ピザの超簡単レシピ。わずか15分で作れます。

投稿日:2016年1月14日 更新日:

ピザ レシピ 作り方 手作り 人気

ピザの超簡単レシピをご紹介します。

バタコやんこと、お笑いコンビ シンクロックの吉田結衣さんが考案した「本格 窯焼き風 パリパリピザ」です。

バタコやんは、パンシェルジュ2級の資格を持つパンのスペシャリスト。

バタコやんによると、ピザ窯を使わなくても、また調理時間がたったの15分でも、パリパリの本格ピザが作れるとのこと。

実際に作ってみたところ、メリハリのある食感が印象的な、美味しいピザができました。

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ピザ窯の代わりに使うのは、どこの家庭にもある魚焼きグリル。

バタコやんいわく魚焼きグリルは、家庭用ピザ窯といえるほど、ピザ作りに適しているとか。

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また、本来は時間のかかるピザ作りを、たった15分で終わらせてしまう秘密は、ぬるま湯にあります。

ピザ生地を水ではなくぬるま湯でこねると、発酵時間の大幅な短縮ができるとのこと。
通常1時間ほどかかる発酵時間を、生地をこねて成形する時間内に、終わらせてしまいます。

(一部情報元:日本テレビ「あのニュースで得する人損する人」バタコやんのパン工房 2016年1月14日放映)

ピザの作り方

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まずは、「バタコやん流ピザ」のポイントをまとめました。
(レシピは、後ほど写真をもとに説明します。)

ピザ窯なしで、しかもたった15分で、パリパリの美味しいピザを作るポイントは4つあります。

バタコやん流ピザの4つのポイント
  1. 生地はぬるま湯でこねる。
  2. 数種類のチーズをトッピングする。
  3. 生地の耳にオリーブオイルを塗り、具材にもオリーブオイルをかける。
  4. 魚焼きグリルで焼く。

以上4つのポイントを踏まえ、バタコやんのピザのレシピをまとめると、次のようになります。

なおポイントの詳細は、後ほど写真をもとに順に説明します。

材料【15×20センチ1枚分:調理時間15分】
生地
強力粉 75g
ひとつまみ
砂糖 5g
オリーブオイル 5g
ドライイースト 1.5g
ぬるま湯
(30度くらい)
40~50cc
トッピング
とろけるスライスチーズ 1枚
さけるチーズ 1本
プロセスチーズ 1個
キャンディーチーズ 5個
カマンベールチーズ 1個
ロースハム 1枚
ケチャップ 大さじ2
オリーブオイル 適量
パセリ 適量
作り方
  1. 強力粉・塩・砂糖・オリーブオイル・ドライイーストをボールに入れ、ぬるま湯を少しずつ加えながら手で混ぜる。
    生地がまとまったら、2分ほどこねる。
  2. クッキングシートの上に1をのせ、手で生地を伸ばす。
    中心はできる限り薄く伸ばし、端を少し厚めにする。
    フォークで生地に穴をあけ、ガス抜きをする。
  3. アルミホイルをクシャクシャにして広げ、その上に2を移す。
  4. さけるチーズを細く裂く。プロセスチーズは1センチ角に切る。キャンディーチーズは2等分する。カマンベールチーズは食べやすい大きさに手でちぎる。ハムは短冊切りにする。
    3の表面にケチャップを塗る。さらにとろけるチーズを生地の真ん中にのせ、さけるチーズ・プロセスチーズ・キャンディーチーズ・カマンベールチーズ・ハムを、生地の周辺部(耳の部分)は避けて、その内側に万遍なくトッピングする。
  5. オリーブオイルを生地の耳の部分に薄く塗る。具材の上にもオリーブオイルをかける。
  6. 魚焼きグリルに、5をアルミホイルごと入れる。強火で8分焼く。
    (ガス式両面焼きの場合は6分、電気式両面焼きの場合は8分焼く。ガス式片面の場合は、3分ほど余熱をして7分焼く。なお両面焼きの場合も余熱をすると、焼き時間を短縮できる。)
    表面ばかりが先に焼けそうな場合は、アルミホイルを被せると、焦げを防ぐことができる。
  7. 焼き上がったピザに、みじん切りにしたパセリを散らしたらできあがり。

写真をもとに、レシピを説明します。

ピザの簡単な作り方

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【工程1】
まずピザ生地を作ります。

強力粉・塩・砂糖・オリーブオイル・ドライイーストをボールに入れ、30度くらいのぬるま湯を少しずつ加え、手で混ぜます。

ちなみに30度の湯を簡単に作るには、50ccの水を耐熱容器に入れ、そのまま電子レンジ(600w)で10秒ほど加熱します。

【調理のポイント1】
ピザ生地は、水ではなくぬるま湯でこねます。

ぬるま湯を使うと、生地をこねている最中からイースト菌が活発に働くため、生地の発酵速度が格段にアップします。

イースト菌が最も活発に働くのは、25~45度くらいです。

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生地がまとまったら、2分ほどこねます。

バタコやん ピザ

【工程2】
次に、生地を成形します。

クッキングシートの上に生地をのせ、手で伸ばします。
(ちなみに私は、手だけでは伸ばしづらかったので、のし棒も使い、15×20センチくらいの大きさに伸ばしました。)

生地の中央はできる限り薄く伸ばし、端の方を少し厚めにすると、火の通りが良くなり、サクサクのピザ生地ができるそうです。

そしてフォークで生地に穴をあけ、ガス抜きをします。

【調理のポイント】
生地はクッキングシートの上で伸ばし、フォークで穴をあけてガス抜きをします。

クッキングシートを敷くと、生地がくっつきにくく、作業しやすくなります。

またフォークで穴をあけると、生地の膨らみ過ぎを防ぐことができるので、生地の上にのせた具材が流れません。

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【工程3】
続いて、ピザを焼く準備をします。

まずアルミホイルをクシャクシャにして広げ、その上に生地を移します。

【調理のポイント】
クシャクシャにしたアルミホイルの上に生地をのせると、生地がくっつかず、焼いている時の空気の通りが良くなります。

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【工程4】
次に、生地の上にトッピングする具材を用意します。

まず、チーズとハムを切ります。
さけるチーズは細く裂きます。プロセスチーズは1センチ角に切ります。
キャンディーチーズは2等分します。カマンベールチーズは、食べやすい大きさに手でちぎります。
ハムは短冊切りにします。

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そして、生地に具材をトッピングします。

最初に、生地の表面にケチャップを塗ります。
さらに、とろけるチーズを生地の真ん中にのせ、さけるチーズ・プロセスチーズ・キャンディーチーズ・カマンベールチーズ・ハムを、生地の周辺部(耳の部分)は避けて、その内側に万遍なく散らします。

【調理のポイント2】
具材には数種類のチーズを使い、味と食感に奥行きを出します。

また具材をトッピングする際には、耳の部分以外の生地全体に、万遍なくのせます。
そうすると、生地に均等に火が入ります。

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【工程5】
仕上げに、オリーブオイルを生地の耳の部分に薄く塗ります。

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続いて具材の上にも、オリーブオイルをかけます。

【調理のポイント3】
ピザを焼く前に、生地の耳の部分にオリーブオイルを塗り、具材にもオリーブオイルをかけます。

オリーブオイルを生地に塗ると、そこだけ温度が高くなるので、パリパリに仕上がります。

また具材にかけると風味が良くなり、焦げ目が出来るため、香ばしさがアップします。

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【工程6】
そしてピザを焼きます。

魚焼きグリルにピザをアルミホイルごと入れ、強火で8分ほど加熱します。

なお加熱時間は、使用する魚焼きグリルの仕様によって、若干異なりますので注意してください。

ガス式両面焼きの場合は6分。
電気式両面焼きの場合は8分。
ガス式片面焼きの場合は、3分ほど余熱してから、7分焼きます。
(両面焼きを使う場合も、あらかじめ余熱すると、焼き時間が短縮できます。)

機種によっても火力は異なりますので、様子を見ながら加減してください。

ちなみに私は、ガス両面焼きグリルを使い、3分余熱してから、5分ほど焼きました。

表面ばかりが先に焼けそうな場合は、アルミホイルで覆うと、焦げを防ぐことができるそうですよ。

【調理のポイント4】
ピザは、魚焼きグリルで焼きます。

ピザ窯を家庭で一番忠実に再現できるのは、魚焼きグリルです。
その理由は2つあります。

1つは、庫内の温度。
魚焼きグリルの庫内は、ピザ窯に近い高温になります。
ガス式両面焼きグリルは、およそ400度。ガス式片面焼きは370度。電気式両面焼きでも、280度まで上がります。
ちなみにピザ窯は500度まで達します。オーブントースターの場合は、250度くらいが限界です。

2つめは、加熱方法。
魚焼きグリルは、庫内の空気の温度を上げて食材に火を通す焼き方と、食材を直接加熱する焼き方の2パターンが同時にできるので、ピザ窯に近い加熱法でピザを焼くことができます。
生地の表面は直接加熱でパリッと、中は空気を通した対流熱でモッチリと仕上がります。

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焼き上がりは、このようになりました。

ところで、魚焼きグリルで焼くと魚臭さがピザに移ってしまいそうですが、大丈夫です。
ピザを焼いている時には、生地から蒸気が出ており、魚の臭いを含んだ空気はその蒸気にさえぎられるため、臭いはつきません。
(ただし、焼き上がったピザを庫内に放置すると臭いがついてしまうので、注意が必要です。)

ちなみに同様の理由で、魚焼きグリルでトーストを焼いても、魚の臭いはつきません。(詳しくはコチラの記事をご覧ください。)
私は、魚焼きグリルで毎朝パンを焼いています。

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さて、焼き上がったピザに、みじん切りにしたパセリを散らしたらできあがりです。

バタコやんによると、このピザ生地は発酵が不十分なため、焼いて1日経つと硬くなり、風味も変わってしまいます。
焼きたてを食べるのがおすすめです。

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アツアツをさっそくいただいてみたところ、バタコやんが言っていたとおり、生地はサクサクの食感に仕上がりました。
耳の部分のカリッとした軽い歯応えと、具材がのった中央部分のふわっとした食感のコントラストがはっきり出ていて、とてもいいです。

生地の味は、発酵が不十分な分、発酵由来の風味が若干乏しいです。
でもベーキングパウダーで手軽に膨らませた生地とくらべたら、ずっと味わい深く、軽さもあるのでピザ生地らしいです。

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また使用しているチーズは、どれもコンビニなどで簡単に手に入る安価なものですが、5種類を組み合わせると、1種類だけの場合とくらべ、ダンゼン味も食感も豊かです。

味付けはケチャップだけにも関わらず、チーズの深い味わいと、メリハリのある生地の食感によって、家庭で作ったとは思えないほど本格的なピザができました。

超おすすめレシピですよ。

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