大根とひき肉を具材にした、中華風のおかずの作り方をご紹介します。
ご飯と相性抜群な、大根麻婆のレシピ。
豆腐の代わりに大根を使い、豚ひき肉とともにピリ辛に仕上げた、コク旨な味のお料理です。
ダブルの醤が美味しさのコツ
調理のコツは、豆板醤と甜麺醤をダブルで使うことです。
豆板醤の辛みと甜麺醤の甘みを合わせることで、味わい深さが大幅にアップします。
また、最後にごま油を回しかけるのもポイントの一つです。
ごま油の香りに誘われて、良い感じに食欲が刺激されますよ。
材料
豚ひき肉 | 200g |
大根 | 300g(1/4本) |
長ねぎ | 50g(1/2本) |
生姜 | 6g |
にんにく | 6g |
塩 | 小さじ1/4 |
サラダ油 | 小さじ1 |
ごま油 | 小さじ1 |
豆板醤 | 小さじ2 |
甜麺醤 | 小さじ2 |
鶏ガラスープの素 | 小さじ1/2 |
砂糖 | 小さじ1/2 |
醤油 | 小さじ1 |
酒 | 大さじ1 |
水 | 350ml |
片栗粉 | 小さじ1 |
水 | 大さじ1 |
作り方

まず、大根(300g:1/4本)の皮をむきます。
大根の皮は、主に煮物などを作る際には、味や食感を均一に仕上げる目的で厚めにむく場合がよくあります。
でも、このレシピでは、大根を小さめに切るうえに中華風のしっかりめの味付けをするので、普通に薄めにむけばOKです。

皮をむいた大根は、1.5センチの角切りにします。

そして、大根をボールに入れ、塩(小さじ1/4)を揉み込み、5分ほど置きます。
大根に塩を揉み込む
大根は、短時間の加熱調理では中まで味が染みにくいうえに、切り口がツルンとしているので、表面にも味が絡みにくい食材です。
そのため、下味を何もつけずに大根を加えると、ひき肉との味の濃さの違いが際立ちやすくなります。
そこで、このレシピでは、あらかじめ薄っすらとした塩味を付けて、お料理全体に一体感を出しています。

次に、長ねぎ(50g:1/2本)を粗みじん切りにして、生姜とにんにく(皮をむいたものを6gずつ)をみじん切りにします。

そして、材料AとBをそれぞれ混ぜておきます。
材料Aは、鶏ガラスープの素(小さじ1/2)・砂糖(小さじ1/2)・醤油(小さじ1)・酒(大さじ1)・水(350ml)。
Bは、片栗粉(小さじ1)と水(大さじ1)です。

続いて、フライパンにサラダ油(小さじ1)を引き、豚ひき肉(200g)・生姜・にんにく・豆板醤(小さじ2)・甜麺醤(小さじ2)を入れます。

そして、中火で炒めます。

豚肉の色が変わったら、大根と、混ぜておいたAを加えます。
大根から水分が出ていたら、水分ごとボールの中身をすべて加えてください。

そして、軽く混ぜます。

続いて、フタをして、10分ほど煮ます。

10分煮たらフタを取り、水分が多い場合は軽く飛ばします。
水気が多く残っていたら、次の写真くらい飛ばしてみてください。

水気が少なくなったら、長ねぎと、よく混ぜたBを加えます。

そして、すぐにヘラで混ぜてとろみをつけます。

最後に、火を止めて、ごま油(小さじ1)を回しかけたら完成です。
ごま油を最後に加えて、よい香りを立たせます。

麻婆といえば豆腐を使うのが王道ですが、今回のように大根で代用するのも、かなりおすすめです。
小さく角切りにした大根は、中まで十分に火が通っていて、とても柔らかな食感。
口に入れると、ジュワッとジューシーなおつゆが溢れ出て、旨辛なひき肉とともに、とても美味しくいただけます。
また、この大根麻婆は、辛さを少し控えめにしてあります。
本場の麻婆豆腐のような刺激的な辛さはなく、それでいて旨味とコクは十分にあるので、パクパクと箸が進みます。
熱々のご飯によく合いますよ。
日持ち:冷蔵保存で3日ほど