平野レミさんの小籠包のレシピ。ワンタンの皮を使います。

包まない小籠包

小籠包(ショーロンポー)の超簡単なレシピをご紹介します。

料理愛好家の平野レミさんが考案した、「食べれば小籠包」です。

一見すると、小籠包らしさは微塵も感じられないこのお料理。
その名の通り、食べればちゃんと小籠包の味がします。

餡を皮で包む手間を省いているので、調理はとても簡単。
しかも小籠包の身上である、アツアツを噛んだ時に溢れ出るスープが、これだったらごく普通の小籠包の3倍くらい楽しめます。

芸能界きっての食通として知られるタレントの阿川佐和子さんが、「レミさん店できるよ」と絶賛した味だそうですよ。

(一部情報元:TBSテレビ「おびゴハン!」2017年1月24日放映、フジテレビ「有吉弘行のダレトク」2018年12月4日)

食べれば小籠包の作り方

包まない小籠包

「食べれば小籠包」のレシピです。

レシピの全工程は、後ほど写真をもとに説明します。

材料【2個:2人分】
豚バラ薄切り肉 80g
ワンタンの皮 4枚
A
ショウガ(薄切り) 1枚
ニンニク 1/2片
玉ネギ 1/4個
B
鶏ガラスープ 160cc
紹興酒 小さじ2
ゴマ油 小さじ2
少々
コショウ 少々
トッピング
針ショウガ 適量
パクチー 適量
醤油 適量
黒酢 適量
作り方
  1. Aをフードプロセッサーに入れ、みじん切りにする。
    豚バラ肉を加え、肉の食感が残る程度の少し大きめのミンチ状にする。Bを加え、軽く混ぜる。
  2. 直径10センチ程度の耐熱容器を2つ用意し、1の半分をそれぞれに入れ、ワンタンの皮を1枚ずつかぶせる。
    さらにその上に1の残りを入れ、ワンタンの皮1枚ずつで覆う。
  3. 蒸気が上がった蒸し器に2を並べ、フタをして中火で10〜15分ほど蒸す。
  4. 3に針ショウガとパクチーをのせたらできあがり。黒酢と醤油をかけていただく。

写真をもとに、レシピを説明します。

食べれば小籠包の作り方

包まない小籠包

【工程1】
最初にフードプロセッサーを使って、タネを作ります。

まずA(ショウガ・ニンニク・玉ネギ)をフードプロセッサーに入れ、みじん切りにします。
次に豚バラ肉を加え、肉の食感が残る程度の大きめのミンチ状にし、Bを加え、軽く撹拌します。

このようにすると、汁気の多いとろっとしたタネができます。(上の写真は、豚肉が底の方に沈んいるので見えません。)

【調理のポイント】
豚肉はひき肉ではなく、薄切り肉を使います。

ひき肉よりも旨味が出て、ジューシーに仕上がります。

また豚肉は、少し大きめのミンチ状にすると、食感が出て美味しくなります。

包まない小籠包

【工程2・3】
タネができたら、直径10センチくらいの小さめの耐熱容器(2個)にタネを入れます。

まずタネの半量を容器に入れ、その上にワンタンの皮を1枚のせます。
そして残りのタネをのせ、さらにその上にワンタンの皮を1枚かぶせます。

これを蒸気が上がった蒸し器で、10〜15分蒸します。

包まない小籠包

【工程4】
最後に針ショウガとパクチーをのせ、黒酢と醤油をかけたらできあがり。

柔らかいひだが寄ったワンタンの皮にスプーンを入れると、中からたっぷりのスープがジュワッと溢れ出てきます。

餡は柔らかくジューシーで、ワンタンの皮は、スープを極限まで吸ってトロトロです。

また味付けはマイルドで、子供でも食べやすく、ショウガと黒酢のさっぱりとした風味がよく合います。

本物の小籠包を家庭で作るのはちょっとハードルが高いですけど、これだったら失敗要らずで、20〜30分程度の短い調理時間で作れます。
本物に引けを取らない味が、手軽に楽しめますよ。

※余ったワンタンの皮は、レミさんの「ワンタンチップス」にするのがおすすめです。
たったの3分で、タコスチップスのようなサクサクのおやつが作れます。

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