玉ねぎを切って放置がメリット大!辛味抜きの方法

玉ねぎを放置して辛味抜き


玉ねぎは、切ったあとにしばらく放置すると、辛味が抜けやすくなります。

放置する時間は15〜30分ほど。
時間に余裕がある場合は、スライスした後に1〜2時間置くと、さらに効果的です。

一般的には、玉ねぎの辛みを抜く方法としては、水にさらす方法が定番です。
でも、今回ご紹介する方法であれば、成分が水に流出せず、玉ねぎの栄養をそのまま活かせるため、栄養の面からもおすすめです。

辛味抜きの手順

玉ねぎの繊維を断ち切るように横に薄切りにする

  1. ① 玉ねぎを調理しやすい大きさに切ります。
    切り方を自由に変えられる場合は、玉ねぎの繊維を断ち切るように横に包丁を入れる方が良いです。
    さらに言えば、みじん切りにするのが一番良いです。


切った玉ねぎを広げて放置する

  1. ② 皿の上に広げ、15〜30分放置します。
    時間に余裕がある場合は、1〜2時間放置するとより効果的です。
    1〜2時間放置する場合は、玉ねぎが傷まないように、ラップをしたうえで冷蔵庫に入れると良いです。

放置で辛味が抜ける理由

玉ねぎを切ったあとにしばらく置くと、なぜ辛味が抜けるのでしょうか。

玉ねぎには、強い刺激臭や辛味のもとになっている「硫化アリル」という成分が含まれています。
硫化アリルは揮発性がとても高いため、玉ねぎを切ってしばらく置いておくと、この成分が空気中に揮発しやすくなります。
結果として、辛味が抜けて食べやすくなるのです。

ちなみに、硫化アリルは、玉ねぎの他に、長ねぎなどのネギ科の植物にも含まれています。

できるだけ横に切る

調理に差し支えがなければ、切り方にもこだわると、さらに効果が高くなります。

放置する効果が高くなる玉ねぎの切り方(繊維を断ち切るように横にスライス)
たとえば、同じ薄切りでも、写真のように玉ねぎの繊維を断ち切るように包丁を入れてしばらく置くと、辛さがより和らぎます。
細胞が壊れて硫化アリルが流出し、揮発しやすくなるためです。

さらに言えば、玉ねぎをなるべく細かく切ると、効果が格段にアップします。

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