かるかんは卵白を加えて作ると独特のふかふかとした軽い食感がでるようですが、もともと日本で古くから作られている「かるかん」は、卵白を加えずに作っていたようです。
郷土料理の本でこのことを知り、卵白を使わずにかるかんを作ってみたくなりました。
今日は、卵白を使わずに「かるかん」を作ってみました。
卵白を使わないかるかん
上新粉 | 100g |
長芋 | 100g |
グラニュー糖 | 75g |
水 | 100g |
桜の花の塩漬け | 適量 |
粒あん | 180g |
- 長芋は酢水にさらしてすりおろす。
- 長芋・グラニュー糖・水をよく混ぜ、上新粉をふるい入れる。よく混ぜる。
- マフィン型にアルミカップをのせ、1の生地を大さじ1程度入れる。
- 餡30gを丸め少し平たくして、2の上にのせる。1の生地を餡の上にかぶせる。さらにその上に桜の花を飾る。
- 蒸気の上がった蒸し器で約15分蒸したらできあがり。
市販の「かるかん」を基準にすると、出来上がったものは、とても「かるかん」と呼べるものではありません。
生地はまるで団子のよう。軽やかな食感はありません。
でも長芋が入っているので、冷めても柔らかく、深い味わいがあります。
美味しい「まんじゅう」が出来ました。
昔ながらの「かるかん」は、今食べられているものとはだいぶ違ったものだったようです。
私がイメージする、かるかんらしい「かるかん」を作るには、やはり卵白を加える必要がありそうです。
ちなみにこちらのページで、卵白を加えたレシピを紹介しました。とてもかるかんらしく仕上がりましたよ。