。
これは7年前(2010年)に撮った写真で、先にご紹介した玄米焼酎とブラウンシュガーと青梅を使って、上のレシピで作った梅酒です。
1年で梅を引き上げずに、敢えてそのまま残した3年ものです。
ところで当サイトでは「梅干し」や「しそジュース」の作り方も紹介していますので、合わせて是非ご覧ください。