
ベトナム料理研究家の伊藤忍さんが考案した「ヌクチャム」のレシピをご紹介します。
「ヌクチャム(ヌックチャム)」とは、ベトナム料理でよく使われる万能つけだれのこと。
ベトナム風生春巻き「ゴイクォン」やベトナム風お好み焼き「バインセオ」をはじめ、フォーなどの麺料理に添えられます。
これからご紹介する「ヌクチャム」は、調味料の配合比が簡単で、覚えやすいのが特徴です。
「ヌクマム」と「レモン汁」と「砂糖」と「湯」を同量ずつ混ぜて作ります。
これにみじん切りにしたニンニクと輪切りにした赤唐辛子を混ぜたら完成です。
お味の方は、甘味と酸味と辛味と塩味がちょうど同じくらいに感じられるので、どんな料理にも合わせやすく、好みでアレンジもしやすいですよ。
(一部情報元:TVKテレビ「デイリーキッチン」2017年8月4日放映)
ヌクチャムのレシピ

伊藤さんの「ヌクチャム」のレシピです。
ヌクマム | 大さじ2 |
レモン汁 | 大さじ2 |
砂糖 | 大さじ2 |
湯 | 大さじ2 |
ニンニク | 1/2片 |
赤唐辛子 | 少々 |
- 砂糖と湯をボールに入れ、よく混ぜて砂糖を溶かす。
- ヌクマムとレモン汁を混ぜる。
- 食べる直前に、みじん切りにしたニンニクと輪切りにした赤唐辛子を混ぜたらできあがり。

ヌクチャムは、ベトナム料理に限らず、普段の料理にどんどん使えます。
ドレッシング代わりにサラダにかけたり、卵かけご飯やオムレツの味付けに使ったり、チャーハンや炒め物に加えたり、麺類のつけだれにしてもいいです。
旨味が強いので、あっさりした料理に合います。ほんのひとかけするだけで、味がぐっと美味しくなりますよ。

ちなみにこのヌクチャムは、もともとは「エビとゴーヤの和え物」のつけだれとして、テレビで話題になりました。
このベトナム風の和え物は、さっぱりとした味わいで、食欲のない時にも美味しくいただますよ。