身近な食材だけで作れる、ソムタムのレシピをご紹介します。
本場タイのソムタムは青パパイヤで作りますが、青パパイヤは日本ではなかなか入手しにくい食材です。
そこで、この記事では、青パパイヤの代わりに「切り干し大根」と「きゅうり」を使って、ソムタムの味と食感を再現します。
ナンプラーの味が切り干し大根にしっかりと染み込み、そこにきゅうりのシャキシャキとした食感が加わることで、本格的な味を楽しめます。
タイでは、この臼のことをクロック、棒をサークという名前で呼びますが、日本でこれらの道具をお持ちの方は、かなり限られると思います。
そのため、このレシピでは、クロックとサークを使わずに、袋に食材を入れて上から叩くことで、本場タイ風に仕上げます。
材料
切り干し大根 | 30g |
きゅうり | 1本(100g) |
にんにく | 4g |
干しエビ | 大さじ2 |
ピーナッツ | 大さじ2 |
赤唐辛子 | 1/2本 |
砂糖 | 小さじ2 |
ナンプラー | 大さじ1 |
レモン汁 | 大さじ1 |
作り方
まず、切り干し大根(30g)を流水でさっと洗い、かぶるくらいの水に10分ほど浸して戻します。
十分に柔らかくなったら、水気を手でしっかり絞ります。
水気はきっちり絞ってください。
切り干し大根の水気を絞ったら、キッチンバサミで軽く刻みます。
ここで切り干し大根を少し短くしておくと、他の具材や調味料が絡みやすくなり、食べやすさもアップします。
そして、きゅうり(1本:100g)を2〜3ミリ幅の細切りにし、赤唐辛子(1/2本)をみじん切りにします。
きゅうりを細切りにするには、まず、きゅうりを2〜3ミリ幅の斜め薄切りにします。
そして、切ったきゅうりを数枚重ねて置き、端から2〜3ミリ幅に切っていけばできあがりです。
次に、にんにく(4g:1/2かけ)・干しエビ(大さじ2)・ピーナッツ(大さじ2)をビニール袋に入れ、麺棒などで軽く叩いて砕きます。
袋の上から叩いて本場風に
袋の上から叩いて食材を砕くことで、本場タイのクロックとサークで作ったような仕上がりにします。
にんにくは、きれいに潰れるくらいまで、ピーナッツは、食感が残る程度にやや粗めに砕いてみてください。
干しエビは、ほぼ砕けませんが、軽く叩くことで、風味が出やすくなります。
なお、使用する袋は、ごく普通のビニール袋でいいですけど、あれば、保存専用のジッパー付きの袋の方が叩いても頑丈なのでおすすめです。
続いて、切り干し大根・きゅうり・赤唐辛子・砂糖(小さじ2)・ナンプラー(大さじ1)・レモン汁(大さじ1)を加えます。
そして、袋を振って軽く混ぜます。
最後に、もう1度、袋の上から麺棒などで軽く叩いたら完成です。
きゅうりが切れない程度に、軽く叩いてみてください。
きゅうりを軽く叩くと、切り干し大根としんなりまとまって、味馴染みも良くなります。
きゅうりは青パパイヤよりも含まれる水分量が多いため、きゅうりだけで青パパイヤを代用しようとすると、調味料が少し絡みにくくなってしまいます。
でも、そこに切り干し大根を加えることで、調味料が十分に染み込み、満足度の高い味に仕上がります。
ナンプラーのまったりとした旨みとレモンの爽やかな酸味が食欲をそそる、味わい深い一品です。
ふだん使いのサラダとしてもおすすめですよ。
日持ち:冷蔵保存で6日
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