
鶏胸肉を柔らかく茹でる方法をご紹介します。
調理科学の専門家 佐藤秀美さんが考案した、茹で鶏(鶏ハム)のレシピです。
使うのは、安い胸肉。
作り方も超簡単です。
胸肉に片栗粉をまぶし、沸騰した湯に入れ、フタをして火を止めて1時間放置するだけです。
パサパサしがちな鶏むねが、柔らかくジューシーに仕上がりますよ。
(一部情報元:日本テレビ「世界一受けたい授業」2016年4月9日放映、フジテレビ「ホンマでっかTV」2017年5月17日放映)

「茹で鶏」のレシピです。
材料
鶏むね肉 | 1枚 |
片栗粉 | 適量 |
水 | 鶏肉の重さの3~4倍※ |
※下の文中参照。
鶏胸肉を柔らかく茹でる方法

まず、鶏むね肉(1枚)に片栗粉(適量)を万遍なくまぶします。
片栗粉をまぶす理由
鶏むね肉に片栗粉を万遍なくまぶすと、旨味を逃すことなく、しっとり柔らかく仕上げることができます。

次に、水を鍋に入れて火にかけます。
水の量は、鶏むね肉の重さの3〜4倍です。(4倍がおすすめです。)
たとえば、250gのむね肉だったら、250g×4=1,000g(1,000ml)の水を使います。

湯が沸騰したら、鶏むね肉を入れ、完全に湯に浸します。

そして、すぐにフタをして火を止め、そのまま1時間置きます。
余熱で火を通すのがコツ
湯の余熱を使うと、70度くらいの低温で鶏肉を調理することができるので、まったくパサパサしません。
しっとり柔らかくてジューシーな茹で鶏ができます。

完成した茹で鶏は、作り置きおかずにするのもおすすめです。
切らずにぴったりラップをして、冷蔵庫に入れると、3〜4日くらい日持ちします。
そのまま食べてもいいですし、ほぐしてサラダや和え物などの具材にしてもいいです。何にでも使えて便利です。

この茹で鶏は、味付けを一切していないので、お好みで自由に味を変えられます。
上の写真は、8分で作れる「パクチーオイル」をかけています。
ポン酢で食べても美味しいですし、わさび醤油やからし醤油も合います。
ちなみに、茹でる前に、あらかじめ塩(適量)を揉み込んでおくと、鶏肉自体にも味が付きます。
あるいは、保湿効果のある砂糖を一緒に揉み込むのも良いと思います。
また、湯にコンソメやめんつゆを加えて茹でてもいいです。
鶏肉に味が付くと同時に、残った湯をスープとして飲むことができます。
薄く開くと時短になる
ところで、この茹で鶏は、湯に浸す時間が1時間かかりますが、この待ち時間を短縮したい場合は、むね肉をあらかじめ薄く開いて使うといいです。