
吉野家の牛丼のレシピを2品ご紹介します。
2品とも、吉野家風の牛丼を自宅で手軽に再現できるよう考案されたレシピ。
考案したのは、サイゲン大介こと、お笑いコンビ「うしろシティ」の阿諏訪泰義さんと、料理家の稲垣飛鳥さんです。
サイゲンさんの吉野家風の牛丼は、3種類の顆粒だしを利かせたレシピになっていて、甘さは控えめ。
玉ネギにはシャキシャキとした歯ごたえがあります。
稲垣さんの吉野家風の牛丼は、ハチミツを使うのが特徴で、醤油の他に、めんつゆや顆粒だしで味をととのえます。
ハチミツのはっきりとした甘さがあるので、味は、全体的に濃厚。
また、玉ネギはトロトロで、牛肉によく馴染んでいます。
どちらの牛丼も美味しいですが、吉野家の牛丼の味に近いのは、サイゲン大介さんのレシピだと感じました。
吉野家風のさっぱりめの牛丼を食べたい場合は、サイゲン大介さんのレシピ。
濃厚な味の牛丼を食べたい場合は、稲垣さんのレシピというように使い分けるといいと思います。
それぞれの牛丼の作り方を詳しくお伝えします。
(一部情報元:日本テレビ「得する人損する人」2016年1月7日放映、日本テレビ「ヒルナンデス」2013年4月24日放映)
サイゲン大介さんの牛丼

まず最初に、サイゲン大介さんの「吉野家の牛丼」のレシピをご紹介します。
サイゲンさんは元プロの料理人で、料理を味見するだけで、その味を忠実に再現する才能をお持ちとか。

サイゲンさんによると、吉野家の牛丼は、かつおだし・昆布だし・中華だしの3種類の顆粒だしで、再現できるそうです。
中華だしが入るところはちょっと意外ですが、サイゲンさんいわく、吉野家の牛丼を食べたときに後味として残る「牛の脂っぽい味」を、家庭で最も簡単に再現できるのが中華だしなのだとか。
また、吉野家の牛丼を食べたときに感じるフルーティーな香りを、白ワインで再現するそうです。
肝心の牛肉は、国産ではなく、外国産を使います。
国産だと、どうしても味が上品過ぎてしまうようです。
そして、仕上げに加える玉ネギは、さっと5分煮る程度にとどめ、吉野家の牛丼の玉ネギの、シャキシャキとした食感を出します。
それでは「吉野家の牛丼」のレシピをご紹介します。
材料
外国産の牛バラ薄切り肉 | 200g |
玉ねぎ | 100g |
ご飯 | 2人分 |
紅しょうが | 好みで適量 |
水 | 350cc |
かつおだし※ | 小さじ2 |
昆布だし※ | 小さじ1 |
中華だし※ | 小さじ1 |
白ワイン | 大さじ2 |
砂糖 | 大さじ1と1/3 |
醤油 | 大さじ1と1/2 |
- いずれも顆粒だしを使用する。
作り方
- 玉ねぎを縦に1センチ厚に切る。
- 鍋に水を入れて沸かし、かつおダシ・昆布ダシ・中華ダシ・白ワイン・砂糖・醤油を加える。
- 牛肉を1枚ずつ広げながら加え、フタをして、沸騰しない程度の弱火で10分煮る。
玉ねぎを加え、フタをして弱火で5分煮る。 - ご飯を器に盛り、3をのせる。好みで紅ショウガを添えたらできあがり。
写真をもとにレシピを説明します。

【工程1】
まず、玉ねぎ(100g:1/2個)を縦1センチ厚に切ります。

【工程2・3】
次に、鍋に水(350cc)を入れて沸かし、顆粒かつおだし(小さじ2)・顆粒昆布だし(小さじ1)・顆粒中華だし(小さじ1)・白ワイン(大さじ2)・砂糖(大さじ1と1/3)・醤油(大さじ1と1/2)を加えます。
そして、牛バラ薄切り肉(200g)を1枚ずつ広げながら、煮汁の中に入れます。(上の写真)

牛肉をすべて入れ終えたら、フタをして、沸騰させない程度の弱火で10分煮ます。
牛肉は加熱し過ぎると硬くなるので、弱火でじっくり火を通します。

続いて、玉ねぎを加えます。

そして、フタをして、弱火でさらに5分煮ます。
玉ねぎは、シャキシャキ感を残すため少し厚めに切り、短時間でさっと火を通します。

できあがりは、玉ねぎが少ししんなりします。

【工程4】
ご飯を器に盛り、牛肉をのせ、好みで紅しょうが(適量)を添えたら完成です。
この牛丼は、玉ねぎの食感が本物とそっくりです。
また、甘さ控えめのさっぱりとした味付けも、吉野家の牛丼を彷彿とさせます。
少し違うと思う点は、かつおだしの風味が比較的しっかり感じられるところ。
でも、全体的にはとても良く似ています。
当サイトが紹介している数ある牛丼の中では、一番、吉野家にそっくりですよ。
続いて、稲垣飛鳥さんの再現レシピをお伝えします。
稲垣飛鳥さんの牛丼

こちらは、稲垣飛鳥さんの「吉野家の牛丼」のレシピです。

材料
アメリカ産牛薄切り肉 | 150g |
玉ねぎ | 1/2個 |
水 | 200cc |
ご飯 | 2人分 |
薄口醤油 | 大さじ1 |
濃口醤油 | 大さじ1 |
顆粒だし | 小さじ1 |
白ワイン(甘口) | 大さじ2 |
はちみつ | 大さじ1と1/2 |
しょうがの絞り汁 | 少々 |
めんつゆ | 小さじ1 |
作り方
- 玉ねぎを1センチ厚のくし切りにする。
- 鍋に水を入れ、玉ねぎだけを中火で5分煮る。
- 牛肉とAを加え、さらに5分煮る。
- ご飯を盛り、3をかけたらできあがり。
写真をもとにレシピを説明します。

【工程1】
まず、玉ねぎ(1/2個)を1センチ厚のくし切りにします。

【工程2】
次に、鍋に水(200cc)を入れ、玉ねぎだけを中火で5分煮ます。

【工程3】
続いて、アメリカ産牛薄切り肉(150g)とAを加えます。
Aは、薄口醤油(大さじ1)・濃口醤油(大さじ1)・顆粒だし(顆粒和風だし:小さじ1)・白ワイン(甘口:大さじ2)・はちみつ(大さじ1と1/2)・しょうがの絞り汁(少々)・めんつゆ(小さじ1)です。

そして、さらに5分煮ます。

【工程4】
最後に、ご飯(2人分)を盛り、牛丼の具をかけたら完成です。
稲垣さんの牛丼は、ハチミツの存在感がはっきりとしていて、濃厚な味が特徴です。
お肉はやわらか。
おつゆをたっぷりと吸い込んでいてジューシーです。
また、玉ねぎはトロッと柔らかい食感に仕上がっています。
こってりとした甘い牛丼がお好みの方におすすめです。

ところで、当サイトでは、牛丼のレシピを他にもご紹介しています。
その中で特に人気が高いのは、こちらの「牛丼」です。
味付けはシンプルで、めんつゆと醤油と砂糖とみりんだけ。
簡単に作れるレシピでありながら、ほどよい甘みとコクのあり、とても美味しいです。
リンク先もぜひご覧ください。