お餅で作るリングドーナツのレシピをご紹介します。
家事えもんこと、タレントの松橋周太呂さんが考案した、「揚げないもちもちリングドーナツ」です。
ミスタードーナツの「ポン・デ・リング」のようなモチモチ食感のドーナツには、タピオカ粉が使われていることが多いようですが、このドーナツは、タピオカ粉を餅で代用します。
餅を使うと、簡単にモチモチ感が再現できます。
また揚げずに焼くため、油を使いません。
ヘルシーなドーナツです。
(一部情報元:日本テレビ「あのニュースで得する人損する人」家事えもんのかけ算レシピ 2016年1月7日放映)
餅ドーナツのレシピ
「揚げないもちもちリングドーナツ」のレシピです。
下のレシピの材料で、プレーンとココアが1個ずつ(計2個)出来ます。
全工程は、後ほど写真をもとに説明します。
餅 | 25g(1/2個) |
パン粉 | 40g |
砂糖 | 15g |
牛乳 | 大さじ5 |
ココアパウダー | 5g |
粉糖 | 大さじ3 |
水 | 小さじ1 |
- 餅を細かく切る。(硬い餅は、包丁の刃先を固定すると、ラクに切れる。)
- 密閉袋にパン粉を入れ、のし棒(ラップの芯で代用可)を上から押し当てて転がし、パン粉を細かく砕く。
- 2に牛乳を加えてよく揉む。
さらに砂糖と1を加え、3分ほど揉んで味を馴染ませる。 - 3を耐熱ボールに移し、ふんわりとラップをして電子レンジ(500w)で2分加熱する。
ラップを生地にぴったり密着させ、粗熱を取る。
ラップの上にタオルをのせ、手で押し付けるようにして、もちを練る。 - 4を半分にし、一方にココアパウダーを練り込む。
2種類の生地それぞれをさらに8等分して丸め、8個の生地を繋げてドーナツ型に成形する。
天板の上にクッキングシートを敷き、ドーナツ型にした生地を並べる。 - 220度に温めたオーブンで10分焼く。
- 【シロップを作る】粉糖と水を混ぜる。
- プレーンドーナツに7をかけ、ココアドーナツに粉糖をかけたらできあがり。
写真をもとにレシピを説明します。
餅ドーナツの作り方
【工程1】
まず餅を、上の写真のように細かく切ります。
ちなみに、上の写真の左側に写っているのは、半分に切った餅です。
硬くて切りにくい場合は、包丁の刃先を固定して切るとラクです。
【工程2】
次に、密閉袋にパン粉を入れ、その上からのし棒を押し当てて転がし、パン粉を細かく砕きます。
のし棒が無い場合は、ラップの芯でも代用できます。
【工程3】
密閉袋の中に牛乳を入れ、手でよく揉んで、牛乳とパン粉を馴染ませます。
さらに砂糖と餅を加え、3分ほど揉んで、味を馴染ませます。
ちなみにこれまでの1~3の工程は、フードプロセッサーがあれば、より簡単に済ますことができます。
【工程4】
続いて、餅を混ぜた生地を加熱します。
生地を耐熱ボールに移し、ふんわりとラップをして電子レンジ(500w)で2分加熱します。
レンジでチンしたら、上の写真のようにラップを生地に密着させ、乾燥させないようにしながら粗熱を取ります。
粗熱が取れたら、ラップの上にタオルをのせ、手で押し付けるようにして、餅を練ります。
ちなみに私は、この作業が少しやりづらいと思ったので、下の写真のように生地を密閉袋に移し、手で揉みました。
餅をしっかりと練り、生地の混ざり具合を均一にします。
【工程5】
生地ができたら2等分し、一方にココアパウダーを練ります。
私は、密閉袋から生地の半分を取り出し、残りの半分にココアパウダーを加え、袋の中で混ぜました。
プレーンとココアの2つの生地ができたら、それぞれを8等分して丸め、上の写真のように、8個の生地を繋げてドーナツ型に成形します。
生地が手について作業しづらい場合は、手を少し水で濡らすと、やりやすくなりますよ。
生地がドーナツ型になったら、クッキングシートを敷いた天板の上に並べ、オーブンで焼きます。
【工程6】
220度に温めたオーブンで、10分焼きます。
【工程7】
ドーナツを焼いている間に、シロップを作ります。
シロップは、粉糖と水を混ぜるだけで完成です。
少し固めのトロッとした白いシロップができます。
【工程8】
焼き上がったプレーンドーナツにシロップをかけ、ココアドーナツに粉糖をまぶしたらできあがり。
ミスタードーナツの「ポン・デ・リング」にそっくりの、かわいいいドーナツができました。
最も印象的なのは、しっかりとした食感。
ミスドのモチモチふんわりとしたドーナツとくらべると、やはり餅に近く、少々重い感じです。
あらためて「ポン・デ・リング」は、よく出来たドーナツだと思いました。
でも家事えもんのドーナツは、硬すぎるというわけではありません。
食べ応えがあり、これはこれでアリだと思います。
お腹にどっしりくるので、1つ食べるだけで、かなりの満足感がありますよ。
お味の方は、ドーナツの生地は甘さ控えめ。
シロップや粉糖をかけてちょうど良い仕上がりです。
また油を使っていないので、さっぱりしています。
餅を細かく切る作業や、リング状に成形する工程は、正直ちょっと面倒です。
でも、愛らしいドーナツができることを思えば、楽しく作業できますよ。
ちなみに家事えもんによると、ココアパウダーの代わりに抹茶パウダーを加えたり、またチョコレートを溶かしてかけると、ひと味違った大人味のドーナツになるそうです。