タコスの基本レシピ|本場メキシコ風に!具材・皮・ソースも丁寧に解説

タコス
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タコスは、トルティーヤで肉・野菜・サルサなどを包んで食べる、メキシコの代表的な国民食。
今回は、薄切り肉を使って手軽に作れる、本格派のタコスレシピをご紹介します。
カルネ(焼き肉)を主役に、トマトペーストで濃厚な旨みを引き出し、クミンやパプリカなどのスパイスで香り豊かに仕上げました。

具材やソース、皮の種類は自由にアレンジできます。
ソースや皮は、手作りでも市販品でもOK。
自宅で気軽に本場の味を楽しめます。


材料

2人分:調理時間25分(漬け込み時間を除く)
カルネ(焼き肉)
豚肉または牛肉(薄切り) 300g
にんにく(すりおろし) 1片分(7〜8g)
トマトペースト 小さじ2(12g)
ライム果汁(またはレモン果汁) 小さじ2
小さじ1/2
黒こしょう 少々
クミンパウダー 小さじ1/2(お好みで)
パプリカパウダー 小さじ1/2(お好みで)
オレガノ(乾燥) 小さじ1/5(お好みで)
サラダ油(またはラード) 小さじ1
タコスの皮・ソース・トッピング
トルティーヤ 6枚
サルサソース 適量
玉ねぎ(みじん切り) 1/3個
パクチー(みじん切り) 適量
ライム(くし形) 1/2個

タコスの本場メキシコレシピ・作り方

肉に下味をつける

肉をボウルに入れて調味料を揉み込む
肉に調味料を加えてラップをかぶせて味をなじませる
  1. ① 豚肉または牛肉(薄切り:300g)をボウルに入れます。
    長いままだと焼きづらい場合は、フライパンで焼きやすい程度の長さにあらかじめ切っておきましょう。
  2. ② ボウルに、にんにく(すりおろし:7〜8g)・トマトペースト(小さじ2)・ライム果汁(小さじ2)・塩(小さじ1/2)・黒こしょう(少々)を加えます。
    お好みで、クミンパウダー(小さじ1/2)・パプリカパウダー(小さじ1/2)・オレガノ(小さじ1/5)も加えてください。
  3. ③ よく揉み込んでからラップをかぶせ、冷蔵庫で30分〜1時間ほど漬けて味を馴染ませます。
  • 薄切り肉は、焼いたあとに食べやすい大きさに切る方が、香ばしさが引き立ち、よりジューシーに仕上がります。
    本場メキシコでも、こうした調理法がよく用いられています。
    そのため、この段階では、焼きやすい長さに切る程度にとどめ、細かく刻むのは焼いた後にするのがおすすめです。
  • クミン・パプリカ・オレガノは、入れずに作っても十分に美味しいですが、加えることでスパイスの香りや風味がぐっと引き立ち、より本格的なメキシコ風の味わいになります。
    クミンはエスニックな香りを、パプリカは甘みと色合いを、オレガノは爽やかな香りを加えてくれます。


肉をこんがりと焼く

フライパンで肉を焼く

  1. ④ フライパンにサラダ油(小さじ1)を熱し、肉を広げて両面を中火でしっかり焼きます。
    火が通ったら取り出し、トルティーヤにのせやすく、食べやすいように細かく切っておきます。

トッピングを用意する

玉ねぎとパクチーとライムを切る

  1. ⑤ 玉ねぎ(1/3個)とパクチー(適量)をみじん切りにして、ライム(1/2個)をくし切りにします。


トルティーヤとサルサソースを用意する

焼き上がったトルティーヤ
完成したサルサ
  1. ⑥ トルティーヤ(6枚)とサルサソース(適量)を用意します。
    市販品でも手作りでも、どちらでも美味しく作れます。
    トルティーヤは、レンジやフライパンで軽く温めてから使います。

詳しくは→トルティーヤの温め方について(FAQ)

手作りする場合は、本場メキシコ風に仕上がる「コーントルティーヤ」と「サルサソース」のレシピがおすすめです。
小麦粉で作る場合は、「フラワートルティーヤ」のレシピをご覧ください。

本場メキシコ風タコスの完成!

タコス

  1. ⑦ トルティーヤにカルネ(焼き肉)・玉ねぎ・パクチーをのせて、サルサソースをかけて、ライムを絞っていただきます。
    お好みでワカモレ(分量外)を添えても美味しいです。

焼きたてのカルネと温かいトルティーヤが合わさると、素材の旨みが際立つ本格タコスに。
手作りソースや好みのトッピングで、味わいは無限に広がります。
材料も工程もシンプルで、忙しい日でも気軽に作れます。
ぜひ、ご自宅で本場メキシコのタコスを楽しんでみてください。

よくある質問(FAQ)

タコスの正しい食べ方は?食べやすくするコツも教えてください。

タコスは片手で持って食べるのが基本ですが、具がこぼれやすく「食べにくい」と感じる方も多いです。
現地メキシコでは、以下のような食べ方が一般的です。

  • トルティーヤは半分に折るか、U字型に軽く包み込むようにして持ちます。
    ギュッと強く握らず、やさしく包むことで具材がこぼれにくくなります。
  • 傾け方がポイントです。
    トルティーヤの開いた側を上にして、やや前かがみになりながら、口の方に傾けて食べると中身が落ちにくくなります。
  • こぼれにくいように工夫するなら、刻んだ玉ねぎやパクチーを上から軽く押さえる、またはトルティーヤの両端を少し折り込んで食べても良いです。

こぼれてしまった具材をすくって食べるのも、現地では当たり前の光景。
食べやすさよりも「手で食べる自由さ」を楽しむのもタコスの魅力です。

タコスの作り置きは可能?保存方法を教えてください。

タコスは作りたてが一番美味しいですが、具材と皮を別々に保存すれば、ある程度作り置きも可能です。

  • 焼いた肉(カルネ)
    粗熱が取れたら密閉容器に入れ、冷蔵庫で2〜3日保存できます。
    再加熱する際は、フライパンかレンジで温めてください。
  • トルティーヤ
    トルティーヤは、乾燥を防ぐためにラップで包んだうえで保存袋に入れて冷蔵庫で保存してください。
    なるべく2日以内に食べ切るのがおすすめです。
    温め直す際は、電子レンジやフライパンで軽く加熱すると、柔らかさが戻ります。
    冷凍保存は、解凍時に水分が抜けて食感が悪くなることがあるため、あまり向いていません。
  • トッピング(玉ねぎやパクチー)
    食べる直前に刻むのが理想ですが、どうしても前もって準備したい場合は、水にさらしてしっかり水気を切り、ペーパータオルで包んで保存容器へ。
    冷蔵で1日程度保存可能です。

タコスを完成形で包んだまま保存すると、トルティーヤが水分を吸ってしまうので避けましょう。

トルティーヤはどうやって温めればいいですか?

トルティーヤは温めることで柔らかくなり、巻きやすく、より美味しく食べられます。
ご家庭では次のような方法がおすすめです。

  • 電子レンジの場合
    1枚ずつラップで包み、600Wで10〜15秒ほど加熱します。
    数枚をまとめて温める場合は、1枚ずつキッチンペーパーを挟み、ラップまたは耐熱皿でふたをして加熱すると乾燥を防げます。
  • フライパンの場合
    油をひかずに中火で片面10〜20秒ずつ焼きます。
    軽く焼き色がつくくらいが目安です。香ばしさが加わります。
  • 直火(ガスコンロ)の場合
    トングなどで持って、コンロの火に直接あてて1〜2秒ずつ両面を炙ります。本場メキシコでもよく使われる方法で、香ばしい仕上がりになります。

温めたトルティーヤは、ふきんや清潔なキッチンタオルに包んでおくと、乾燥せずにしっとりとした状態を保てます。
特に複数枚を準備する場合におすすめです。
焼いてから少し長く置く場合は、ビニール袋に入れて密閉しておくと、乾燥を防ぎ、やわらかさをしっかりキープできます。

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