春菊の茹で方と茹で時間を解説します。
春菊の下ごしらえ(下処理)や下茹での方法についてです。
春菊は、特有の味や食感が魅力的な食材なので、そうした特徴をほど良く残すために、短時間でさっと茹でるのがおすすめです。
また、茎と葉を時間差で茹でることもとても大切です。
ほうれん草などの葉物全般に言えることですが、葉と茎とでは火の通りやすさが異なります。
ですから、火が入りにくい茎の方だけを先に湯に入れて、そのあとに葉の付いた上半分も湯にひたすと、全体が美味しく仕上がります。
材料
春菊 | 1束 |
塩 | 小さじ1程度 |
茹で方
- ① 春菊(1束)の茎の汚れた部分を少し切り落とします。
- ② ボールにためた水の中で春菊を2〜3回ゆすり洗いして汚れを落とし、流水を当ててきれいに洗い流します。
茹でる前の下処理
春菊の茎が太い場合は、茎の下の部分がやや硬いことがあります。
硬そうな場合は、その部分も含めて少し切り落として使ってください。
なお、春菊がとても汚れている場合は、あらかじめ5分ほど水に浸しておくと、泥が落ちやすくなります。
参考:春菊の洗い方
- ③ 鍋にたっぷりの湯を沸かし、塩(湯1リットルあたり小さじ1)を加えます。
塩を加えて茹でる
春菊を塩茹ですると、色良く仕上がります。
また、アクが抜けやすくなるので、苦味やエグミが和らぎます。
- ④ 春菊の葉の部分を手で持ちながら、茎だけを湯に浸して、30秒ほど茹でます。
- ⑤ 全体を湯に浸して、さらに20〜30秒茹でます。
葉と茎を時間差で茹でる
春菊は、葉と茎の火の通りやすさが違うので、時間差で茎から茹でます。
茎から茹でると、全体が均一に茹で上がります。
まずは、葉の部分を手でつかみ、茎だけを湯に入れて、30秒ほど茹でます。
30秒経ったら、全体を湯に浸し、さらに20〜30秒茹でます。
トータルの茹で時間は1分くらいです。
- ⑥ 春菊が茹で上がったら鍋から取り出して、たっぷりの冷水にひたし、水の中で茎の切り口を揃えます。
- ⑦ 春菊の茎の方を上に向けて、水気を手で絞ります。
冷水にさらして水気を絞る
茹でた春菊を冷水に浸すと、色止めの効果があるので、緑色が鮮やかに出ます。
また、苦味も和らぎます。
なお、水気を絞る際の力の加減は、お料理やレシピによって変わってきます。
シンプルにお醤油(だし醤油)と鰹節をかけて食べるのなら、みずみずしさを適度に残すために、水気を軽く絞るといいです。
- ⑧ 春菊を横にしてまな板の上にのせ、茎の方から食べやすい長さ(好みの長さ)に切ります。
茹でた春菊は、おひたしにして食べてもいいですし、胡麻和えやナムルにしても美味しいです。
茹でた春菊の冷蔵・冷凍保存
なお、茹でた春菊は、冷蔵保存で3〜4日ほど日持ちします。
もし食べきれない場合は、冷凍することも可能です。
小分けにしてラップで包んだうえで保存袋に入れて冷凍すると、1ヶ月ほど日持ちします。
加熱調理する時は、解凍せずにそのまま使えますし、おひたしなどにして食べたい場合は、自然解凍かレンジで解凍するといいです。
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