塩麹(しおこうじ)の保存期間について解説します。
市販の塩麹は、開封前であれば、常温で保存できるものがほとんどです。
常温といっても、直射日光の当たらない冷暗所で保存するのが基本ですが、必ずしも冷蔵庫に入れる必要はありません。
賞味期限は、メーカーにもよりますが、だいたい半年くらいに設定されているようです。
開封後は要冷蔵
塩麹を開封してしまったら、常温保存には向かなくなります。
塩麹が空気に触れて、発酵がじわじわと進んでしまうためです。
冷蔵庫の中でもとりわけ温度が低いチルド室で保存すると、発酵がすすみにくく日持ちしやすくなります。
いったん開封して冷蔵した塩麹の保存期間は、2ヶ月程度が目安です。
そして、容器に記載されている賞味期限以内に食べ切ってください。
市販の塩麹は、塩分濃度が10〜13%程度の商品が多いですけど、最近では減塩している商品もあります。
また、塩気をおさえて手作りするケースもあると思います。
そうした塩分濃度が低い塩麹は、ごく一般的な市販品よりも傷みやすいと考えてください。
塩麹は発酵食品なので、そう簡単には腐ることはないものの、イヤな臭いがすると感じたら食べるのをやめるのが無難です。
一方で、塩麹は、時間の経過とともに柔らかくなったり、水分と分離することがありますが、こうした変化は特に問題ありません。
長期保存なら冷凍
開封済みの塩麹を長期保存したいのなら、速やかに冷凍保存してしまうのがおすすめです。
冷蔵庫に長期間入れておくよりも、すぐに冷凍した方が品質が保てます。
塩麹を冷凍した場合の保存期間は、6ヶ月ほどです。
ちなみに、塩麹を冷凍すると、発酵力がやや衰えるものの、完全に失われるわけではありません。
塩麹には、タンパク質を分解して食材を柔らかく美味しくしたり、デンプンを分解して甘みを引き出したりする働きがありますが、こうした効果は、冷凍してもキープすることが可能です。
使う時には、冷蔵庫に移して自然解凍するのがおすすめです。
冷凍した塩麹は、冷凍前の塩麹とまったく同じように使えます。
詳しいレシピは「鶏胸肉の塩麹焼き」をご覧ください。
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