サバ缶のドライカレー。奥薗壽子さんの豆腐とサバのカレーレシピ。

サバ缶ドライカレー

サバ缶を使ったドライカレーのレシピをご紹介します。

料理研究家の奥薗壽子さんが考案した「木綿豆腐とサバのドライカレー」です。

サバの水煮缶を使うので、調理時間はわずか10分。
お味の方も美味しくて、サバ缶の旨味が豆腐にじんわりと染みて、味わい深く仕上がります。

また、ドライカレーとは言え香辛料の風味は控えめになっているので、色々な料理にアレンジすることもできます。
記事の後半では、奥園さんが考案した、このドライカレーのアレンジレシピを3品お伝えします。

作り置きしておくと重宝しますよ。

(一部情報元:テレビ朝日「名医とつながる!たけしの家庭の医学」血管の老化を止めるレシピ 2017年10月24日放映)

鯖缶と豆腐のドライカレー

サバ缶ドライカレー

「木綿豆腐とサバのドライカレー」のレシピです。

このレシピは、3日分が一度に作れるようになっています。

材料

3日分:調理時間10分
サバの水煮 3缶(600g)
木綿豆腐 1丁半
しょうが 1かけ
ケチャップ 大さじ3
ウスターソース 大さじ3
カレー粉 大さじ1
片栗粉 大さじ1
醤油 適量

作り方

  1. 木綿豆腐を手で砕き、キッチンペーパーの上にのせて水気を取る。
  2. サバの水煮を汁ごとフライパンに入れ、しょうがを皮ごとすりおろして加える。
    さらにケチャップ・ウスターソース・カレー粉を加えて強火にかけ、ヘラで混ぜながら水分を飛ばす。
  3. 水分が十分に飛んだら、いったん火を止めて1と片栗粉を加え、ヘラでよく混ぜる。
    再び強火にかけてよく混ぜ、最後に醤油で味をととのえたらできあがり。

写真をもとにレシピを説明します。

サバ缶ドライカレーの材料

まず、木綿豆腐(1丁半)は手で砕き、キッチンペーパーの上にのせて、短時間で水気を取ります。(写真左)

次に、サバの水煮(600g)を汁ごとフライパンに入れ、しょうが(1かけ)を皮ごとすりおろして加えます。
さらにケチャップ(大さじ3)・ウスターソース(大さじ3)・カレー粉(大さじ1)を加えて強火にかけ、ヘラで混ぜながら水分を飛ばします。(写真右)


豆腐をドライカレーに加える

フライパンの中の水気が十分に飛んだら、いったん火を止めて、豆腐と片栗粉(大さじ1)を加えます。

そして、ヘラでよく混ぜます。


サバ缶ドライカレーを混ぜる

片栗粉が全体に馴染んだら、再びフライをパンを強火にかけてよく混ぜます。

最後に、醤油で味をととのえたらできあがりです。


サバ缶ドライカレー

旨味の強いサバ缶とあっさりとした豆腐がよく合います。
香ばしいカレー風味が食欲をそそる一品です。

次に奥薗さんが考案した、このドライカレーを使ったアレンジ料理3品をご紹介します。

ドライカレーのアレンジレシピ

あんかけ焼きそば

サバ缶ドライカレーのあんかけ焼きそば

まずご紹介するのは、ドライカレーを使った「あんかけ焼きそば」のレシピです。

材料

1人分:調理時間7分
ドライカレー 1/3量
トマト 1個
ゴマ油 小さじ2
豆板醤 小さじ1.5
オイスターソース 小さじ2
焼きそば 1玉
青ネギ 適宜
  • 冒頭のレシピで作ったものを使用。

作り方

  1. ドライカレーは電子レンジで温め、トマトは1〜2センチの角切りにする。
  2. フライパンにゴマ油(小さじ1)を熱し、豆板醤を炒めて香りを立たせ、トマトを加えて炒め合わせる。
    トマトがしんなりしたらドライカレーを加え、オイスターソースで味をととのえる。
  3. 焼きそばは袋に2センチくらいの切り込みを入れ、電子レンジ(600w)で1分30秒加熱し、皿に出す。ゴマ油(小さじ1)をまぶしてほぐす。
  4. 3に2をかけ、小口切りにした青ネギを散らしたらできあがり。

工程3では焼きそばを袋ごとレンジで加熱しますが、商品によっては袋ごと温められないものもあるので、そういう場合は皿に出してラップをして加熱してください。

中華風のあんかけ焼きそばができます。
オイスターソースの濃厚な旨味とトマトの酸味が加わって、ドライカレーの味にさらに深みが出ます。


ポテトグラタン

サバ缶ドライカレーのポテトグラタン

次にご紹介するのは、ドライカレーを使った「ポテトグラタン」のレシピです。

材料

1人分:調理時間12分
ドライカレー 1/3量
じゃがいも 1個(150g)
ピザ用チーズ 30g
ケチャップ 適量
パセリ 適量
  • 冒頭のレシピで作ったものを使用。

作り方

  1. ドライカレーをレンジで温める。
    皮をむいたじゃがいもをラップで包み、電子レンジ(600w)で3分加熱する。
    ラップをしたままのじゃがいもにふきんをかぶせ、手でつぶす。
    じゃがいもをボールに入れ、ドライカレーを混ぜる。
  2. 1を耐熱皿に移し、ケチャップをかけ、ピザ用チーズをのせる。
    オーブントースターに入れ、チーズが溶けて焼き色がつくまで加熱する。
    細かく刻んだパセリを散らしたらできあがり。

工程1でレンジで加熱したじゃがいもは、ラップをしたままの状態で潰します。

ドライカレーのポテトグラタン

工程2の耐熱皿に具材をのせる順番は、この写真を参考にしてください。

まず、潰したじゃがいもとドライカレーを混ぜたものを詰めたら、その上にケチャップをかけ、さらにピザ用チーズを散らします。
チーズをすべてトッピングしたら、あとはオーブントースターでこんがりと焼くだけです。

じゃがいものホクホク感が加わった、和テイストのグラタンができますよ。


手巻き寿司

サバ缶ドライカレーの手巻き寿司

最後にご紹介するのは、ドライカレーを使った「手巻き寿司」のレシピです。

今回ご紹介した3品のアレンジ料理の中では、私はこのシンプルなレシピが一番好きです。

こってりとした旨味のあるドライカレーに、レモンの爽やかな酸味が絶妙にマッチします。

材料

1人分:調理時間2分
ドライカレー 1/3量
きゅうり 1本
ご飯 茶わん1杯
焼き海苔 全形1〜2枚
マヨネーズ 適量
A
レモン汁 1/2個分
はちみつ 小さじ2
  • 冒頭のレシピで作ったものを使用。

作り方

  1. きゅうりを棒状に切り、焼き海苔を4等分する。
  2. Aを混ぜる。
  3. 海苔の上にご飯を広げて2をかける。
    ドライカレーときゅうりをのせ、好みでマヨネーズを塗り、海苔で巻いたらできあがり。

この手巻き寿司は、酢飯を混ぜずに作る超時短レシピになっています。

レシピのA(レモン汁とはちみつを混ぜたもの)は、合わせ酢と考えると分かりやすいと思います。
ご飯の上にこの合わせ酢をかけるだけで、十分美味しい酢飯が作れます。

関連レシピ