ピーマンの肉詰めのおすすめ基本レシピをご紹介します。
中華の人気店「美虎」のオーナーシェフ、五十嵐美幸さんが考案した「ピーマンの肉詰め」。
日本テレビの「ヒルナンデス」で話題になりました。
このレシピの特徴は次の3つです。
ピーマンの肉詰めのレシピと聞いて、お肉とピーマンが剥がれやすいので苦手と思う方もいらっしゃるかもしれません。
でも、このレシピだったら大丈夫。
肉の詰め方や焼き方など、随所に工夫が凝らされていて、ピーマンから肉だねがはがれ落ちにくくなっています。
また、肉だねは、ふわっとした食感に仕上がります。
刻んだ大豆の水煮を肉だねに練りこむのがポイント。
パン粉なしで作るレシピになっています。
さらに、ピーマンのほど良い食感も魅力の一つです。
ピーマンの肉詰めを加熱する場合、ひっくり返しながら両面に火を通すレシピも多いと思いますが、こちらはピーマン側に直接は火を通しません。
ですから、ピーマンの食感がちょうど良い具合に残り、それがまた美味しいんです。
このピーマンの肉詰めは味付けが濃厚なので、ご飯のおかずにもぴったり。
夕食の献立にもおすすめです。
また、冷めても柔らかいので、お弁当にもいいですよ。
(一部情報元:日本テレビ「ヒルナンデス!」2019年2月18日放映)
ピーマンの肉詰めのレシピ
「ピーマンの肉詰め」のレシピです。
全工程は、後ほど写真をもとに説明します。
ピーマン | 3〜4個 |
豚ひき肉 | 200g |
大豆水煮 | 60g |
玉ねぎ | 1/4個 |
サラダ油 | 大さじ1 |
片栗粉 | 大さじ1+少々 |
こしょう | 少々 |
醤油 | 大さじ1/2 |
鶏ガラスープ(有塩) | 150cc |
おろしにんにく | 小さじ1 |
醤油 | 大さじ1 |
オイスターソース | 大さじ1 |
砂糖 | 大さじ1 |
- ピーマンを縦半分に切り、ヘタとタネを取り除く。内側に片栗粉(少々)を振る。
- 玉ねぎをみじん切りにし、片栗粉(大さじ1)を混ぜる。大豆を粗く刻む。
- 豚ひき肉とAをボールに入れ、よく混ぜる。さらに2を加え、よく混ぜる。
1のピーマンにしっかり詰め、肉の表面に片栗粉(少々)をまぶす。 - タレの材料を混ぜる。
- フライパンにサラダ油を熱し、3の肉の方を下にして焼く。
焼き目が付いたらBを加え、フタをして2分加熱する。
フタを外し、汁気を飛ばしながら軽く煮詰めたらできあがり。
写真をもとにレシピを説明します。
ピーマンの肉詰めの作り方
【工程1】
まず、ピーマン(3〜4個)を縦半分に切り、ヘタとタネを取り除きます。
ピーマンのヘタを取り除くときは、付け根の果肉部分をちゃんと残します。
そうすることで、ピーマンがカップ状になり、形状が安定するので、詰めた肉が取れにくくなります。
次に、ピーマンの内側に片栗粉(少々)を振ります。
片栗粉は、指で塗るように内側に万遍なくたっぷり付けます。
そしてその後に、ピーマンをひっくり返して、余分な片栗粉を落とします。
ピーマンの内側に片栗粉を付けると、詰めた肉がはがれにくくなります。
【工程2】
続いて、玉ねぎ(1/4個)をみじん切りにし、片栗粉(大さじ1)を混ぜます。
そして、大豆水煮(60g)を粗めに刻みます。
玉ねぎに片栗粉をまぶすと、玉ねぎの水分を閉じ込めることができるので、ジューシーに仕上がります。
【工程3】
次に、豚ひき肉(200g)とA(こしょう:少々、醤油:大さじ1/2)をボールに入れ、よく混ぜます。
続いて、大豆と玉ねぎ(片栗粉を混ぜたもの)を加え、よく混ぜます。
これで、ピーマンに詰める肉だねができました。
肉だねに大豆を混ぜると、肉がふっくらと仕上がります。
五十嵐さんによると、肉だねに大豆を混ぜると、お肉のふっくら感が増すそうです。
次に、肉だねをピーマンにしっかりと詰めます。
肉だねは、少し盛り上がるくらいまでたっぷり詰め込みます。
肉だねをピーマンの奥までしっかり詰めると、肉が剥がれにくくなります。
肉だねを詰めたら、肉の表面に片栗粉(少々)を手でまぶします。(写真右)
【工程4】
次に、タレの材料を混ぜておきます。
タレの材料は、鶏ガラスープ(有塩:150cc)・おろしにんにく(小さじ1)・醤油(大さじ1)・オイスターソース(大さじ1)・砂糖(大さじ1)です。
鶏ガラスープは、鶏ガラスープの素を水に溶かして使っても美味しいです。
ピーマンの肉詰めの焼き方
【工程5】
続いて、フライパンにサラダ油(大さじ1)を熱し、ピーマンの肉詰めの肉の方を下にして並べます。
このピーマンの肉詰めは、肉の方を下にして、一切ひっくり返さずに焼きます。
そうすると、肉がピーマンからはがれにくくなります。
このピーマンの肉詰めは、肉の方を下にしたまま、最後までひっくり返しません。
ちなみにひっくり返して焼くと、ピーマンから水分が出るので、肉が剥がれやすくなります。
肉の面に焼き目が付いたら、あらかじめ混ぜておいたタレを加えます。
そしてフタをして、2分ほど加熱し、中まで火を通します。
2分経ったらフタを外し、汁気を飛ばしながら軽く煮詰めます。
これで完成です。
出来上がったピーマンの肉詰めは、タレをしっかりと吸い込んでいます。
お味の方は、オイスターソースの旨味を活かした中華風。
濃厚で本格的な味がお家で楽しめます。
また、肉だねはふんわり柔らか。
それを程良い歯応えのピーマンが包み込んでいて、食感のコントラストがとてもいいです。
肉だねがギュウギュウに詰まっているので、食べ応えも十分です。
そのまま食べても勿論いいですし、熱々のご飯にのせて食べるのも美味しいです。
調理も簡単なので、ぜひ試していただきたいレシピです。
ピーマンの肉詰めの冷凍保存

保存期間は1ヶ月ほど。
冷凍する際には、1個ずつラップでぴったり包み、保存袋に入れてください。
詳しくは「ピーマンの肉詰めの冷凍保存」をご覧ください。
ピーマンの肉詰めのレシピあと1品
最後に、ピーマンの肉詰めのおすすめレシピをあともう2品ご紹介します。
ピーマンの肉詰め和風煮込み
「ピーマンの肉詰め」
1品めは、作り置きにぴったりなピーマンの肉詰め。
このピーマンの肉詰めは、焼くのではなく、軽く煮込むのが特徴です。
しばらく置くと、和風だしの味が染みて、ぐっと美味しくなります。
ケチャップを隠し味に使うので、旨味がしっかりしていて、日持ちもします。
保存期間は、冷蔵で5日ほど、冷凍で1ヶ月です。
ピーマン豚ひき肉玉ネギ片栗粉コショウ塩トマトケチャップだし汁醤油酒みりん
「ピーマンの肉詰め」
このレシピの最大の特徴は、ピーマンにタネを詰める工程を省いていること。
フライパンに敷き詰めたタネの中に、ピーマンをギュッと入れ込んで焼き上げます。
ピーマンの肉詰めを大量に作る際に、このやり方を知っておくと便利です。
また、みじん切りにしたナスと玉ねぎをたっぷり加えてかさ増しするので、材料費も節約できます。
野菜をふんだんに使っている分、味はさっぱりめ。
ボリューム満点ですが、食べやすいので、ペロッとたいらげてしまいます。
ピーマン片栗粉サラダ油豚ひき肉ナス玉ネギ卵塩コショウパン粉中濃ソースケチャップ
以上、ピーマンの肉詰めのおすすめレシピを3品ご紹介しました。
どれもとても美味しいですよ。