「名医のTHE太鼓判!」(TBSテレビ)で話題になった、便秘改善をはじめ、健康に良いと言われている「こうじ水」の作り方をご紹介します。
「こうじ水」とは、米麹を水に浸し、一晩冷蔵庫に入れて作った飲み物のこと。
淡い甘酒のような味で、ほのかな甘味があり、とても飲みやすいです。
こうじ水の効果
「こうじ水」は、いろいろな側面で、体にとても良いようです。

星子クリニックの総合内科医で、「こうじ水で体すっきり!ずっと健康!」という麹水の本の著者でもある星子尚美さんによると、「こうじ水」には、便秘の改善効果が期待できるそうです。
その理由は、米麹にたくさん含まれている酵素にあります。
「こうじ水」を摂ると、米麹に含まれる酵素が食べ物を分解してくれるので、臓器の負担が減って消化・吸収がスムーズになり、元気な腸が作られるので、便秘改善につながるそうです。
また同著によると「こうじ水」には、次のような効果も期待できます。
- ダイエット
- 老眼改善
- がん予防
- 糖尿病予防
- 高血圧予防
- 腸内環境改善
- 動脈硬化予防
- 疲労回復
- 美肌・美髪
このように、「こうじ水」はいろいろな体の不調に効くようです。
作り方はとても簡単ですよ。
(情報元:TBSテレビ「名医のTHE太鼓判!」2018年12月3日放映)
麹水の作り方
「こうじ水」のレシピです。
情報元のテレビ番組によると、こうじ水は、お好みの量の米麹を、お好みの量の水に8時間浸すだけで完成します。
麹も水も適量でOKです。
とは言え、どれくらいの比率で麹と水を使ったら良いのか、分からないという方も多いと思います。
そこで、ここでは参考のために、麹の製造・販売を手がける「マルコメ」がすすめる「こうじ水」のレシピの分量をご紹介します。
作り方は、番組で紹介されていた方法とまったく同じです。
米麹 ※ | 100g |
水 | 500cc |
※板状タイプでも乾燥タイプでもOK。
- 麹をお茶パックに入れ、水に漬ける。
- 冷蔵庫で8時間以上寝かせたらできあがり。
お茶パックを取り除き、残った水を飲む。
麹は、あらかじめお茶パックに入れて、水に浸します。
そうすると、あとで麹を取り除く手間が省けます。
お茶パックが無い場合は、上の写真のように、そのまま水に浸しても良いようです。
ちなみに底に残った麹は、加熱せずに、そのまま食べることもできます。
ところで米麹には、板状タイプ(写真左)と乾燥タイプ(写真右)の2種類があります。
「こうじ水」作りには、このどちらの麹を使っても良いそうです。
お味の方は、すでにお伝えした通り、とても飲みやすいです。
甘酒よりもクセがなく、また甘味もすっきりとしているので、食事中に飲んでも違和感がありません。
この味なら、ストレスなく飲み続けられそうですよ。
麹水を飲む量
情報元のテレビ番組によると、「こうじ水」は、1日に(朝昼晩合計で)500ml飲むと効果が出やすいようです。
ちなみに、新潟県の阿賀町で150年続く老舗麹店・山崎糀屋の女将、山崎京子さん(72歳)は、毎日「こうじ水」を飲んでいて、これまで一度も便秘に悩んだことが無いとか。
山崎さんも、毎日500mlのこうじ水を飲んでいるそうです。
また「こうじ水」は、繰り返し2回作れるようです。
残った麹に同量の水を足し、8時間置いたら完成。
出来上がった「こうじ水」は、なるべく早く(出来ればその日のうちに)飲むのがおすすめです。
残った麹&麹水の使い方
ところで「こうじ水」を作ると、水に浸した麹がたくさん残ることになります。
残った麹は、加熱せずに、そのまま料理に使うのがおすすめです。
火を入れずに食べる方が、麹の酵素を無駄なく摂れるので、体にも良いからです。
残った麹の栄養をムダにしない食べ方
残った麹を加熱せずに食べるのなら、サラダや和え物などにするのが一番簡単です。
その際には、具材として混ぜるのではなく、ドレッシングやソースにしてかけると、麹のツブツブも気にならなくなります。
おすすめはオニオンサラダ。
残った麹にマヨネーズを混ぜ、醤油を少し垂らしてドレッシングを作り、オニオンスライスにかけて食べると美味しいです。
麹のほのかな甘みが、玉ねぎの辛味とよく合います。
玉ねぎの辛味が苦手な方は、玉ねぎの辛味を抜く方法を参考にしてください。
また、残った麹を白和えの衣に混ぜても、美味しいですよ。
残った麹を生で食べるのに飽きたら、加熱調理するのもアリです。
麹をご飯だと考えると、いくらでも料理のバリエーションが増やせます。
残った麹は、炊いてしまえば、普通のご飯とほぼ変わりません。
むしろ、普通のご飯よりも美味しいです。
残った麹を使ったおすすめレシピ
残った麹を米と一緒に炊く方法です。
米 | 2合 |
残った麹※ | 70g |
※こうじ水を作った後に残った麹
- 米を研ぎ、炊飯器に入れ、2合の目盛りまで水を注ぐ。
- 「残った麹」の水気をしっかり切り、1に加え、普通に炊いたらできあがり。
レシピでは、「残った麹」の量を70gとしていますが、お好みで調整しても問題ありません。
また、水加減をするときは、「残った麹」の量は無視してください。
「残った麹」はすでに水分をたっぷり吸収しているので、白米の量に適したお水を加えれば大丈夫です。
出来上がりは、普通のご飯とほぼ変わりません。
「残った麹」を使うので、麹のクセっぽさもほとんど感じません。
むしろ、しっとりもっちりとして甘みのある、とても美味しいご飯ですよ。
この炊き方を応用すれば、炊き込みご飯も作れます。
また「残った麹」は、スープや煮物に加えるのもいいです。
また「こうじ水」を料理に使うこともできます。
情報元のテレビ番組で話題になった、タレントの麻木久仁子さんが考案した簡単料理をご紹介します。
「こうじ水キムチ」のレシピです。
まず、大根・柿・ねぎ・にんにく・しょうがを薄切りにし、保存袋に入れます。
そして塩とこうじ水を加え、1晩〜1日寝かせたら完成。
箸休めにぴったりな、さっぱりとした水キムチができるそうです。
こうじ水の口コミ
ところで、タレントの麻木久仁子さんは、25年も便秘で悩んでいて、お通じは6日に1回だったそうですが、「こうじ水」を1週間ほど飲み続けたところ、徐々に改善して、11日目以降は毎日すっきりするようになったそうです。
また、6日間も便がたまっていた視聴者の方は、1日目から便秘が改善され、4日目から肌ツヤが良くなり、毎日のようにお通じがあるようになったそうです。
「こうじ水」はとても飲みやすく、飲み続けるのに努力は一切要らないので、便秘をはじめ、冒頭でお伝えした体の不調に悩んでいるのなら、試してみる価値はありそうですよ。
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