春菊の苦みをおさえるコツ!味が嫌いな人も食べられる加熱調理の方法。

春菊の苦みをおさえる


鍋料理などには欠かせない食材、春菊。
私は春菊が大好きですが、苦手という方もけっこう多いですね。

春菊を好まない理由で最も多いのは「苦味」だそうです。
好きな人にとってはこれこそが魅力ですが、たしかに春菊はちょっとクセが強いです。

そこで今回は、春菊の苦みをなくす加熱法をご紹介します。
春菊は苦いからキライという方に是非試していただきたい調理法です。

春菊の苦味をおさえる方法

春菊の茎と葉を分ける

春菊の苦みは、葉の加熱時間に注意するだけで、かなり抑えられます。

春菊は、生の状態ではあまり苦みがありません。
また、加熱後も、茎の部分はほとんど苦くありません。
苦みが出るのは、加熱後の葉の部分です。

そのため、この部分の苦みを抑えることが大切です。
ポイントは次の3点です。

春菊の苦みをおさえる茹で方

  1. あらかじめ茎と葉を分けておく。
  2. 火が通りにくい茎は、葉よりも先に加える。
  3. 葉を加えたら10秒で火を止める。

茎と葉を一緒に加えて茹でると、茎に火が通るのに時間がかかるため、葉が加熱し過ぎになってしまいます。
そのため、茎と葉はあらかじめ分けておき、加熱する際には、火が通りにくい茎から先に加えるのがおすすめです。

また、葉の加熱時間は、10秒程度にすると良いです。
春菊の葉は一般的には20〜30秒加熱しますが、それを短くすることで、その分、苦みが出にくくなります。
ちなみに、加熱時間を10秒に短くしても、火は十分に通ります。


春菊を加熱しすぎると苦くなる理由

春菊の苦味をおさえる茹で方

春菊の苦みの元はポリフェノールという成分で、ポリフェノールは、加熱することによって細胞の外に出てきます。
そのため、火を通しすぎると、春菊が苦くなるというわけです。

ちなみに、春菊の苦味は、生の状態ではほとんどありません。
また、10秒加熱しただけでも、生とさほど変わりません。
でも、20〜30秒加熱すると、苦みがグッと引き出されます。
そのあとは、いくら加熱し続けても、ほとんど変化しません。

春菊の苦みが好きか嫌いかは、人それぞれです。
食べる人によって加熱時間を変えると、全員が春菊をより美味しくいただくことができますよ。

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